サブレンジャークロニクルEPISODE1全ての始まり第2話「ドギーにとっての宿敵、ウニーガ襲来!そしてドギーに仲間も現れる!」
前回のあらすじ
休暇を取ってデカベースから流浪の旅をするために行動を開始したデカマスターことドギー・クルーガー。そしてドギーはデカベースにいるスワンに何処に行くのかを伝える訳でも無くデカベースから出発していたために心配したスワンからかかってきた電話で宛のない旅をしながら必ず帰ってくる事を約束して電話を切るのだった。そんな中、ドギーの目の前に謎の男が現れ、ドギーに戦いを挑んだ。その謎の男はガイソーグという戦士に変身した。ガイソーグと戦うためにドギーはデカマスターに変身して戦い、エンシェントブレイクを打ち返すためにデカマスターは銀河一刀流奥義ベガインパルスを放ち、ガイソーグを撤退させた。
ドギー「ガイソーグ…か…あいつ、中々の強さだったな…」
ドギーはガイソーグとの戦いの後、新たな街を目指して旅を再開した。そんな中、ドギーの携帯にスワンから連絡が入った。
ドギー「参ったな…スワンか…もしもし?」
スワン「もしもし、ドギー?大丈夫なの?」
ドギー「何がだ、スワン?」
スワン「またなにかに巻き込まれてるんじゃないの?」
ドギー「まさか…そんな訳ないだろ、心配するな、スワン。」
スワン「そう?ならいいんだけど。あ!そういえばさっき銀河警察署からお達しが来たんだけど。」
ドギー「お達しだと?」
スワン「ええ、ウニーガが脱獄して様々な惑星を攻撃してるらしいのよ!」
ドギー「ウニーガが脱獄を?」
スワン「ええ。様々な惑星を攻撃したから銀河警察署から指名手配と捜査協力が頼まれてバンとテッツ、ホージーが宇宙刑事達と協力して探してるみたいなのよ。」
ドギー「ギャバン達か。彼らが一緒ならバン達もなんとかなるだろ。」
スワン「でもドギーも気をつけてよ、狙われる可能性あるんだから!」
ドギー「分かったよ、ありがとう。またなにか分かったら教えてくれ、スワン。」
スワン「了解。じゃあね!」
ドギー「ああ。」
そしてスワンとの連絡を終えたドギーは一抹の不安を考えていた。
ドギー「ウニーガか。とんでもなく厄介なやつが脱獄したもんだ。やはり俺を倒すために出てきたって訳か。」
ゲド星人ウニーガ。かつてはアブレラ傭兵軍団の一員としてデカレンジャーやデカマスターに戦いを挑み、ハイパーマッスルギアを使ったものの最後はデカブレイクによって倒されたはずのウニーガがどんな手を使って脱獄したのかは一切分からないが再びドギーの首を狙っていることだけは間違いなかったのだった。そしてそんな事を考えながら歩くドギーに対してどこからか斬撃が飛んできた。
?「クロスバースト!」
ドギー「ウワーッ!今の攻撃…ま、まさか!」
ウニーガ「見つけたぞ、ドギー・クルーガー!」
ドギー「ウニーガ!やはり貴様だったか!」
ウニーガ「ドギー・クルーガー。貴様を倒してもう一度アブレラ傭兵軍団の復活の狼煙を上げさせてもらうぞ!」
そう告げて現れたウニーガに対してどこからともなく謎の声が響いた。
?「そこまでだ。ゲド星人ウニーガ。」
ウニーガ「誰だ、貴様は!」
ラクレス「様々な惑星に現れては強者だけを切り捨てる貴様の行動。もう見過ごせないな。」
ウニーガ「だから貴様は誰だと言っている!」
ラクレス「私はラクレス・ハスティー。影の守護者だ。」
そう告げてラクレスはドギーの隣に並び立った。
ラクレス「大丈夫か?」
ドギー「ああ。あいつは私を狙っている。もし良ければ君の力を貸してくれないか?」
ラクレス「私もそのつもりだ。奴を止めるぞ。」
そしてラクレスは懐からオージャカリバーZEROを取り出した。
『オオクワガタ(Oh-QuaGod)!』
ラクレス「王鎧武装」
『ロード・オブ・ザ~、ロード・オブ・ザ、ロード・オブ・ザ・シュゴ~ッド!』
『オオクワガタオージャー!』
ラクレスはオオクワガタオージャーに変身した。
ドギー「エマージェンシー!デカマスター!フェイスオン!」
デカマスター「百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬!デカマスター!」
ドギーは懐から取り出したマスターライセンスでデカマスターに変身した。
デカマスター「ディーソードベガ!」
そしてデカマスターはディーソードベガを取りだしてゆっくりとウニーガの元に歩き出すとオオクワガタオージャーもまたゆっくりとウニーガに近付いた。
ウニーガ「イーガソードの斬撃に耐えれるものか!」
そう告げてウニーガはイーガソードによる斬撃を受け止めるとオオクワガタオージャーはオージャカリバーZEROによる一撃を繰り出した。
ウニーガ「な、何?」
オオクワガタオージャー「ジュゴッダムの民は倒せても私にその剣さばきは通用しない!」
デカマスター「俺にも効かんぞ!ハアッ!」
そしてかつて戦ったことがあるデカマスターもまたディーソードベガによる斬撃でウニーガにダメージを与えたのだった。
ウニーガ「なるほど。あの時のドギーではないのか。ならば!」
そう告げて空を舞い急降下しながらのイーガソードによる一撃をかわせなかったデカマスターとオオクワガタオージャーは吹き飛ばされたのだった。
デカマスター「なるほど…やつも学習しているのか?新たな戦い方を。」
オオクワガタオージャー「それで我らの民を切り捨てたのなら…貴様だけは許さん!」
ウニーガ「吹き飛ばされた貴様に何が出来るという!ハアッ!」
そしてウニーガは追撃のようにイーガソードによる連続斬撃でデカマスターとオオクワガタオージャーを追い詰めていくのだった。
デカマスター「まさか…ここまでとは。」
オオクワガタオージャー「ハア…ハア…さすがは強者…か…」
ウニーガ「終わりだ!クロスバースト!」
デカマスター「その攻撃を待っていた!ベガトルネードスラッシュ!」
ウニーガのクロスバーストに合わせてデカマスターは奥の手とも言えるディーソードベガを回転させ、剣圧が巻き起こす竜巻で動きを封じてベガスラッシュを放つベガトルネードスラッシュでウニーガを吹き飛ばした。
ウニーガ「な、なんだと!」
オオクワガタオージャー「私を忘れられては困るな。ハアッ!」
そしていつの間にか目の前に立ち塞がっていたオオクワガタオージャーによる連続斬撃を受けたウニーガは地面を転がるのだった。
ウニーガ「ウワーッ!な、なめやがって!」
オオクワガタオージャー「一気に決めてやるとするか。」
『オージャチャージ!』
『ロードフィニッシュ!』
オオクワガタオージャー「これで終わりだ!ハアッ!」
ウニーガ「ウワーッ!」
そしてオオクワガタオージャーの必殺技であるロードフィニッシュを喰らったウニーガは片膝を着くがデカマスターに対して何かを仕掛けようとしていた。
デカマスター「お前は終わりだ!ウニーガ!」
ウニーガ「その距離!貰ったぞ!」
そう告げてウニーガは空を舞いながら一回転するとイーガソードにエネルギーを纏わせた。
ウニーガ「ウニーガダイナミック!」
デカマスター「ウワーッ…なんてな!」
ウニーガ「な、何?受け止めただと?」
デカマスターはウニーガダイナミックによる大ダメージを避けるために同じタイミングでディーソードベガの先端を使って攻撃を受け止めていた。
デカマスター「今度はこちらの番だ!ベガスラッシュ!」
ウニーガ「グハーッ!」
そしてベガスラッシュを喰らったウニーガは地面を転がりながら立ち上がった。
ウニーガ「今日はこのくらいにしてやる!だが覚えておけよ、貴様らを倒そうとしているのは俺だけじゃない!ガイソーグの意志に従って集まっているんだからな!」
そう告げてウニーガが姿を消すとドギーとラクレスは変身解除した。
ドギー「さっきは助かったよ。私はドギー・クルーガー。君は?」
ラクレス「私はラクレス・ハスティー。シュゴッダムの民のためにも私は貴方に協力しますよ。」
そう告げてドギーとラクレスは固い握手を交わした。一方その頃、アバレキラーこと仲代壬琴はかつて戦ったエヴォリアンの幹部、ガイルドンの姿を見ていた。
ダイノマインダー『どうした?人間。』
壬琴「あいつ、まさか…アスカじゃないだろうな?」
to be continued…