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とある科学の一方通行第1話「悪とは何なのか?」

お知らせ 今作は私の作品では中々見ない画像が出て驚くとは思いますが原作を再現して書いていますということをお知らせします。

とある街にある学園都市。その学園都市にある病院にとある人物からの指示の元、何者かが侵入しようとしていた。
?「対象が不可侵指定箇所に逃げ込んだ。次の行動の確認を講う。撤退か続行か…続行の場合新規の手続きは必要か?」
?「必要ない、目的を完遂せよ。ただし患者には手を出すな。患者に手を出さなければ問題は発生しない。」
?「了解!突入する!」
謎の人物は謎の男からの指示に従い、病院内部へと潜入した。一方内部では何かから逃げ惑うようにパーカーの帽子を被りながら逃げる女性がいた。
?「十二辰虫式カモフラージュ!?」
美月「チッ!やっぱりまだ追ってきてる!当該日に新規の入院患者があった部屋は…」

詳細が全く分からない女性である山下美月が部屋を探している頃同じ病院の203号室では学園都市第1位である一方通行(アクセラレータ)こと山田悠太が入院しており、病室で本を読んでいた。
悠太「…。」
そして悠太が入院する病室に謎の追っ手から逃げる美月が飛び込んで来た。
美月「違う!」
しかし、悠太の部屋には美月が探している人物はいなかった。しかしその人物の写真を持っていた美月は勇気を出して悠太に尋ねた。
美月「聞きたいことがあるのだが少しいいか?」
悠太「…」
美月「人の命がかかっているんだ。知っていたら教えて欲しい。この子がどの病室にいるか…」
そう告げて美月が写真を懐から取り出そうとした瞬間、背後で物音がしたために美月は振り返るとそこには銃を構えたあの追っ手がいた。
美月「あの子を助ける為にまだ捕まる訳にはいかない!」
そして美月は懐からナイフを取り出して追っ手に襲いかかるが、追っ手はその一撃を回避した。
美月「かわされた!」
そして背後から手刀による一撃を受けた美月は意識を失い、床に倒れた。
?「目標確保、撤収する。」
そして美月を回収した追っ手は謎の人物に報告するとこの病室にいる人物の正体に驚く事になるのだった。
?「白い髪…赤い目…まさか…こいつ…!第1位か!そういえば第1位が暗部と交戦して怪我をしたと聞いていたが…」
追っ手は影から悠太を狙うが悠太は全く銃口を向けられているにも関わらず無反応だった。
?「無関心をよそおい面倒を回避しようとしているのか?クズが…クズを粛清するのが俺の仕事だが、今は別の任務中だ。せいぜいその幸運を喜べ!」
そう呟いて追っ手は美月を担いで病室から出ていくと悠太は読んでいた本を閉じた。
悠太「お?うるせぇのはいなくなったか。全部を反射に設定すると音も消えて楽でいい。」
そしてベッドの上で軽く伸びをした悠太は床に落ちていた1枚の写真に気付いた。
悠太「ん?打ち止め(あいつ)の写真?さっきのヤツらか…。チッ!」
そして舌打ちをした悠太は引き出しの上に1枚のノートが置いてありそこには『打ち止め♡一方通行仲良し交換日記 毎日ちゃんと書いてねって モリタはモリタは今から自分の書き込むネタを必死に探してみたり』と書かれたカエルとパンダが描かれたその日記の上に写真を置いた。一方、謎の追っ手は美月を拘束すると謎の人物に連絡をしていた。
?「目標は想定外の相手と接触を図るが…それが目標の計画だったのかは不明。相手は反応せず問題はな…」
そんな連絡を遮るように悠太は謎の追っ手に声をかけた。
悠太「おい。」
その呼びかけに振り向いた謎の追っ手の視線の先にはゆっくりとこちらに歩み寄る悠太がいた。
悠太「ちょっと待てコラ。あー…悪ぃんだけどよその荷物置いてけ。ちょっと聞きてぇ事があんだよ。」
悠太は拘束された美月を指さしながら説得する悠太に対して銃を構えた謎の追っ手は叫んだ。
?「何だ?貴様、何を…」
その言葉を遮るかのように悠太はまた話し出した。
悠太「三下に聞きてぇ事はねぇ。」
そして謎の追っ手は銃を構えて悠太に叫んだ。
?「嘗めるなよ。警備員(アンチスキル)は能力者相手を前提に組織された部隊だ。お前らみたいなモンスターチャイルドを躾けるのも…また我々の任務!」
そう告げて謎の追っ手が放った銃弾が窓ガラスにヒビを入れても悠太は笑いながら近付いた次の瞬間、反射の力で窓ガラスを割りながら謎の追っ手を吹き飛ばした。
悠太「俺が撫でてやってる間にどっか行け。」
そう告げてゆっくりと歩み寄る悠太に謎の追っ手は怒りをむき出しにしながらスイッチを押した。
?「き、貴様!許さんぞぉ!!」
そして謎の爆発とともに悠太の目の前に謎の兵器が現れた。
悠太「なんだこりゃあ。サンタクロースにでもおねだりしやがったかぁ。」
悠太は謎の兵器を見上げていると謎の追っ手は悠太に声をかけた。
?「一方通行。お前について我々はよく知っている。あらゆるベクトルを操り全ての攻撃を無効化するどころか…反射し自らの武器とする事が出来る能力者。学園都市最強の頭脳と戦闘力を持つ存在…だが…それも昨日までの事だ!」
謎の追っ手の挑発に悠太は怒りを爆発させた。
悠太「はぁ?」
?「能力者にとって脳は量子論に基づく能力を使用するための最も重要な器官…それをお前はとある事故で傷つけた。もう以前のように能力は振るえないだろう。」
悠太「……」
?「悪は容赦なく滅ぼす。それがDAの教義(ドグマ)。」
悠太「DAだぁ?」
DA隊員「悪の愚かさを思い知るがいい!」
そんな事をDA隊員が告げると謎の兵器からエネルギーが生み出された。
悠太「能力だと?このちっぽけな機械に人が乗ってやがるのか?」
そして謎の兵器からエネルギーが放たれ周囲が大爆発を巻き起こした。
悠太「チッ」
DA隊員「驚いたか?」
悠太「またぞろ飽きもせず悪趣味なこと始めたみてぇだな、学園都市は。」
DA隊員「学園都市ではない。我らDAの成果だ!」
悠太「おいおい、学園都市の番犬ふぜいがふんぞり返ってんじゃねぇよ。飼い主様に叱られるぜ?」
DA隊員「番犬?言い得て妙だな。我らは学園都市の悪のすべてに喰らいつく猟犬だ。悪の全てはDAによって切り裂かれる。」
悠太「ハッ!ヒャハハハハ!悪を齧るのがそんなに好きか?ヒーロー様よぉ!ならお前の前に立っているこの俺に齧りついてみろ?俺という悪を噛み砕いてみろ?出来ねぇなら自分の腕にでも噛み付いてやがれ。どうせ同じ味だ、俺に比べりゃ随分と薄味だろうがなぁ!」
そう叫んだ悠太に対してDA隊員は反論した。
DA隊員「俺たちを…貴様と一緒にするな!」
悠太「あーめんどくせぇ。」
DA隊員「まぁいい。さて反射はまだ使えるようだがその能力いつまで意地出来るか試してやろう!」
悠太「自慢のおもちゃなのはわかったがよォ俺が反射が使えなくなるまで待つ理由はねぇよなァ。だから1秒でぶっ殺す!」
そう告げて悠太は足元を地面に叩きつけると地割れが引き起こされた。
DA隊員「な…なんだこの力は…脳を損傷してなおこれほどの…!?」
謎の兵器に抱えられて地割れから脱出したDA隊員は片膝をついていた。
DA隊員「まだプロトタイプでは対抗できんか!?」
次の瞬間、悠太が急接近した。
DA隊員「まずい!?俺を守れ!!」
再びエネルギーを放ち、悠太を大爆発に巻き込んだ。
DA隊員「俺が撤退するまでの時間を確保しろ!」
悠太「おもしれぇ…おもちゃを先にぶっ壊せってことかァ!」
悠太は謎の兵器が放つエネルギーに対して突撃した。
悠太「覚悟しやがれ!ハアッ!」
悠太は左腕に反射のエネルギーを纏わせて強烈な一撃を放ちながら回転して謎の兵器に片手をかざして反射のエネルギーを流し込んで謎の兵器を破壊した。
悠太「ん?女か…なんちゅう格好…」
そして破壊された兵器の中から1人の女性が現れた。

しかし、その人物が兵器から落下するとまるで死体であるかのように動かない姿を見た悠太は妹達(シスターズ)を思い出してしまうのだった。
悠太「クソッ…」
そして立ち上がり美月が拘束されていた台を見た悠太は美月がいないことに驚いた。
悠太「逃げやがったか。ったくよォ…冷てぇ…瞳孔反応もねぇ…死体でも詰め込んでやがったのか…?」
悠太は謎の兵器から出てきた女性を調べながら何故死体のような人物を機械に載せていたのかと考え始めた。
カエル顔の医者「警備員にはうまく言っておいたよ。現場の責任者は…」
そしてカエル顔の医者からの報告を受けたとある人物が現場にいる悠太の目の前に現れた。
?「あれは…よう!」
悠太「あぁ?」
?「大変だったじゃんよ。悠太!」
悠太「守屋か。」
警備員の現場責任者として現れた守屋茜は現状判明していることを悠太に話した。
茜「とりあえず分かったことが一つ。お前を襲ったのは正規の警備員じゃない。」


悠太「どういうこった?それにあの死体は一体なんだ?」
茜「久保史緒里、死後三日経過。死体についてはそれほど不自然な点はないな。三日前に川に飛び込んだ自殺者だ。目撃者も多数いる。死体は上がってないけどこうして見つかったわけじゃん。」
そう告げた茜が見ていた久保史緒里の情報を見た悠太は驚いた。
悠太「能力が異能力者(レベル2)だと?」
茜「死体の脳がどうやって能力を使ったのはともかく…悠太の話だとこれが例の機械の仕業だって事だけど…明らかに大能力者(レベル4)は必要じゃんよ?なんかの間違いじゃん?」
茜が尋ねると悠太はゆっくりと立ち上がると手を挙げて現場から立ち去った。
悠太「それを調べんのがオメェらの仕事だろぉが」
茜と別れて病室に帰ってきた悠太は意外な訪問者に驚いた。
悠太「あぁ?オマエは…ちょうどいいオマエに…」
美月「一方通行…いや、山田悠太、あなたに話がある!この子について!」
美月は悠太に対して打ち止めの写真を指さしながら話した。
to be continued…








































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