仮面ライダーエターナル~復活のE~第3話「運命の共闘!仮面ライダースカルとエターナルがロードドーパントを倒すために動き出す!」
克巳「お前、俺とミーナの事を何処で知った?」
荘吉「何処でってお前ら、この裏風都に来てから妙な騒動を起こしていただろ?」
克巳「妙な騒動だと?」
荘吉「ああ。まず大道克己君。君は、この街に来てからとある人物に会っただろ?」
克巳「ああ。万灯雪侍とかいう奴だろ?それがどうかしたのか?」
荘吉「君、彼に勧誘されてなかったか?ハイドープに入らないかと。」
克巳「ああ。だが俺は断った。金も何も払う気のない奴の部下になるつもりは無いってな。それがどうかしたのか?」
荘吉「いや。それが俺と君が起こした騒動の共通点、その1さ。」
克巳「その1だと?まさか他にもあるのか?」
荘吉「ああ。次はミーナさんだ。」
ミーナ「え?私?」
荘吉「ああ。君は確かこの裏風都に飛ばされてからずっと彼の名前を呼んでいたね?」
ミーナ「ええ。だって克巳がこの街にいることを感じたから…それがなんだって言うのよ!」
荘吉「いいや、何も問題は無い。それが大道克己君の新たな行動に繋がったんだ。むしろ好都合さ。」
克巳「好都合だと?どういう意味だ!」
荘吉「それから君はミーナさんが君を探しているという声を聞き取った。そうだな?」
克巳「ああ。どうやらクオークスとNEVER、やはりなにか繋がりがあるのかもな。それかミーナが助けを求める声に俺の心が反応したかって事だ。そして俺はこの街を駆け巡り、ミーナを見つけた。」
荘吉「それさ。それこそが俺と君の共通点その2だ。」
克巳「いちいちめんどくさいやつだな。もっと端的に話せないのか?探偵なんだろ?お前!」
荘吉「なら共通点その3の話をしようか。君とミーナさんが合流した後、君らを新型のドーパントが襲撃しただろ?」
克巳「新型のドーパント…あの道路から出たヤツか!不気味で気持ち悪い、それに何故か奴はミーナを狙っていた。それも関係あるのか?」
荘吉「奴の名前はロードドーパント。俺もあいつを倒すために戦いを挑んだが逃げられてしまった。あと少しの所で道路に溶け込んだヤツを見失ったんだ。」
克巳「待て。お前、まさかあいつが言っていた骸骨の仮面ライダーか?」
荘吉「ああ。それが俺と君の共通点その3だ。そしてこれで君と俺が手を組む理由もできたというわけだ。」
克巳「手を組む理由だと?何を言っている?」
荘吉「俺もこの街に来て万灯のヤツに勧誘されたよ。そしてハイドープ加入を断った。そして俺は自身の情報屋をこの街でようやく見つけた。だがやつもミーナさんのようにロードドーパントに狙われていた。そして俺は助けるために仮面ライダースカルとして戦った。どうだ?これでもお前は俺との共闘を断るのか?」
克巳「なるほどな。お前との共闘の話、受けてやってもいいぞ!ただし、毎回報酬を俺に支払え!それが傭兵である俺との契約条件だ!」
ミーナ「ちょっと、克巳!いくらなんでも失礼だよ!」
荘吉「分かった。約束通り報酬はきちんと払うさ。」
お互いの共通点を理解し、遂に探偵と不死身の傭兵が手を組もうとした次の瞬間、ミーナの悲鳴が探偵事務所に響くのだった。
ミーナ「キャー!克巳!」
克巳「ミーナ!」
ロードドーパント「ヘッヘッヘ!この女は頂いていくぞ!」
荘吉「待て!」
克巳「なめやがって!」
そしてロードドーパントを追いかけようとした克巳と荘吉の目の前に6体のマスカレイド・ドーパントが姿を現したのだった。
マスカレイド・ドーパント「フン!」
克巳「邪魔だ!おらっ!」
マスカレイド・ドーパント「ハアッ!」
荘吉「お前達に構っている暇はない。ハアッ!」
マスカレイド・ドーパント「ヤアッ!」
克巳「しつこいやつだ、どれだけいるんだ!」
マスカレイド・ドーパント「ハイヤー!」
荘吉「これではキリがないぞ。全く!」
マスカレイド・ドーパント「ハッ!」
マスカレイド・ドーパント「セイ!」
2体のマスカレイド・ドーパントを倒した荘吉と克巳だったが残り4体のマスカレイド・ドーパントに苦戦していると扉が開くと共に銃弾が撃ち込まれるのだった。
マスカレイド・ドーパント「グハッ!」
マスカレイド・ドーパント「ウエッ!」
克巳「誰だ!」
荘吉「遅かったな、文音。」
シュラウド「その名で呼ぶなと言ったろ?荘吉!」
克巳「お前の味方か?」
荘吉「ああ。昔からの腐れ縁であり俺の情報屋だ。」
シュラウド「ここは私が引き受けるわ。あなたたちは早く行きなさい!」
克巳「ああ、そうさせてもらうさ。」
荘吉「任せたぞ、文音。」
シュラウド「だからその名で呼ぶなと言っただろ!」
そしてマスカレイド・ドーパントをシュラウドに任せて荘吉と克巳は外に出ると目の前にミーナを人質にしたロードドーパントが姿を現した。
ミーナ「克巳、探偵さん!」
克巳「ミーナ!」
荘吉「待ってろ。すぐに助けてやる。」
ミーナ「うん!」
ロードドーパント「簡単に助けられると思うなよ!」
そう叫んだロードドーパントに対してひるむことなく克巳と荘吉はロストドライバーを装着したのだった。
『エターナル!』
克巳「変身!」
『エターナル!』
エターナル「さぁ、地獄を楽しみな!」
『スカル!』
荘吉「変身!」
『スカル!』
スカル「さぁ、お前の罪を数えろ…」
ロードドーパント「ふざけるな!ハアッ!」
そしてロードドーパントはスカルとエターナルに対して熱のムチによる斬撃を放つが、2人はそれを回避すると共に連続打撃攻撃を叩き込むと同時に一瞬の隙でミーナをエターナルは助け出したのだった。
エターナル「大丈夫か?ミーナ。」
ミーナ「うん。」
エターナル「危ないから離れてろ。」
ミーナ「分かった!」
そしてミーナを遠くに逃がしたエターナルはスカルの隣に立った。
エターナル「またせたな。」
スカル「ああ。行くぞ!」
ロードドーパント「なめるな!ハアッ!」
そしてロードドーパントの指先から撃ち出す高熱弾をエターナルはエターナルエッジで弾き返すとともに接近して連続斬りを放つのだった。
エターナル「お前の攻撃など俺には届かんさ。ハアッ!」
スカル「もちろん俺にもな!ハアッ!」
そしてスカルもスカルマグナムの銃撃でロードドーパントを追い詰めていくのだった。
ロードドーパント「まだだ、まだお前には負けんぞ!」
そして再び熱のムチをロードドーパントは放つがそれを回避したエターナルはエターナルエッジにルナメモリを装填したのだった。
『ルナ!マキシマムドライブ!』
エターナル「こいつを喰らえ、ハアッ!」
そしてエターナルは分身を作り出してエターナルエッジで斬りつけたのだった。
ロードドーパント「グハッ!」
エターナル「お次はこれだ!」
『ユニコーン!マキシマムドライブ!』
ユニコーンメモリをマキシマムスロットに装填してドリル状のエネルギー波を纏わせて強力なパンチを喰らったロードドーパントは吹き飛ばされたのだった。
ロードドーパント「く、クソっ!なめやがって!」
そして再び熱のムチをスカルに放つも、スカルは前転でかわすと共に至近距離でスカルマグナムの銃撃をロードドーパントに放つのだった。
スカル「ハアッ!」
ロードドーパント「な、何故だ!なぜ俺の攻撃が当たらないんだ!」
スカル「さあ、次は俺の番だ。」
エターナル「おい!こいつを使ってみな!」
そう叫んだエターナルはスカルにトリガーメモリを投げ渡したのだった。
スカル「なるほどな、使ってみるか。」
そしてスカルはスカルマグナムにトリガーメモリを装填したのだった。
『トリガー!マキシマムドライブ!』
スカル「くらえ!」
ロードドーパント「ウワーッ!く、クソっ!道路に逃げこめば…逃げられない!」
スカル「残念だったな。お前はどこにも逃げられない。今の銃撃でな。」
ロードドーパントの動きを止めるためにトリガーメモリの追尾機能を使った銃撃で道に逃げ込む力を無効化したスカルはロードドーパントの首を掴むと共にスカルメモリをマキシマムスロットに装填したのだった。
『スカル!マキシマムドライブ!』
スカル「これで終わりだ!ハアッ!」
骸骨のエネルギー波でロードドーパントを吹き飛ばし、そのエネルギー波をキックで蹴り飛ばしたことにより、ロードドーパントに大ダメージを与えたのだった。
ロードドーパント「ウワーッ!も、もう勘弁してくれよ!」
エターナル「許すわけないだろ。バカが!」
そしてエターナルはエターナルエッジにエターナルメモリを装填したのだった。
『エターナル!マキシマムドライブ!』
エターナル「これで終わりだ!ハアッ!」
エターナルメモリの能力でロードドーパントの動きを止めると共にエネルギーを足先に集中して跳び回し蹴りを放つのだった。
ロードドーパント「グワーッ!」
そして、ロードドーパントを倒して変身を解除した荘吉と克巳はミーナの元に向かうのだった。
ミーナ「克巳!」
克巳「もう大丈夫だ、帰るぞ。ミーナ!」
ミーナ「うん!」
荘吉「きっとあっちも片付いてるだろう。行くぞ。」
克巳「ああ。」
そして、鳴海探偵事務所に戻っていく克巳とミーナ、荘吉をビルの屋上から見ていた万灯雪侍はある決意をしたのだった。
万灯「とうとう組みましたか。鳴海荘吉と大道克巳。次なる刺客を送り込む前に私が相手をしてあげましょう。」
そんな事を告げた万灯の手にはガイアメモリが握られていたのだった。