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仮面ライダー龍騎~ラストバトル~第2話「ナイト、再始動」

前回のあらすじ
仮面ライダー龍騎こと城戸真司はデザイアロワイヤルの戦いから数年後、櫻坂46のメンバーである森田ひかるのマネージャーとして活動していた。そんな中、真司は仮面ライダーナイトこと秋山蓮に呼び出される形でかつて神崎士郎が呼び出した教会に来るように頼まれるのだった。そして教会にたどり着いた真司の目の前に現れたのは北岡秀一の秘書である由良五郎、仮面ライダーゾルダこと北岡秀一、仮面ライダー王蛇こと浅倉威、そして蓮がいた。そこに神崎士郎が現れるとミラーワールドと現実世界の未来をかけた最終決戦を始めることを宣言した。そのルールとしては櫻坂46のメンバーを守りながらミラーモンスターやライダーと戦う事、そして消滅したライダーが守っていたライダーは自身が守ってもいいというルールだった。そんなルールが適用された最中、ひかるがミラーワールドに引きずり込まれるという事件が発生した。そして、ひかるを助けるために教会から飛び出した真司はバイクで現場に急行すると現場の近くの鏡の前にヒカルが所持しているスマホを発見した真司は龍騎のカードデッキを使ってミラーワールドを覗いた。そこにはミスパイダーに連れ去られ、ミラーワールドの中を逃げるひかるの姿を見た真司は仮面ライダー龍騎に変身してミラーワールドに飛び込んだ。するとそこにはライドシューターではなくドラグレッダーがバイクに変形したドラグビークルがおり、それに乗った龍騎はミスパイダーの元に向かい、ミスパイダーを吹き飛ばした。そして、ミスパイダーとの戦闘に突入した龍騎はブランクを全く感じさせない戦いぶりでミスパイダーを追い詰めると必殺技のドラゴンライダーキックでミスパイダーを倒した。そしてひかるを連れてミラーワールドから脱出した真司は龍騎の変身を解除すると共にひかるに自身の正体を明かすのだった。

蓮「はあ…城戸のやつ、上手くやったかどうか。」

仮面ライダーナイトこと秋山蓮は、マネージャー業として田村保乃を担当しているが、保乃の撮影が終わるまで同じ撮影に参加している大園玲のマネージャーをしている仮面ライダーライアこと手塚海之と共に近くのカフェにいた。
手塚「城戸なら何とかするさ。この腐った世界も神崎士郎の事もな。俺の占いが外れたことなんてあるか?」

蓮「いや、無いな。」
手塚「なら城戸を信じるしか俺たちに残された道はないんだよ。」
蓮「フッ、確かにな。」
そんな話をしていると唐突に手塚は語り出した。
手塚「まさか何度も神崎士郎の野望によって消されてきた俺がこのラストバトルにまで呼ばれるとはな。」
蓮「いいじゃないか、別に。お前がこの戦いに参加してくれること…それを俺は望んでいたからな。」
手塚「そうか。相変わらずだな、お前も。」
そんな話をしながらコーヒーを2人で飲んでいると手塚のスマホに玲から連絡が入った。
手塚「どうした、玲ちゃん!何?保乃ちゃんが鏡に引きずり込まれた?分かった、直ぐに秋山を向かわせる!」
蓮「どうした?手塚。」
手塚「秋山…保乃ちゃんがミラーワールドに引きずり込まれた。」
蓮「何?ひかるだけではなく保乃まで…場所は!」
手塚「この近くだ。玲ちゃんに待つように話してある。急げ、秋山!」
そしてカフェから出た蓮は現場へと急いで戻り、玲がいる鏡の前へと向かった。
蓮「大丈夫か、玲?」
玲「蓮さん!保乃ちゃんがいきなり!」

蓮「落ち着け、何があったんだ?」
慌てふためく玲に対して蓮は冷静に諭しながら事情を聞き出した。
玲「あのね…いきなり蜘蛛の糸が保乃ちゃんの首に巻きついて剥がそうとしたら…蜘蛛の怪物が保乃ちゃんを鏡の中に…どうしよう…蓮さん!」
蓮「任せろ、保乃は俺が助ける!」
玲から事情を聞き出した蓮は玲の頭を撫でると鏡の前に立ち、ナイトのカードデッキを鏡の前にかざすと腰にVバックルが現れた。
蓮「変身!」

そして蓮はVバックルにナイトのカードデッキを装填して仮面ライダーナイトに変身した。
ナイト「玲、行ってくる。」
玲「はい!」
そう告げてナイトはミラーワールドに突入するとライドシューターがいるはずの場所には龍騎同様ナイトの契約モンスターであるダークウィングがバイクに変形したダークビークルがいた。
ナイト「これに乗って保乃を助けるか。待ってろよ!」
そしてダークビークルに乗ってナイトは鏡の空間を通り抜けるとミラーワールドの中に突入した。
ナイト「保乃、どこだ!保乃!」
ナイトの必死の呼び掛けに答えるように何処かから保乃の声が聞こえた。
保乃「助けてー!」
ナイト「あっちか!させるかよ!」
そしてナイトはダークビークルを走らせて逃げ惑う保乃を追いかけるディスパイダーを吹き飛ばした。
ディスパイダー「キシャー!」

保乃「な、何?誰?」

ナイト「大丈夫か。」
保乃「は、はい!」
ナイト「早く逃げろ。」
保乃「は、はい!」
そしてナイトの言葉に従うかのように保乃は逃げるがふと聞き覚えのある声に違和感を覚えたのだった。
保乃「あの声…もしかして…蓮さん?」
ナイト「行くぞ、ディスパイダー!」
ディスパイダー「キシャー!」
ナイトに吹き飛ばされたディスパイダーはゆっくりと立ち上がるとナイトに向かって走り出して脚による一撃を繰り出すが、ナイトはその一撃を回避した。
ナイト「お前の攻撃など喰らうわけないだろ!」
ナイトはダークバイザーによる斬撃でディスパイダーの脚にダメージを与えた。
ディスパイダー「キシャキシャ!」
ディスパイダーの脚による強烈な一撃が振り下ろされるがその一撃を回避したナイトはダークバイザーにカードデッキから1枚のカードを取り出して装填した。
『ソードベント!』

ウイングランサー

ナイトはウイングランサーを手にしてディスパイダーに連続斬撃を繰り出した。
ナイト「ハアッ!タアッ!」
ディスパイダー「キシャー! 」
立ち上がったディスパイダーが再び脚を振り下ろす連続攻撃を繰り出したが、それをウイングランサーで受け止めたナイトはディスパイダーの脚を連続で切り捨てていくのだった。
ディスパイダー「キシャー!」
ナイト「ハアッ!タアッ!」
そして脚を失い、動けなくなったディスパイダーに対してナイトは空高く舞い上がると一気に急降下しながらディスパイダーに強烈な一撃を振り下ろした。
ディスパイダー「キシャ」
ナイト「これで終わりだ!」
ひっくり返って動けないディスパイダーに対してナイトはカードデッキから1枚のカードを取り出してダークバイザーに装填した。
『ファイナルベント!』

飛翔斬

ナイト「ハアッ!」
そしてナイトは必殺技である飛翔斬でディスパイダーを倒すことに成功すると保乃を探した。
ナイト「保乃、どこだ!」
保乃「ここですよ、蓮さん!」
ナイト「何故…その名を。」
保乃「その声、蓮さんしかいない!」
ナイト「そうか…確かに俺は秋山蓮であり仮面ライダー…危ない!」
保乃がナイトの正体を話した矢先、目の前に黄金の羽根が無数に現れ、ナイトを攻撃した。
ナイト「ハアハア…この羽根、まさか!」
オーディン「そのまさかだ。仮面ライダーナイトよ。」

ナイト「やはり…あんただったか…オーディン。」
保乃「オーディン?」
ナイト「ああ。20年前のバトルロワイヤル…それに勝ち残った最後の一人だけが戦うことを許されたお前が何故ここにいる!」
オーディン「挨拶だ。」
ナイト「挨拶…だと?」
オーディン「私とあと4人…妨害ライダーをこの戦いに加えた。」
ナイト「何?」
オーディン「そいつらが誰なのか…まずは王蛇とゾルダが戦うだろう。後は追々分かるはずだ。さらばだ!」
そう告げるとオーディンは羽根を撒き散らしながら姿を消した。
ナイト「妨害ライダー…神崎士郎…何を考えてる…」
to be continued…









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