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仮面ライダーガッチャード~未来への約束~第4話「過去への介入!そしてガッチャード誕生!」

前回のあらすじ
仮面ライダーガッチャードデイブレイクこと一ノ瀬〇〇が仮面ライダードレッドこと土田晃之を追って過去の世界に向かった後、未来の世界に残った仮面ライダーヴァルバラドこと黒鉄スパナと仮面ライダーマジェードこと大園玲の目の前に突如として姿を現したレベルXのケミーであるテンフォートレスが攻撃を仕掛けてきた。そして、テンフォートレスが放った砲撃から2人を守るために助けに現れた仮面ライダーウインドこと大園風雅はレベルXのケミーについて研究を続けていたが、急に全てのレベルXのケミーが実体化を果たして逃げ出した為探していたのだった。そんな中、交戦的なテンフォートレスを前にしたスパナ、玲、風雅は仮面ライダーヴァルバラド、仮面ライダーマジェード、仮面ライダーウインドに変身して戦いを挑むのだった。そしてテンフォートレスの大砲による砲弾攻撃に苦戦しながらもウインドの能力を起点にして抜群の連係でテンフォートレスを追い詰めると3人の必殺技を叩き込んでウインドがテンフォートレスを封印することで1体目のレベルXのケミーカードを手にする事が出来た。一方、過去の世界では…。

〇〇「ハアハア…やっと辿り着いたか…俺がまだ高校生であり…ひかるや天、夏鈴、保乃が生きているあの頃の…世界に…」
そう告げて黒いフード付きコートを身に纏った仮面ライダーガッチャードデイブレイクこと一ノ瀬〇〇はまだ仮面ライダーガッチャードになっていないかつての自身に会うために過去の世界の櫻坂高校にやって来た。そして〇〇が見つめる先では不敵な笑みを浮かべながら高校に入る土田を見つけた。
〇〇「待て、土田!」
土田「なんだ、来たのか?一ノ瀬。黙って未来で絶望していればいいものを!」

〇〇「黙れ!お前にこの世界のひかる達は狙わせない!」
土田「なら…俺を捕まえてみるんだな!」
そう告げて走り出した土田を〇〇は追いかけるために走り出した。
〇〇「待て、土田!」
?「あいつは…なるほど…」
そしてその光景を見ていた謎の男の手には金色のキューブと謎のケミーカードが握られていた。
〇〇「土田!何処にいる?土田!クソっ。ん?待てよ、確か俺のクラスはこの近くのはず…」
生徒「キャー!!」
そして他の生徒にバレないように黒いコートから顔を出しながら〇〇が教室に向かおうとすると悲鳴が聞こえたために走り出した。
〇〇「まさか!あそこか!」
そして走り出して教室の中を除くと〇〇の予想通り土田がいたのだった。
〇〇「土田!」
土田「よう、遅かったな。危うくコイツらをケミーにする所だったぞ!」
〇〇「コイツらだと?」
土田の言葉に対して〇〇が後ろを振り返るとそこには過去の〇〇、ひかる、天、保乃、夏鈴、スパナ、玲がいた。
ひかる「どういう事?なんで土田先生が?」

天「意味分かんないよ!ちゃんと説明してよ、先生!」

保乃「そうやで!それにケミーって何?ちゃんと教えてや!」

夏鈴「土田先生…怖いよ」

玲「なんで…なんでこんなことするの?先生!」

スパナ「先生…いい加減にしてくれ…何の真似だ!」

〇〇(過去)「落ち着いて下さい、土田先生!」
土田「どいつもこいつも落ち着け落ち着けと…うるさいんだよ!だったらお前らに真実を教えてやる!俺は今から数年後の未来から来た。貴様ら全員を消し去り…ある人物を絶望させるためにな!」
そして土田は腰にドレッドライバーを装着した。
〇〇「やめろ、土田!ドレッドライバーに意識を奪われるぞ!」
土田「どうなろうが…俺の勝手だ!」
『スチームライナー…』

土田「変身…!」
『ドレッド零式…!』

そして土田は仮面ライダードレッド零式に変身した。
ひかる「え…」
保乃「土田先生?」
天「こ、怖い!」
夏鈴「誰か助けて!」
玲「スパナ!助けて!」
スパナ「助けたいのは山々だが…ヴァルバラッシャーはロッカーの中だ。」
玲「何やってんのよ、こんな時に!」
〇〇(過去)「…。」
〇〇「なるほどな。そういう事か!だったらお前らは俺が助ける!」
〇〇は黒いフード付きコートの中でそう叫ぶと腰にガッチャードライバーを装着した。
『ガッチャードライバー!』
『ホッパー1!』

『スチームライナー!』

〇〇「変身!」
『ガッチャーンコ!スチームホッパー!』

そして〇〇は仮面ライダーガッチャードデイブレイクに変身した。
ドレッド「守るだと?貴様にそんな事が出来るものか!」
ガッチャードデイブレイク「なめるなよ。本気になった俺は例え地獄の果てまででもお前を追いかけてお前が襲おうとする人をこの手で助ける!」
ドレッド「黙れ!ハアッ!」
ガッチャードデイブレイク「時間移動で身体がなまってるぜ?土田!ハアッ!」
ドレッドのパンチを回避したガッチャードデイブレイクはカウンターの要領で強烈なパンチをドレッドに放った。
ドレッド「グハッ!」
ガッチャードデイブレイク「お前を倒して俺は未来に帰る!土田、貴様を連れてな!ハアッ!」
ドレッド「甘い…甘いな。そんな考えだから…あんな結末を作り出すんだよ!」
ガッチャードデイブレイクのキックを掴んだドレッドは天井にガッチャードデイブレイクを放り投げ、落ちてきたタイミングで強烈なキックを繰り出して壁に叩きつけた。
ガッチャードデイブレイク「グハッ!」
ドレッド「ハハハ。どうした?そんなものか!貴様の本気は!」
ガッチャードデイブレイク「まだまだ!ハアッ!タアッ!」
ドレッドが闇を纏った強烈なパンチを放つタイミングでガッチャードデイブレイクは炎を纏ったパンチとキックでドレッドを吹き飛ばした。
ドレッド「グハッ!」
ガッチャードデイブレイク「どうだ?土田!」
そしてドレッドを追い詰めたガッチャードデイブレイクは土田に近づくと背後から声をかけられた。
?「へぇ。楽しそうなことしてるね。君が噂の暁の錬金術師かな?」
ガッチャードデイブレイク「はあ?なんだそれ。それよりお前は…アトロポス…だと?」
アトロポス「へぇ。僕の事知ってるんだ。なら話は早いね。」

ガッチャードデイブレイク「話は早いだと?確か…未来では俺たちの味方…いや過去ではこいつはあいつの手先だったな。」
目の前に現れた冥黒の三姉妹の一人、アトロポスを見たガッチャードデイブレイクは未来の記憶と今が混ざりあったものの事態を理解した。
アトロポス「何をブツブツ言ってるのか知らないけど…僕は君が痛めつけたドレッドに用があるんだ。」
ガッチャードデイブレイク「何だと?」
ドレッド「遅かったな…アトロポス。」
アトロポス「遅れて悪かったね。さあ、暁の錬金術師。君には僕が生み出したケミーとも戦ってもらうよ。」
そしてアトロポスはマンティスマルガムを呼び出した。
マンティスマルガム「覚悟してもらうぞ、暁の錬金術師!」

ガッチャードデイブレイク「この声は…クロトーか。」
マンティスマルガム「なんでそれを知ってるんだ!まあ、いい!まずはあの女からだ!」
ガッチャードデイブレイク「危ない!」
マンティスマルガムはひかるに対して鎌による攻撃を放ち、ガッチャードデイブレイクは盾になりその攻撃を受けた。
ガッチャードデイブレイク「大丈夫か?」
ひかる「あ、はい!」
マンティスマルガム「まだまだ!」
そしてマンティスマルガムは次に保乃と夏鈴に対して斬撃を放ち、立ち上がったマンティスマルガムは再び盾になった。
ガッチャードデイブレイク「グハッ!」
保乃「大丈夫ですか?」
夏鈴「助かった…」
ガッチャードデイブレイク「あ、ああ。」
マンティスマルガム「しぶといやつだ!」
そしてマンティスマルガムは天と玲に向かって斬撃の衝撃波を放ち、ガッチャードデイブレイクは再び盾になった。
ガッチャードデイブレイク「グハッ!ハア…ハア」
天「た、助かった…」
玲「う、うん…」
マンティスマルガム「どこまで盾になるつもりだ、貴様は!」
そしてマンティスマルガムはスパナと〇〇に対して斬撃の衝撃波を放ち、ガッチャードデイブレイクは再び立ち上がると2人の目の前に立ちはだかり盾になった。
ガッチャードデイブレイク「ハア…ハア…グハッ!」
スパナ「おい、しっかりしろ!」
〇〇(過去)「大丈夫ですか?」
心配をして声をかける〇〇にガッチャードデイブレイクはガッチャードライバーを手にして声をかけた。
ガッチャードデイブレイク「一ノ瀬〇〇!!選択肢は2つだけ…このままあの怪物に殺されるか、このガッチャードライバーでお前が未来を掴むかだ。決断しろ!!」
〇〇(過去)「俺は皆を守りたい。この力を使えるなら…皆の笑顔を守りたい!それが俺の…ガッチャだから!」
ガッチャードデイブレイク「分かった。ならこの力を使え!」
そう告げてガッチャードデイブレイクは〇〇にガッチャードライバーとホッパー1、スチームライナーのケミーカードを渡した。
ガッチャードデイブレイク「あとは任せたぞ。」
〇〇(過去)「ああ!」
そして〇〇は腰にガッチャードライバーを装着した。
『ガッチャードライバー!』
『ホッパー1!』

『スチームライナー!』

〇〇(過去)「変身!」
『ガッチャーンコ!スチームホッパー!』

そして〇〇(過去)は仮面ライダーガッチャードに変身した。
ガッチャード「行くぞ!」
マンティスマルガム「こい、素人が!」
そしてマンティスマルガムは鎌による斬撃を放つがガッチャードはバッタの跳躍力で回避した。
マンティスマルガム「な、なんだと!」
ガッチャード「さっきの戦いを見ていたんだ!俺にだって!ハアッ!タアッ!」
そしてガッチャードはマンティスマルガムに強烈なパンチとキックを繰り出した。
マンティスマルガム「貴様!ハアッ!」
ガッチャード「グハッ!」
マンティスマルガムは鎌から放たれる衝撃波でガッチャードを吹き飛ばした。
ガッチャード「な、なんて力だ。」
マンティスマルガム「まぐれで当たったくらいで良い気になるな!」
そしてマンティスマルガムはガッチャードに対して鎌から衝撃波を放つが再び回避したガッチャードは跳躍したあとで急降下しながら強烈なパンチとキックを放ち、マンティスマルガムは床を転がった。
マンティスマルガム「き、貴様!ふざけるな!」
立ち上がったマンティスマルガムは天井に向かって鎌から衝撃波を放ち、下敷きにしようとしたがガッチャードはその瓦礫を全て交わした。
ガッチャード「一気に行くぞ!」
『ガッチャージガン!』
ガッチャード「SLくん頼む!」
そしてガッチャードはスチームライナーのケミーカードをスキャンした。
『ガッチャージバスター!』
ガッチャードは機関銃型の煙で構成された弾丸を発射し、ヒットと同時に煙が拡散して敵の目を眩ました。
マンティスマルガム「ウワッ!な、なんだ!目が!」
ガッチャード「ここだ!ハアッ!タアッ!」
ガッチャードは強烈なパンチと飛び蹴りでマンティスマルガムを教室のドアから廊下に吹き飛ばした。
ガッチャード「これで終わりだ!」
ガッチャードは一旦右足を大きく上げて首から蒸気を噴出させて胸の「パッションアタノール」を輝かせながらベルトサイドのレバー「アルトヴォーク」を操作して発動した。
『スチームホッパー!フィーバー!』
ガッチャード「ハアーッ!」
マンティスマルガム「ウワーッ!」
スチームホッパーワイルドの姿となってマンティスマルガムへと急接近し、至近距離まで迫ったところでスチームホッパーへ戻り、低空かつ真っ直ぐに飛び蹴りを叩き込んでマンティスマルガムを倒した。
クロトー「ハア…ハア…」

ガッチャードデイブレイク「今だ、そのケミーを回収しろ!」
ガッチャード「回収って…どうやって?」
ガッチャードデイブレイク「ケミーライザーを使え!」
ガッチャード「これか。」
ガッチャードはガッチャードデイブレイクの指示に従い、ケミーライザーにブランクカードを装填してアルケミーコンソールをタッチした。
『ケミーキャプチャー!』
『カマカマ!』
 

ガッチャード「よろしくな、カマンティス!」
カマンティス「カマカマ!」
アトロポス「行くよ、クロトー。」
クロトー「ああ!」
そしてカマンティスを回収したガッチャードの姿を見たアトロポスとクロトーは姿を消した。

ドレッド「待てよ、アトロポス!」
ガッチャードデイブレイク「さあ、お前とも決着をつけようか、土田!」
『ガッチャージガン!』
ドレッド「なめるなよ!あ…がが…」
ガッチャードデイブレイク「ガタが来たのか…ドレッドライバーに洗脳されたか…どちらにしろお前はここで倒す!」
ドレッド「誰が…負けるか!」
そしてドレッドは洗脳を振りほどいてバレットバーンのレプリケミーカードをドレッドライバーにスキャンして装填した。
『バレットバーン…ドレイン』

ドレッド「終わりだ!ハアッ!」
ガッチャードデイブレイク「させるか!」
そしてドレッドはブラッディーBBを錬成すると5発の銃弾を一斉に発射するとその銃弾を相殺するかのようにガッチャードデイブレイクはガッチャージガンから銃撃を放った。
ドレッド「き、貴様…許さんぞ!」
ガッチャードデイブレイク「その言葉…そっくりそのままお前に返してやる!」
『バレットバーン!』

『ガッチャージバスター!』
ガッチャードデイブレイク「ハアッ!」
ドレッド「ウワーッ!」
ガッチャードデイブレイクはガッチャージガンにバレットバーンのデイブレイクケミーカードを装填して火炎弾を放ち、ドレッドを吹き飛ばした。
ドレッド「だったら…次はこれだ!」
ガッチャードデイブレイク「それは…よせ!土田、負荷がかかるぞ!」
ドレッド「黙れ…お前を倒すためにはこの力を使う!」
『テンフォートレス…ドレイン』

『ドレッドサクリファイス…』
ドレッド「ハアッ!」
ガッチャードデイブレイク「ウワーッ!」
ドレッドは禁断の力とも取れるテンフォートレスのレプリケミーカードをドレッドライバーに装填して無数の大砲から砲弾を放ち、ガッチャードデイブレイクを爆発に巻き込んだ。
ガッチャードデイブレイク「ハア…ハア…この力は…まずい…」
ドレッド「どうだ、この力…あ…が…なんだ…うわぁー!」
ガッチャードデイブレイクの予想通りドレッドはレベル10のケミーカードの負荷に耐えられずに暴走してしまうのだった。
ガッチャードデイブレイク「ほら、言わんこっちゃない!」
『ガッチャーイグナイター!』
『ターボオン!』
『ガッチャーンコ!ファイヤー!』
『スチームホッパー!アチーッ!』

ガッチャードデイブレイクはガッチャーイグナイターをガッチャードライバーに装填してファイヤーガッチャードデイブレイクに変身した。
ファイヤーガッチャードデイブレイク「これで終わりだ!」
『スチームホッパー!バーニングフィーバー!』
ファイヤーガッチャードデイブレイク「ハアッ!」
ドレッド「ウワーッ!」
ファイヤーガッチャードデイブレイクは一度巨大なマントに変化して火の粉を散らしながらドレッドに接近して燃え盛るワイルドモードに変化した後再びライダーモードへと戻り、爆炎を纏ったライダーキックを放ちドレッドの変身を解除した。
土田「ハア…ハア」
ファイヤーガッチャードデイブレイク「もう諦めろ。」
土田「黙れ…次はお前を倒す…必ずな。」
そして土田は漆黒の闇に包まれて姿を消し、ファイヤーガッチャードデイブレイクが変身を解除するとガッチャードも変身を解除した。
〇〇「よくやったな。」
〇〇(過去)「はい、あなたのおかげで戦えました。ありがとうございます!」
〇〇「そうか。ん?」
そんな会話をしていると〇〇のスマホに何故か未来の玲から電話がかかってきた。
〇〇「どうした?玲。」
玲『こっちの世界にテンフォートレスが実態化してスパナとお父さんで封印したの。』
〇〇「テンフォートレス…だと?」
玲『え?どうかしたの?そっちの世界で何かあった?』
〇〇「いや、大丈夫だ。だが気をつけた方がいい。他のレベル10のケミーも実体化するかもしれない。」
玲『それがね…今、目の前にいるの。リクシオンが。』
〇〇「なんだって?」
テンフォートレスのレプリケミーカードが誕生した理由が未来で玲達がテンフォートレスのケミーを捕獲した事だと理解した〇〇は次にリクシオンが実体化している事に驚くのだった。
to be continued…








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