見出し画像

ウルトラマンギンガ~10年越しの逆襲~第11話「由依を狙うかのようにゼルガノイドが地球に襲来!そしてネオフロンティアの英雄、ウルトラマンダイナが地球にやって来る!」

前回のあらすじ
ウルトラマン80こと矢的猛との共闘でバルタン星人を倒すことに成功したウルトラマンギンガこと礼堂ヒカルは秋元康からの依頼で櫻坂46の1期生である渡邉理佐と2期生である藤吉夏鈴が参加したファッションイベントの護衛だった。そして普通に話す理佐とヒカルに対して少し警戒心を抱く夏鈴にヒカルもどう接していいのか迷っていた。そんな中、夏鈴も密かにヒカルと出掛けたいことを話すとヒカルは夏鈴と休みがあったら出かける約束を取り付けると少しだけ仲良くなり、理佐も安心していた。そしてファッションイベントが終わり理佐達を送り届けるために一緒に外に出たヒカルは2人にイベントの感想を話し帰ろうとした次の瞬間、何処からともなく火炎攻撃が放たれるとヒカルは夏鈴と理佐を守るために咄嗟に動いたのだった。そして夏鈴と理佐を助けたヒカルは火炎攻撃を放ったのがキリエロイドⅡであることに気付くと夏鈴と理佐の目の前でギンガに変身すると共にキリエロイドⅡとの戦いに挑むのだった。そしてキリエロイドⅡのタイプチェンジ能力に苦戦していたもののそこに駆けつけたマドカ・ダイゴが理佐と夏鈴、そしてエタルガーとの戦い以来にギンガを助けるべくスパークレンスを使ってウルトラマンティガに変身するとマルチタイプの力でキリエロイドⅡを吹き飛ばすと共にギンガと連携攻撃とタイプチェンジを繰り返しながらキリエロイドⅡを倒す事に成功したのだった。

ヒカル「今日は由依さんの担当か…確か由依さんってるんちゃんと撮影が一緒だったよな…まさか…秋元先生、それを分かった上で俺に由依さんをつけたんじゃないよな…いや、ないない…有り得るわけが無い!」

ヒカルは1人でそんな事を呟きながら櫻坂46の1期生である小林由依の到着を待っていた。しかし、何故か由依のスケジュールを改めて確認したヒカルは撮影の同行メンバーに森田ひかるの名前があることに違和感を抱いていた。何故ならヒカルがウルトラマンギンガである事を知っているのは他ならぬひかるが最初のメンバーだからだった。そしてヒカルは自身がもしも由依に迷惑をかけた瞬間、ひかるはこっそりと信頼している由依にギンガがヒカルだと話してしまうのではないかと考えていたのだった。
ヒカル「はあ…今日は何があるのか不安だな…怪獣なんか出るなよ?頼むから…」
そんな呟きを聞いていたかどうかは分からないが、ヒカルの目の前に由依とひかるが現れた。
由依「何が頼むから出ないでくれなんですか?ヒカルさん!」

ヒカル「あ、由依さん。こんにちは!」
由依「こんにちは。でも後ろの子にも挨拶しないと拗ねちゃうかもよ?」
ひかる「ヒカルさん、私には挨拶してくれないんですね。背が小さいから分かんなかったなんて言い訳、許しませんから!」


そう告げて拗ねてしまったひかるにヒカルは困り果てていた。
ヒカル「誰もひぃちゃんを無視してなんかないよ?由依さんの後にちゃんと挨拶しようと思ったしさ。」
ひかる「本当に?」
ヒカル「ああ、本当だよ!ひぃちゃんも大事な俺の仲間なんだから見捨てる訳ないだろ?」ナデナデ
ひかる「なら、良かったです!」
そしてヒカルの説得により機嫌を良くしたひかるは微笑みながらヒカルを許したのだった。
由依「ヒカルさん、すごいですね。」 
ヒカル「え?」
由依「だってあんなに不機嫌だったひかるちゃんを笑わせたんですから!」
ヒカル「ま、まあね。こんな感じで接したらるんちゃんなら元気になるって分かってますからね。」
ひかる「やっぱりヒカルさんには敵わないな。」
ヒカル「だろ?それよりも急がないと撮影始まりますよ!」
由依「あ、そうだった!」
ひかる「急がなきゃ!」
そしてるんちゃんと由依さんは一緒に雑誌の撮影に向かいました。そしてそれに同行していた俺はついさっきまで俺の目の前でふざけ合っていた姿とは別の姿であるアイドルモードの2人を見る度にやっぱりアイドルは凄いなとつくづく感じさせられました。しかしそんな平穏な時間は2人の撮影が終わり、現場から帰ろうとした矢先にとある出来事に巻き込まれるのだった。最低最悪のあの怪獣によって。

ヒカル「それにしても今日の撮影はまたいつもと違う可愛さを見れて良かったです!」
由依「本当に?」
ヒカル「はい!」
ひかる「ちなみに私もだよね?」
ヒカル「当たり前だろ!るんちゃんも由依さんも最高に可愛かったですよ!」
ひかる「やりましたね、由依さん!」
由依「うん!やっとヒカルさんから可愛いが聞けて嬉しいよ!」
ヒカル「それは何よりです!じゃあ…」
そしてヒカルは由依、ひかると帰ろうとした次の瞬間、ビルに向かって謎のエネルギー波が放たれた。
ヒカル「2人とも危ない!」
ひかる「えっ!」
由依「キャッ!」
そしてビルの窓を破壊したその一撃から2人を守ったヒカルは無事を確認した。
ヒカル「2人とも大丈夫ですか?」
ひかる「う、うん…」
由依「大丈夫です!あ、あれ…何?」
由依の声に反応してヒカルは後ろをゆっくりと振り向いた。
ヒカル「あ、あいつは!」

そこに現れたのはかつてウルトラマンダイナに倒されたはずのスフィア怪獣、ゼルガノイドだった。
ヒカル「ゼルガノイド、なんで奴が!」
由依「ゼルガノイド…そんな…」
ひかる「由依さん?あの怪獣の事知ってるんですか?」
由依「ま、まあ…ちょっとね。」
そんな話をしている最中にもゼルガノイドはゆっくりとヒカル達の元に近づいてきたのだった。
ヒカル「こうなったら仕方ない!」
そしてヒカルは懐からギンガスパークとスパークドールズを取りだした。


由依「ヒカルさん?」
ヒカル「まさか由依さんにまで俺の正体を明かすことになるとは!」
由依「え?」
ひかる「頑張って、ヒカルさん!」
ヒカル「ああ!」
『ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!』
ヒカル「ギンガー!!」

そしてヒカルはウルトラマンギンガに変身するとゆっくりとゼルガノイドの目の前に立ちはだかるのだった。
由依「嘘…ヒカルさんが…ウルトラマンギンガなの?」
ひかる「はい、そうです!」
ギンガ「お前の相手は俺だ、ゼルガノイド!」
ゼルガノイド「ウルトラマン…ユルサン!」
そしてゼルガノイドはギンガに対して強烈なパンチを放つがそれをかわしたギンガがカウンターでパンチを放った。
ギンガ「な、何?」
ギンガのパンチが当たったはずの箇所がスフィアによって自己再生した。
ゼルガノイド「ムダダ」
そう告げてゼルガノイドは強烈なキックを放ち、ギンガを吹き飛ばした。
ギンガ「ハア、ハア…流石はゼルガノイド…やりやがるな!」
ゼルガノイド「オワリダ、ウルトラマン」
そして倒れ込んだギンガに対してパンチを放ったゼルガノイドだったがそれを交わしたギンガは立ち上がると強烈なパンチとキックのコンビネーションを叩き込んだ。
ギンガ「これならどうだ!流石のスフィア…」
ゼルガノイド「アマイナ」
しかしそんなギンガの努力虚しくゼルガノイドに叩き込まれたパンチとキックのコンビネーションで受けたダメージが自己再生したのだった。
由依「ゼルガノイドの弱点…なんだっけ?」
ひかる「由依さん?」
ゼルガノイド「オマエハマケル、オマエハダイナジャナイカラナ」
そう告げてゼルガノイドはギンガに急接近するとパンチとキックのコンビネーションを叩き込むとギンガはひかると由依がいる近くのビルに吹き飛ばされた。
ギンガ「グハッ!ハアハア…クソっ、どうしたらいいんだ…」
そしてゆっくり立ち上がったギンガに対してゼルガノイドは両腕に青白いエネルギーを溜めた。
ゼルガノイド「クラエ!」
ゼルガノイドはそのエネルギーを三日月状のカッターを放つ技であるフラッシュサイクラーを繰り出したが、ギンガはその攻撃を回避した。
ギンガ「さすがにその攻撃は喰らわないぜ!」
そしてギンガは額のクリスタルを紫色に発光させた。
ギンガ「こいつを喰らえ!ギンガスラッシュ!」

ギンガはギンガスラッシュをゼルガノイドに放ち、命中した事で爆発したもののやはりゼルガノイドはスフィアの力でダメージを自己再生した。
ゼルガノイド「ムダダ」
ギンガ「嘘だろ…」
由依「ゼルガノイドの弱点…弱点…」
ひかる「何とか思い出してくださいよ、由依さん!」
由依が必死にゼルガノイドの弱点を思い出そうとしている中、ゼルガノイドは必殺技であるソルジェント光線の体勢に入った。
ゼルガノイド「クラエ!」


ギンガ「ウワーッ!」
そしてゼルガノイドのソルジェント光線を受けたギンガは倒れ込んだ。
由依「ヒカルさん!」
ひかる「起きて、ヒカルさん!」
その声に反応したのかゼルガノイドはひかると由依の方向にソルジェント光線を放とうとしていた。
ゼルガノイド「ダマレ、ニンゲン!」
ひかる「キャー!」
由依「助けて!」
ギンガ「させるか!グワーッ!」
由依とひかるに向けて放たれたソルジェント光線を身を呈して喰らったギンガは再び倒れた。
ひかる「ヒカルさん!」
由依「嘘…起きてください、ヒカルさん!」
ゼルガノイド「オワッタナ、ウルトラマン」
そう告げてゆっくりと2人に近付くゼルガノイドを見て由依はもう一度ゼルガノイドの弱点を思い出そうとするが分からなかった。
由依「ダメだ…分かんない、ゼルガノイドの弱点が…」
ひかる「由依さん…そんな…」
そして2人が絶望した時、何処からか歌が聞こえてきた。
?「♪誰~よりも~なによりも~君だけを守りた~い。いつ~までも~どこまでも~君だけを守りた~い…」
ひかる「何か聞こえる…歌?」
由依「この歌…まさか…まさか!」
そして由依が後ろを振り返るとそこにいた人物を見ただけで涙が溢れたのだった。
由依「グスン…アスカー!」

アスカ「久しぶりだな、由依…おっと!急に抱きつくなよ。まあ、お前の警護を辞めてから会ってないからそうなるか。」ナデナデ
ギターの音色と共に聞こえてきた謎の歌声の正体はネオフロンティアの英雄であるウルトラマンダイナことアスカ・シンだった。そしてアスカはかつて由依をスフィアから守り抜くために警護しながら戦い抜いたあの日々から数年ぶりに再会する事になった。
ひかる「あ、あの…貴方は?」
アスカ「俺はアスカ・シン、ウルトラマンダイナだ。前に由依を守り抜いたことがあってな。何かに呼ばれた気がして久しぶりに地球に帰って来たんだ。」
ひかる「そうなんですね、私は森田ひかるって言います。よろしくお願いします、アスカさん!」
アスカ「ああ、よろしくな。それで…由依、何があった?」
由依「お願い…ヒカルさんを助けて!」
アスカ「ヒカルさん?まさか…ギンガの事か?」
ひかる「会ったことあるんですか?ヒカルさんに。」
アスカ「まあな。前にエタルガーという怪獣と戦った時にな。」
ひかる「そうだったんですね。それでアスカさん?」
アスカ「ん?どうした?」
ひかる「あの怪獣の弱点、分かりますか?」
アスカ「アイツは…ゼルガノイド…ああ、分かるよ!あとは俺に任せてくれ!」
そう告げてアスカはひかると由依にサムズアップを送るとそのままギンガを追い詰めていくゼルガノイドの目の前に立ちはだかると懐からリーフラッシャーを取り出した。
アスカ「ダイナー!!」

そしてアスカはウルトラマンダイナフラッシュタイプに変身してゼルガノイドにキックを叩き込んだ。
ダイナ「大丈夫か?ギンガ!」
ギンガ「ダイナ…助けに来てくれたのか?」
ダイナ「ああ。一緒にアイツを止めるぞ!」
そしてギンガを立ち上がらせようとしたダイナに対してゼルガノイドはフラッシュサイクラーを放った。
ダイナ「俺の真似しやがって!フラッシュサイクラー!」
そしてダイナもフラッシュサイクラーを放ち、ゼルガノイドのフラッシュサイクラーを相殺させるとダイナはストロングタイプに変身した。

ダイナ「ストロングの力でお前を追い詰める!」
ゼルガノイド「ヤッテミロ、ダイナ」 
ダイナ「ギンガ、援護は任せた。」
ギンガ「分かった。」
そしてギンガにサムズアップを送るとダイナはストロングタイプのパワー殺法でゼルガノイドを追い詰めるために走り出した。
ゼルガノイド「ダイナ!ユルサン!」
そしてゼルガノイドのパンチを受け止めたダイナは強烈なパンチでゼルガノイドを吹き飛ばした。
ダイナ「確かに前に戦った時はお前に苦戦したかもしれない。だが今の俺はあの頃とは違う。万全な状態でお前の前にいるんだ!」
ゼルガノイド「ユルサナイ、アノトキノウラミダ」
そして立ち上がったゼルガノイドのパンチとキックのコンビネーションを交わしたダイナは右手に炎を纏わせた。
ダイナ「あの時だと?何十年前の話をしてるんだ!ストロングパンチ!」
ゼルガノイド「グワーッ」
そしてゼルガノイドに渾身のストロングパンチを放ったダイナはスフィアによって自己再生が始まる前にギンガにアシストをするように指示した。
ダイナ「今だ、ギンガ!」
ギンガ「ああ!」
そしてカラータイマーを点滅させながらギンガは額のクリスタルを黄色に発光させた。
ギンガ「喰らえ!ギンガサンダーボルト!」

ゼルガノイド「グワーッ!」
ダイナ「よし、一気に決めてやる!」
そう告げてフラッシュタイプに戻ったダイナはソルジェント光線の体勢に入るも少しずつ自己再生を始めたゼルガノイドもソルジェント光線の体勢に入った。
ゼルガノイド「ハアッ!」
ダイナ「こっちが本物だ!ソルジェント光線!」

そして同じタイミングでぶつかり合ったソルジェント光線はやはり本物であるダイナの方が押し返しゼルガノイドに直撃させた。しかし、致命傷にはならずゆっくりと近づいてきた。
ダイナ「もう一度!ソルジェント光線!」
ゼルガノイド「グワーッ」
ダイナ「まだか。」 
ギンガ「俺も一緒に打てば何とかなるはずだ!」 ダイナ「ああ、いこう!」
ギンガ「るんちゃんと由依さんを傷つけようとしやがって!これで終わりだ、ギンガクロスシュート!」 

ダイナ「ソルジェント光線!ハアッ!」
そしてギンガの必殺技であるギンガクロスシュートとソルジェント光線を同時に喰らったゼルガノイドは爆散した。
ダイナ「シュワッチ!」
ギンガ「シュワッチ!」
そしてギンガとダイナはゼルガノイドが爆散したのを見届けるとお互いに別々の空へと飛んで行き、ヒカルとアスカの姿で対面することになるのだった。
アスカ「君がギンガの正体か。」
ヒカル「はい!礼堂ヒカルです。よろしくお願いします!」
アスカ「俺はアスカ・シンだ。こちらこそよろしくな!」
ひかる「ヒカルさん、今回もありがとうございました!」
ヒカル「どういたしまして。無事で何よりだよ、るんちゃん。それに由依さんも。」
由依「まさかヒカルさんまでウルトラマンだったんですね。」
ヒカル「すいません、こんな形で夏鈴ちゃんや理佐さんに続いて由依さんにまで正体がバレる事になっちゃって。」
由依「理佐も知ってたんだ。」
ひかる「夏鈴ちゃんも?」
ヒカル「ああ、そうだよ。」
そんな話をしているとアスカは由依達に背を向けて歩き出した。
由依「アスカ、何処に行くの?」
ひかる「そうですよ!せっかく会えたのに!」
ヒカル「俺からもお願いします。もう少しだけ由依さんの傍にいてあげてくれませんか?」
アスカ「もしかしたらこうして由依と再会したのもきっとこの世界に何かが起きるからだろうな。分かった、もう少しだけ一緒にいるよ!」
ヒカル「ありがとうございます!」
そしてマドカ・ダイゴに続きアスカ・シンもこの世界に残ることを約束し、ヒカルは強力な仲間を手に入れた。そんな中、この世界にあの男が密かにやって来ていたのだった。
?「美波ちゃん、元気かな?俺が来たらビックリするだろうな!」
to be continued…

次回予告
ウルトラマンダイナことアスカ・シンと交流したウルトラマンギンガこと礼堂ヒカルは小池美波と田村保乃と行動を共にしていた。そして美波と保乃の撮影が終わるとヒカル達の目の前にガンQが出現したためにヒカルはギンガに変身して戦うが苦戦を強いられた。そんな中、美波を守るためにあの男がやって来た!次回ウルトラマンギンガ~10年越しの逆襲~第12話「ガンQ襲来!そしてギンガと美波を助けるためにウルトラマンガイアがやって来た!」

いいなと思ったら応援しよう!