仮面ライダーアギト～復活のアンノウン～第２話「遂に激突！アナザーアギトVS炎のエル！」
炎のエル「俺の名前は炎のエル。お前らが倒したエルロードとは次元が違うことを教えてやる！」
木野「ほう。ならば俺も本気を出さないといけないということか。」
炎のエル「そもそもお前は何者なんだよ！」
木野「俺か？アギトだよ。お前が待ち望んでいたものかどうかは知らないがな！」
炎のエル「何だと？」
木野「変身！」
アナザーアギト「さあ、楽しませてもらおうか。」
炎のエル「お前じゃない！俺が探しているアギトはお前なんかじゃないんだよ！」
そう叫んで炎の杖を振りかざしてきた炎のエルの一撃を片腕で防いだアナザーアギトは逆に連続パンチを叩き込むのだった。
アナザーアギト「そうだろうな。お前が探しているアギトはもしかしたら日本にすらいないのかもしれないぜ？」
炎のエル「貴様！」
そして、炎の杖から放たれた火炎攻撃をマフラーを翻しながら交わすと共に急接近すると炎のエルの顎に強烈なアッパーを叩き込むと共に強烈な回し蹴りを放つのだった。
炎のエル「何故だ。俺が望むアギトではないくせにアギトの名を貴様が騙るからなのか！それとも本当に貴様もアギトなのか！」
アナザーアギト「言っただろう？俺はあいつとは全く違うアギトだからお前が望んでいるアギトではないとな。」
炎のエル「貴様だけは、貴様だけに負けるわけにはいかないんだよ！」
そして、再び炎の杖から強烈な火炎弾を放つと再びアギトはジャンプで交わそうとした矢先、まるで追尾機能がついているかのように背後から追いかけてきた火炎弾を食らったアナザーアギトは地面に落下するのだった。
アナザーアギト「何だと？先程までこんな攻撃を使わなかったじゃないか！」
炎のエル「おいおい。何を当たり前なことを言ってるんだ？お前、奥の手という言葉を知らないのか？」
アナザーアギト「奥の手だと？」
炎のエル「ああ。だからこそ教えておいてやるぜ！奥の手って言うのはなこんな時に使うものなんだよ！」
そう叫んだ炎のエルが再び炎の杖から追尾機能を持った火炎弾を放つのだった。しかし、アナザーアギトは微動だにせず口元のクラッシャー部分を発動すると共に右腕を構えるのだった。
アナザーアギト「甘いな！」
そして、追尾機能がある火炎弾をパンチで破壊すると共に再び急接近して必殺技であるアサルトパンチを繰り出すのだった。
炎のエル「なんだ、今の技は？」
アナザーアギト「なんだと言われてもな。一応は俺の必殺技として使っているパンチなんだがな。」
炎のエル「貴様、やはり強いな！この俺をここまで楽しませてくれたんだからな！だが、最大の欠点は俺の奥の手が一つだけではないということだ！」
そう叫ぶと炎の杖を地面に突き立てた炎のエルの周囲には無数の分身が出現したのだった。
アナザーアギト「何？分身しただと？」
炎のエル「食らえ！これが俺の正真正銘の奥の手だ！」
次の瞬間、本体を含めた無数の炎のエルから放たれた火炎弾が一斉にアナザーアギトに直撃したのだった。
氷川「木野さん！」
アナザーアギト「はあ、はあ。なるほど、やるな。これがお前の奥の手だと言うのならどうやら俺は敵わないようだな。」
氷川「そんなことを言わないでください、木野さん！だって、だってあなたもアギトなんでしょ！だったら諦めないで立ち上がって戦ってくださいよ、木野さん！」
アナザーアギト「なんだ、氷川。お前はそんなところにいたのか。確かにお前の言う通りなのかもしれないな、俺もアギトの名前を名乗る以上こんな所で諦めるわけにはいかないな！」
そして、再び立ち上がったアナザーアギトに対して炎のエルは炎の杖による連続攻撃を繰り出すもののアナザーアギトは炎の杖を受け止めると共に炎のエルにパンチとキックの連続攻撃を繰り出すのだった。
炎のエル「何処からだ！何処からお前にそんな力が沸き上がってきたんだ！」
アナザーアギト「さあな。これこそがアギトの力を持つ者の底力ってやつだよ！」
炎のエル「なめやがって！」
そして、再び炎の杖から火炎攻撃を放った炎のエルに対してジャンプで目の前に立つと至近距離でクラッシャー部分を発動すると共に必殺技のアサルトパンチを繰り出すのだった。
炎のエル「何なんだ、そのパンチは！先程より威力が増しているじゃないか！」
アナザーアギト「そうかもな。だが、これこそ俺なりの奥の手なのかもしれないぜ！」
そして、地面を転がりながらも体勢を立て直した炎のエルの前に立ちはだかったアナザーアギトは、追撃の一撃を放とうとした瞬間、炎のエルは再び炎の杖から追尾機能を持った火炎弾を放つのだった。
炎のエル「終わりだ！もう１人のアギト！」
アナザーアギト「甘い！」
そして、火炎弾を交わしたアナザーアギトは、再び口元のクラッシャー部分を発動すると共に足元にアギトの紋章を出現させると必殺技であるアサルトキックの構えを取るのだった。
アナザーアギト「終わるのはお前の方だ！」
そして、アサルトキックを食らった炎のエルの頭上に天使の輪が出てアンノウンだったら倒されるはずだったのに炎の杖で頭上に出現した天使の輪を破壊してしまうのだった。
アナザーアギト「な、なんだと？俺の攻撃を無効化したのか！」
炎のエル「当たり前だ！お前に倒されるエルロードではないと言うことだ！終わりだ、もう1人のアギト！」
そして炎のエルは火炎弾をアナザーアギトに向けて放つのだった。
アナザーアギト「ウワーッ！」
氷川「木野さん！」
そしてアナザーアギトは変身を解除して木野の姿に戻った。
木野「逃げろ、氷川！」
氷川「でも…」
木野「G3になれないお前は今は邪魔だ！早く逃げろ！」
火のエル「消えろ！もう1人のアギト！」
そう告げた火のエルが杖を振りおろそうとした矢先、2台のバイクが姿を現した。
氷川「誰だ？あのバイク…葦原さん？」
木野「いや、葦原じゃない。よく見ろ、氷川。あれは…女だ。」
氷川「お、女？」
木野の予想通り2台のバイクからはそれぞれ女性が降りた。
冬優花「やっぱりプロトクウガになった理佐を信じてよかったね、由依。」
由依「そうだね、ふーちゃん。ミラージュアギト復活阻止計画、実行するよ！」
氷川「ミラージュアギト？木野さん、知ってますか？」
木野「いや、聞いたこともない。まさかこの世界にまだアギトがいたのか。」
そんなことを話していると冬優花の腰にダークアンクポイント、由依の腰にダークメタファクターが出現した。
冬優花「変身！」
由依「変身！」
そして2人はダークアナザーアギト、ダークギルスに変身した。
氷川「黒いギルスに…」
木野「黒いアナザーアギトだと？」
ダークアナザーアギト「行くよ、由依！」
ダークギルス「うん、ふーちゃん！」
to be continued
次回予告
氷川と木野の目の前に現れた謎のライダー達。彼女達は敵か、味方か？一方、その頃葦原涼は謎の女性2人組に付きまとわれていたがそこに新たなエルロードが近づいていた！次回仮面ライダーアギト～復活のアンノウン～第３話「謎のライダーコンビ！ダークアナザーアギト、ダークギルス対炎のエル！」目覚めろ、その魂