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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第3話「黎明編Ⅱ:グレア復活!」

前回は桜井景和様と吾妻道長様が現在の仮面ライダータイクーンこと田村保乃様、仮面ライダーバッファこと小林由依様と出会ったお話をして下さいました。そんな中、サロンに一瞬だけ姿を見せたギロリさんはかつてデザイアロワイヤルを開いた最悪のゲームマスター、コラスさんがヴィジョンドライバーを盗み出したためにそれを奪還するために行動を開始したのでありました。

ギロリ「コラス、何処にいる!クソっ、あんな奴にゲイザーのヴィジョンドライバーを盗まれたと知れれば最近ニラムの後任でやってきたあの男に文句を言われそうだな。」
そんな事を呟きながらデザイア神殿から転送されながら地上でコラスを探していたギロリの元にあの男がやって来た。
?「やっぱり運営の中で何かあったんだね?父さん。」
ギロリ「やっぱりお前も調査をしていたのか?英寿。お前の後継者は今もなお控え室にいるというのに。」

英寿「大丈夫だよ、父さん。あの子には俺が直接戦場に連れていかなきゃいけない理由があるからね。」
ギロリ「そうか。」
英寿「それで、何があったか教えてくれるか?父さん。」
ギロリ「ああ。時間は今から遡る事数時間前、何者かが地下の保管庫の警報音を鳴らしたからなんだ。」
英寿「何者か?誰だよ、その何者かって?」
ギロリ「それはお前も知っている人物だよ。かつてデザイアロワイヤルからの刺客としてお前達の前に立ちはだかった男だ。」
英寿「まさか!仮面ライダーシーカー、轟戒真か!」
ギロリ「ああ。」
そんなギロリの語りから舞台は遡ること数時間前、ゲームマスターとして休憩をしていたギロリが急に休憩室にまで聞こえる位の大音量で鳴り響く警報音にたまらず自身の部屋にいたギロリは急いで地下の保管庫にいくとそこに1人の男が倒れていたのだった。
ギロリ「お前は轟戒真!なんでお前がここにいるんだ?おい、しっかりしろ!何があった?」


戒真「お前はギロリ、今のゲームマスターか。」
ギロリ「何があった?」
戒真「コラスだよ。あいつが俺に運営の力を貸してやるとか言ったから付いて行ったらあの野郎、俺を気絶させやがって!その上で運営のドライバーまで盗んでいきやがった!それよりも唯衣は大丈夫か?」
ギロリ「唯衣?」
戒真「俺がシーカーの力を受け継がせる事にした武元唯衣だよ!」
ギロリ「ああ、彼女ならまだ控え室にいるから大丈夫だ。」
戒真「そうか。なら良かった。頼む、コラスを止めてくれ。」
ギロリ「分かった。任せておけ!」
そして、ギロリはツムリがいるサロンに一瞬だけ顔を出し、コラスを止めることを伝えた後に再度保管庫にやって来てグレアのヴィジョンドライバーを手にしてデザイア神殿から地上へとやって来たのだった。
ギロリ「これが事の顛末だ。」
英寿「なるほどな。それで父さんはたまたまこの近くにいるかもしれないコラスを探していたって事か。」
ギロリ「ああ。そういう事だ。」
そんな事を話していると何処からかコラスの声がしたのだった。

コラス「ギロリ!お前にヴィジョンドライバーは返さないぞ!そして、お前の相手はコイツらだ!」
そう叫んだコラスに導かれるように現れたのは2体のジャマトだった。
ジャマト「ジュラピラ…ヘンシン!」
『ジャマト!』
ジャマト「ジュラピラ…ヘンシン!」
『ジャマト!』

そして、2体のジャマトライダーはギロリに襲いかかろうとするがそこに英寿が立ちはだかるのだった。
ギロリ「英寿。」
英寿「ここは俺に任せて父さんは早くコラスを追って!」
ギロリ「良いのか?」
英寿「ああ。創世の神に任せておけ!」
ギロリ「頼んだぞ、英寿!」
そう告げてコラスを追ったギロリに攻撃をしようとしたジャマトライダーに声をかけたのは英寿だった。
英寿「おい!お前達の相手はこの俺だ!」
『デザイアドライバー!』
『MARKⅨ』
『SETIGNITION』
英寿「変身!」
『REVOLVEON』
『DYNAMITEBOOST』
『GEATSⅨ』
『READY--FIGHT!!!!!』


ギーツ「さあ、ここからがハイライトだ!」
そして、ギーツⅨがゆっくりとジャマトライダーに近付くのだった。
『ギーツバスターQB9』
ジャマトライダー「ジャー!」
ギーツ「お前の攻撃など効かない!ハアッ!」
ジャマトライダーのパンチとキックの同時攻撃に対してギーツⅨは手をかざすと鐘の音と共に柱で攻撃を防ぐと共にその柱から飛び上がって勢いよく2体のジャマトライダーをギーツバスターQB9で切り裂くのだった。
ジャマトライダー「ジャー!」
ギーツⅨ「甘い!ハアッ!」
ジャマトライダー「ジャー!」
ギーツⅨ「創世の神を舐めてもらっちゃ困るな!ハアッ!」
今度はジャマトライダーのパンチを軽くいなしてギーツバスターQB9で切り裂き、もう1体のジャマトライダーのキックを華麗にかわすと共に強烈なキックを繰り出し、2体のジャマトライダーを吹き飛ばすのだった。
ギーツⅨ「まずはこいつだ!」
『BOOSTCHARGE』
『BOOSTTACTICALBREAK』
ジャマトライダー「ジャー!」
ギーツバスターQB9のブーストチャージャーを引いてブーストチャージし、青い円形のエネルギーを発生させ、超パワーを纏ったギーツバスターを投げつける豪快な技を食らったジャマトライダーは爆散した。
ジャマトライダー「ジャー!」
『JYA-JYA-JYASTRAIKE』
ギーツⅨ「お次はこいつだ!」
『DYNAMITEBOOSTTIME』
『BOOSTⅨVICTORY』
ギーツⅨ「終わりだ!ハアッ!」
ジャマトライダーの必殺技であるジャジャジャストライクを創世の力で受け止めると共にブーストスロットルレバーを2回引き「ダイナマイトブーストタイム」を発動時に青いオーラを纏ったライダーキックを放ち、それを食らったジャマトライダーも爆散したのだった。そして、変身を解除した英寿は空を見ながらギロリに応援を送るのだった。
英寿「頑張れよ、父さん!」
そして、そんな応援が聞こえたかどうかは分からないが、遂にギロリは逃げ回っていたコラスを追い詰めたのだった。
ギロリ「そこまでだ、コラス!お前はもう逃げられはしないぞ!」
コラス「ふざけるなよ、ギロリ!誰からの指示で俺の元に辿り着いたかは知らないがお前の思い通りになると思うな!」
ギロリ「お前が連れて来た轟戒真を裏切ってまでゲイザーになりたいのか!」
コラス「お前に関係ないだろ!あいつが勝手にこの世界に来てあいつが勝手にこの俺に騙されただけだろ!あんな奴が俺のデザグラ以外でデザ神にはなれないんだ!だったらあんなやつを切ってまで俺自身が最強のゲームマスターになればいい!このヴィジョンドライバーを使ってな!」
ギロリ「残念だよ、コラス。」
コラス「何が残念だ、ギロリ!」
ギロリ「お前にはゲームマスターを務める権利はない。よってお前からゲームマスターの資格を剥奪する!」
コラス「ゲームマスターの資格を剥奪するだと?お前、何様のつもりで俺に指図をしてるんだ!」
ギロリ「新しいデザグラを守る正義のゲームマスターとしてだ!」
コラス「うるさい!黙れ、黙れ、黙れ!何が正義のゲームマスターだ!だったらお前を消して俺だけのデザイアグランプリ、いや新たなデザイアロワイヤルを開催する!」
そう叫んだコラスは腰にヴィジョンドライバーを装着したのだった。
『VISIONDRIVER』
『GAZER2,LOGIN』
コラス「変身!」
『INSTALL』
『INNOVATION&CONTROL,GAZER2』

ゲイザー2「さあ、来い!」
ギロリ「覚悟しろよ!コラス!」
『VISIONDRIVER』
『GLARE,LOGIN』
ギロリ「変身」
『INSTALL』
『DOMINATEASYSTEMGLARE』

グレア「行くぞ!」
そして、お互いに走り出したグレアとゲイザー2だったがお互いのパンチが相討ちとなり離れて今度はゲイザー2のキックを交わして強烈なキックとパンチを放ったグレアの攻撃をくらってゲイザー2は吹き飛ばされたのだった。
ゲイザー2「ふ、ふざけやがって!ハアッ!」
そして、5基のドミニオンレイを発射するとグレアもまた5基のヒュプノレイを発射したのだった。
グレア「お前みたいな下手くそにそいつは使えない!」
そして、ヒュプノレイとドミニオンレイが撃ち合っている中、再び格闘戦に持ち込むもののゲイザー2の格闘は全くグレアに当たらないのだった。
ゲイザー2「なぜ、私の攻撃が当たらないんだ!」
グレア「お前と俺の戦闘能力の差だよ!ハアッ!」
そして、グレアの連続攻撃をくらったゲイザー2は地面を転がると共に空を舞っていたドミニオンレイをロープのように繋げて電撃と共に振り下ろすのだった。
ゲイザー2「終わりだ!」
グレア「食らうか!」
そして、グレアもまた5基のヒュプノレイを呼び戻してバリアで防いだのだった。
ゲイザー2「なぜだ、なぜお前に勝てないんだ、ギロリ!」
『DELETE』
そう叫んだゲイザー2はプロビデンスカードを1回スラッシュすると共にドミニオンレイで五角形のフィールドを展開してドロップキックを放つのだった。
ゲイザー2「終わりだ!」
グレア「言ったろ。お前の攻撃は当たらないとな!」
そして、再びヒュプノレイのバリアを使って弾き飛ばしたグレアはゲイザー2に対してプロビデンスカードを1回スラッシュしたのだった。
『DELETE』 
グレア「お前が終わりだ!」
ゲイザー2「ウワーッ!」
強力な回し蹴りを食らったコラスは変身解除すると共に変身を解除したギロリからヴィジョンドライバーを奪還されてしまうのだった。
コラス「返せ、ギロリ!返せよ!」
ギロリ 「これはお前のものでは無い。よって返してもらう。そして正義のゲームマスターとして命じる。消えろ!」
コラス「ふざけるな、ギロリ!ふざけるな!ウワーッ!」
まるで断末魔を上げるかのようにコラスは姿を消したのだった。そして、何処からか姿を現した英寿から労われるのだった。
英寿「上手くいったんだね、父さん。」
ギロリ「ああ。お前がアシストしたおかげだ。ありがとう、英寿。」
そう告げるとギロリは姿を消したのだった。そして、その背中に英寿は狐のポーズをしたのだった。そして、地下の保管庫にやって来たギロリはヴィジョンドライバーを保管ケースに入れると共に鍵をかけたのだった。
ギロリ「これで良しと。」
?「何がこれで良しだ。お前が始めた下らないデザイアグランプリのせいでこんな失態を犯したんだろ!お前のデザイアグランプリにはリアリティがない!今すぐ撤退しろ、ギロリ!」
ギロリ「はあ、またお前か。お前がニラムの代わりに入った事で運営がおかしくなり始めたんだ。俺はそれを変えるために奔走しているだけなんだがな。ミハル!」
ミハル「お前がやっているデザイアグランプリのテーマはなんだ。」
ギロリ「愛と正義、そして理想と夢を叶える。それが俺の新たなデザイアグランプリだ!」
ミハル「下らない!お前が何をしようと勝手だが次もこんなミスがある限り我々は介入させてもらうからな!」
ギロリ「介入か。だが、これだけは伝えておく。参加者のリタイヤや失格は俺の判断で決めさせてもらう。もし、それでもお前がゲイザーとして立ちはだかるなら容赦はしない。もちろんお前らがリガドとリガドΩになるのも許さないからな。ヒラク、トジル。」
ヒラク「なんだと!」

トジル「ふざけるなよ、ギロリ!お前、私たちに楯突く気か!」

ギロリ「当たり前だ。新時代のライダーを守り抜く。それが俺の息子、英寿との約束だからな。」
そう告げるとギロリは保管庫から姿を消したのだった。
ヒラク「どうすんだよ、ミハル!また黒ツムリでも作るか!」
トジル「まだ早いだろ。我々に反旗を翻した事を理解させないとな、あの男に。だろ?ミハル。」
ミハル「ああ。あいつが守り抜こうとしている新世代のライダーは俺が全て消してやる。そしてギロリ、お前が絶望した後でお前を消してやる!あんたも参加するだろ?チラミ。」
チラミ「わ、私は知らないわよ!勝手に巻き込まないでちょうだい!」

そう告げたチラミもまた姿を消した。そして、ミハルはゆっくりと行動を開始する準備を始めるのだった。
ミハル「お前は…黎明編で終わりだ!ギロリ!」
To Be Continued















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