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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第10話「回想編Ⅴ:ジャマトライダーを動かす者達との戦い」

皆様、前回はギロリさんがあらすじを説明していただいたので今回からはまた私、ツムリがあらすじを説明いたします。ギロリさんが言ったようにこの世界にかつて英寿が倒したはずのスエル、ジット、神殺しのメラが復活を果たしました。そしてその狙いが英寿であることを知った私達はなんとかしようと対策を練ろうとしました。そんな中、チラミさんがスエルとジットが姿を消してメラだけが行動していると伝えるとそこに桜井景和様、蔵馬祢音様、吾妻道長様が現れるとギロリさんから話を聞いた道長様がメラ迎撃の為に戦いを挑むも負けてしまいました。そしてメラが道長様にトドメを刺そうとした矢先、そこに謎の金色のギーツが現れました。一方デザイア神殿ではウィンさんがジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを与えた人物がアルキメデルとナッジスパロウである事を話したのでした。

ツムリ「ウィンさん、どういう事ですか?アルキメデルとナッジスパロウ…いや、五十鈴大智様がジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを与えたなんて…」

ウィン「どういう事もなにもツムちゃんだって知ってるだろ?ナッジスパロウはジャマ神になろうとしてその身をジャマトに捧げたって。」

ツムリ「確かに…そんな事もありましたが…でも五十鈴大智様がジャマトライダーにそんな事をしていたなんて…」
祢音「でもウィンさんの話は本当ですよ?」

ツムリ「袮音様。」
弥音「あれは私が天ちゃん、ウィンさんが夏鈴ちゃんを助けて数日後に起きたんです。」
仮面ライダーパンクジャックこと晴家ウィンの話をなかなか鵜呑みに出来なかったツムリだったがそれに反応してデザイア神殿に現れた仮面ライダーナーゴこと鞍馬祢音もまたアルキメデルと仮面ライダーナッジスパロウこと五十鈴大智がジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを渡したことを明かしたのだった。

袮音「それにしてもウィンさんも同じように人を助けていたんですね。」
ウィン「まあな。ただこの子は本物の俺を見て口をあんぐりさせてたけどな。」
夏鈴「…。」

天「夏鈴ちゃん、大丈夫?」

夏鈴「あ…天、大丈夫だよ。ただ目の前にあの晴家ウィンさんがいてびっくりしただけ。」
天「天ちゃんもだよ。まさかあんな場所に袮音ちゃんがいて…それに…」
袮音とウィンを見つめながら話しているとそれに反応した2人がゆっくりと近づいてきた。
ウィン「大丈夫か?夏鈴。」
袮音「天ちゃんもね。」
夏鈴「は、はい。大丈夫です。」
天「天ちゃんも大丈夫です。ただ…」
袮音「ただ?」
天「袮音ちゃんが戦っていた怪物と袮音ちゃんが変身したのがなんなのか。」
袮音「私とウィンさんは仮面ライダーなの。」
夏鈴「仮面ライダー?」
ウィン「ああ、俺達は仮面ライダーとして天や夏鈴が狙われたジャマトと呼ばれる怪人からみんなを守る為に戦ってる。」 
天「ジャマト…」
袮音「でも昨日2人が会ったジャマトはちょっと特殊なジャマトなの。」
夏鈴「特殊なジャマトって?」
ウィン「アイツらはジャマトライダーって言って俺たちみたいに仮面ライダーに変身するジャマトなんだ。」
天「なるほど…そんな怪人と戦っていたんですね。」
袮音「うん。だから天ちゃんのこと私に守らせて欲しいんだ。」
ウィン「俺にも夏鈴を守らせてくれないか?パンクにな。」
夏鈴「は、はい。分かりました。」
天「天ちゃんもお願いします!」
夏鈴と天の疑問に対してウィンと袮音は懐からデザイアドライバーやレイズバックルを見せながら仮面ライダーである事やジャマトの話をした矢先、目の前に2人の人物が現れた。
アルキメデル「おやおや、ジャマトの餌になりそうな人間を見つけたぞ。」

祢音「あんたは…アルキメデル!」
大智「僕の計画を達成するためにはそこにいる人間を…ジャマトに…」

ウィン「全く懲りないね、ナッジスパロウ!」
アルキメデル「おい、早くお前の後ろにいる女を渡せ!」
天「祢音ちゃん。」
祢音「大丈夫だから。」
大智「お前が僕より先にモンスターレイズバックルを使っていた男か。早くその女を寄越しなよ。」
夏鈴「え?」
ウィン「任せな。あんな奴に夏鈴は渡さない。」
夏鈴「ウィンさん。」
そして夏鈴と天を狙うアルキメデルと五十鈴大智の目の前に立ちはだかるようにして祢音とウィンは立ちはだかるのだった。
アルキメデル「別にお前らの相手は俺たちじゃないんだよ!」
大智「そういう事だ!」
そう告げたアルキメデルと大智の背後から2体のジャマトライダーが姿を現した。
ジャマトライダー「ジャマ…」
ジャマトライダー「ジャマ…」

祢音「ジャマトライダー…」
アルキメデル「ただのジャマトライダーだと思うなよ!」
そしてアルキメデルは2体のジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを渡した。
ジャマトライダー「ジャマ…」
『SET FEVER』
『GOLDEN FEVER』
『JACK POT』
『HIT GOLDEN FEVER』

ジャマトライダー「ジャマ…」
『SET FEVER』
『MONSTER』
『HIT FEVER MONSTER』

アルキメデルが与えたフィーバースロットレイズバックルを使ったジャマトライダーはフィーバーブーストフォームとフィーバーモンスターフォームに変身した。
祢音「またそんな力使って…許さない!」
ウィン「全くだ。お前らジャマトサイドはいつまで経ってもムカつく奴らだぜ!」
そしてウィンと祢音は腰にデザイアドライバーを装着した。
『デザイアドライバー!』
『SET』『SET FEVER』
『MONSTER』
ウィン「変身!」
『MONSTER』『HIT』
『FEVER MONSTER』
パンクジャック「よし、どっちが本当のフィーバーモンスターか決めようじゃねぇか!」

ウィンは仮面ライダーパンクジャックフィーバーモンスターフォームに変身するとジャマトライダーフィーバーモンスターフォームの目の前に立ちはだかった。
祢音「だったら私はあんたと勝負よ!」
『デザイアドライバー!』
『SET』『SET FEVER』
祢音「変身!」
『BEAT』
『BEAT』『HIT』
『FEVER BEAT』

ナーゴ「さあ、行くよ!」
祢音は仮面ライダーナーゴフィーバービートフォームに変身するとジャマトライダーフィーバーブーストフォームの目の前に立ちはだかるのだった。

パンクジャック「来い!」
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
そしてジャマトライダーはパンクジャックに向かって走り出すと強烈なパンチを繰り出すがパンクジャックはグローブでその一撃を受け止めたのだった。
パンクジャック「甘いな、ハアッ!」
そしてジャマトライダーの一撃をはじき飛ばしたパンクジャックは的確にジャマトライダーに対してパンチでダメージを与えていくのだった。
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
地面に倒れ込んだジャマトライダーは立ち上がるとパンクジャックに強烈なパンチを連続で繰り出したが、パンクジャックはその一撃をグローブで受け止めると強烈なパンチを連続で繰り出したのだった。
パンクジャック「ハアッ!オラッ!」
ジャマトライダー「ジャマー!」
そして強烈なパンチでジャマトライダーを吹き飛ばすと壁にたたきつけられたジャマトライダーはふらつきながらも立ち上がった。
ジャマトライダー「ジャマ!ジャマ…」
パンクジャック「おいおい…まだやるってのか?パンクだな、ジャマトの癖に!」
ジャマトライダー「ジャマ!」
『MONSTER STRIKE』
ジャマトライダーはモンスターレイズバックルを起動してモンスターグローブのエフェクトで殴りつける必殺技を発動した。
パンクジャック「グハッ…やるな!だが…本当に強いのは俺様だ!」
『HYPERMONSTER VICTORY』
パンクジャック「ハアッ!オラッ!タアッ!」
パンクジャックはモンスターレイズバックルを起動して星形エフェクトを両手足に纏って殴ったり蹴ったりと打撃を与えるハイパーモンスタービクトリーでジャマトライダーを倒した。

ナーゴ「よし、行くわよ!」
ナーゴはビートアックスを手にしてジャマトライダーに向かって走り出し、強烈な斬撃を繰り出したがジャマトライダーはブーストパンチャーによる噴射攻撃でナーゴを吹き飛ばした。
ジャマトライダー「ジャマー!」
ナーゴ「キャー!な、何…この力。英寿のよりも強い!」
そして立ち上がったナーゴは再びビートアックスによる連続斬撃を叩き込んだ。
ナーゴ「ハアッ!タアッ!」
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
ナーゴの連続斬撃を喰らって地面を転がったジャマトライダーは立ち上がると共に急接近するとブーストパンチャーによる噴射攻撃でナーゴを吹き飛ばした。
ナーゴ「や、やっぱり…前より強くなってる!」
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
そして立ち上がったナーゴに対してジャマトライダーは再びブーストパンチャーによる噴射攻撃を発動しようと近付いた次の瞬間、ナーゴはビートアックスのエレメンタドラムを操作した。
『ROCK FIRE』
ナーゴ「これを喰らいなさい!ハアッ!」
『TACTICAL FIRE』
ジャマトライダー「ジャマー!」
インプットリガーを押したナーゴは火炎に変化した音を帯びた強力な斬撃を放つのだった。
ジャマトライダー「ジャマー!」
そしてタクティカルファイアを喰らって地面を転がったジャマトライダーは立ち上がると走り出し、再びブーストパンチャーによる噴射攻撃を放とうとしたが、ナーゴはエレメンタドラムを2回叩いた。
『FUNK BLIZZARD』
ナーゴ「次はこれよ!ハアッ!」
インプットリガーを押したナーゴは冷気に変化した音を帯びたビートアックスを突進しながら振り回し、ジャマトライダーの足元を凍結させた。
ジャマトライダー「ジャマ…ジャマ!」
ナーゴ「一気に畳み掛ける!ハアッ!」
足元が凍結したジャマトライダーが何とかして脱出を試みる姿を見たナーゴはエレメンタドラムを2回叩いた。
『METAL SUNDER』
ナーゴ「逃げれると思わないで!」
『TACTICAL SUNDER』
ナーゴはインプットリガーを押して雷に変化した音を周囲に放ちながら青白い雷をジャマトライダーに落とした。
ジャマトライダー「ジャマー!」
タクティカルサンダーを食らって地面を転がるジャマトライダーの目の前に立ちはだかったナーゴは必殺技の体勢に入った。
『GOLDENFEVER VICTORY』
ナーゴ「これで終わりよ!ハアッ!」
そしてナーゴはビートアックスをかき鳴らし、胸部のファンダチェスターで音量を上げてDJのようなエフェクトでジャマトライダーを倒した。
パンクジャック「やったな、ナーゴ!」
ナーゴ「なんとかなったね、ウィンさん!」
パンクジャック「ああ、それにしても夏鈴は何処だ?」
ナーゴ「天ちゃんもいない!」
戦いに勝利した2人が夏鈴と天を探そうとした矢先、夏鈴と天の悲鳴が聞こえた。
夏鈴「助けて!」
天「嫌だ、怖い!」
パンクジャック「こっちだ!」
ナーゴ「天ちゃん、夏鈴ちゃん!」
アルキメデル「おっと動くなよ。」
大智「お前もだ、パンクジャック。」
パンクジャック「アルキメデルにナッジスパロウ…なんの真似だ!」
アルキメデル「なんの真似?こいつらをジャマトの餌にする!」


そう告げてアルキメデルは古代魚ジャマトに姿を変えて天を連れ去った。
ナーゴ「天ちゃん…」
大智「パンクジャック…貴様が持つモンスターレイズバックルを明け渡したら彼女は返そう。そして貴様を消す!」
パンクジャック「お断りだ!腐りきったお前をぶん殴ってでも夏鈴は俺が助ける!」
夏鈴「ウィンさん…」
大智「残念だよ。こうも簡単に交渉が決裂するとはね!」

そして大智はマーレラジャマトに姿を変えると夏鈴を連れ去った。
パンクジャック「夏鈴!クソッ…ふざけやがって!」

ウィン「これがあの日…俺たちの目の前で起きた出来事さ。」
ツムリ「でも…お2人を助け出したんですよね?」
祢音「うん。今度はその話…」
ギロリ「昔話をしているところ申し訳ないが…ジットが動き出した。」
祢音「え?」
ウィン「メラの次はジットかよ…」
to be continued…













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