ウルトラギャラクシーファイト4~新たなる戦い~第2話「トリガーダークの新たな力!」
前回のあらすじ
シャイニングウルティメイトゼロとの戦いで時空の狭間にウルトラマンリブットと共に姿を消したアブソリュートタルタロス。ゼロとリブットに対する復讐心を胸に謎の光に導かれながら辿り着いた世界こそかつて戦ったウルトラマントリガーことマナカ・ケンゴがいる世界にやってきたタルタロスはトリガーを呼び出すために街を破壊し始めた。一方その頃ケンゴはゴクジョーのお宝を求めて別の世界に向かおうとしていたトリガーダークことイグニスからトリガーダーク、ザイゴーグ、ホロボロスのハイパーキーを渡すとザイゴーグがトルネード、ボロボロスがブラストのハイパーキーに姿を変えるのを見たイグニスはケンゴに以前ウルトラマンティガもティガダークに姿を変えた時、闇の巨人を倒すためにティガブラスト、ティガトルネードに姿を変えたことを話し、トリガーダークの力を返してもらうまではケンゴに託すことを誓いイグニスは姿を消した。そして街でアブソリュートタルタロスが暴れている姿を見たケンゴはグリッタートリガーエタニティに変身してタルタロスとの戦闘に突入。アブソリュートディストラクションにエタニティボンバーやグリッターゼペリオン光線を放ち、タルタロスを追い詰めるとタルタロスはどこかにいるティガの気配を感じながら姿を消すとトリガーも変身を解除してどこかにいるティガを探すことにした。
タルタロス「ハアハア…やはり私だけではトリガーを倒せないか。この世界に来てからどうやら力が落ちたようだな。ディアブロやティターンは大丈夫なのか…我々ガーディアンズは消えてはならんのだ!」
タルタロスはグリッタートリガーエタニティとの戦いで負った傷を癒すために海底深くに潜り込むとそこにある神殿に鎮座して傷を癒し始めたのだった。
タルタロス「ここなら…奴の力を使えば闇の巨人も私の意のままか。頼むぞ、レイバトス。」
レイバトス「ウジュイカ、レミガエヨ…」
そしてタルタロスの隣に現れたレイバトスが呪文を唱えると海底神殿に異変が起きると共にそこから闇の巨人の一体であるダーゴンが現れた。
ダーゴン「なんだ、またお前か。前にもきたろ?タルタロス。」
タルタロス「久しぶりだな、ダーゴン。」
ダーゴン「だが俺はなぜここにいる?マイフレンドとその仲間に倒されたはずだが?」
タルタロス「それはここにいるレイバトスが貴様を復活させたからだ。」
海底神殿に姿を現したダーゴンはタルタロスとの再会を果たすがそこで自身がトリガー達に倒されたはずなのに復活したことに違和感を覚えていたが、タルタロスからとある作戦を聞き、驚くことになるのだった。
タルタロス「我々キングダムはウルトラマンゼロとリブットのせいでバラバラにされた。」
ダーゴン「何?」
タルタロス「そして我々が再びウルトラマンを潰すためにはこの世界でキングダムの協力者がいる。そこでこのトリガーの世界で貴様ら闇の巨人を蘇らせた上で協力者にしようというわけだ。」
レイバトス「そのためには貴様も我らの同志となれ。」
ダーゴン「なるほどな。お前らがウルトラマン共に復讐をしたい…その気持ちは汲んでお前らの味方に着いてやる。だが…残りの2人…いやヒュドラムは仲間に出来てもカルミラはどうかな?」
タルタロス「どういう意味だ?」
ダーゴン「カルミラはトリガーにゾッコンだったからな。もしもその思いを踏みにじられていたとすれば…流石のあいつも味方に着くだろうが…逆の場合は…やつはトリガーの味方になるだろう。」
タルタロス「なるほどな。」
ダーゴン「それから俺とトリガーの戦いに割って入るなどという真似はするなよ?」
タルタロス「何?」
ダーゴン「俺とトリガーの決闘の邪魔をしたら…貴様らまで消すからな。」
レイバトス「貴様!」
タルタロス「よせ。分かった、貴様の要求を受け入れよう。」
そしてダーゴンはタルタロスの仲間となり逆にダーゴンの要求をタルタロスが受け入れた事で2人は協力関係になるのだった。
ダーゴン「どうやら…近いな!待っていろ、我が好敵手…トリガー!」
そして海底神殿からダーゴンは飛び出していくのだった。
レイバトス「いいのか?タルタロス。」
タルタロス「勝手にさせてやれ。どうせまもなくディアボロもやって来る。そうすればあのレグロスとやらも来るだろうからな。さらに我らの同胞も目を覚ますだろうな。」
そう告げて2人は姿を消した。
ケンゴ「アブソリュートタルタロス…なんであんな奴が…それにイグニスがくれたこの力…まさかまたトリガーダークになる日が来ようとは…」
ウルトラマントリガーことマナカ・ケンゴは街を歩きながら再び現れたアブソリュートタルタロスに対抗するためにはやはりトリガーダークの力を使わなければいけないのかと考えながら街を歩いていた。すると海底から浮上したダーゴンが地上に降り立つのだった。
ダーゴン「見つけたぞ、トリガー!」
ケンゴ「ダーゴン?な、なんでお前が!」
ダーゴン「貴様と戦うためにこの世界に我は復活したのだ!」
ケンゴ「そうか。ならお前は俺がもう一度倒す!」
ケンゴは目の前に復活して現れたダーゴンを倒すために懐からブラックスパークレンスを取り出した。
『トリガーダーク!』
『ブートアップ!ダークゼペリオン!』
ケンゴ「未来を染める漆黒の闇!トリガーダーク!」
『トリガーダーク!』
ケンゴはトリガーダークハイパーキーを使ってトリガーダークに変身するとダーゴンの目の前に立ちはだかるのだった。
ダーゴン「ほう。またトリガーダークの力に頼ったのか!」
トリガーダーク「この力を使うのはお前を倒す…この時だけだ!」
そしてトリガーダークは拳を握ってパンチを放つがその一撃を受け止めたダーゴンは強烈なパンチを放ってトリガーダークを吹き飛ばした。
トリガーダーク「ウワーッ!」
ダーゴン「どうした?トリガーの力を使った方が良いんじゃないか?」
トリガーダーク「なめるなよ!はあっ!」
トリガーダークは立ち上がるとキックを放った後にチョップを繰り出したがそれを受け止めたダーゴンは不敵に笑い出した。
ダーゴン「ハハハ。甘い、甘いぞ!トリガー!ハアッ!」
そしてダーゴンはトリガーダークに対して連続パンチであるダーゴメッタを放ち、トリガーダークを吹き飛ばした。
トリガーダーク「ウワーッ!」
ダーゴン「ハハハ!これで終わりよ!」
そして立ち上がるトリガーダークに対してダーゴンは飛び蹴りであるダーゴキックを放ち、ビルに吹き飛ばした。
トリガーダーク「ぐはっ!」
ダーゴン「さて、仕上げと行くか。」
トリガーダーク「ま、まだだ!」
そしてカラータイマーを点滅させながら立ち上がったトリガーダークは手を水平に広げてダークゼペリオン光線の体勢に入った。
トリガーダーク「ダークゼペリオン光線!」
ダーゴン「甘いわ!」
ダーゴンはトリガーダークのダークゼペリオン光線を腕で受け止めると弾き返した。
トリガーダーク「グハッ…な、ならば!」
インナースペースの中ではケンゴはイグニスから託されたハイパーキーが変化したトルネードハイパーキーを取り出した。
『トリガーダーク!トルネードタイプ!』
『ブートアップ!ダークデラシウム!』
ケンゴ「勝利を掴む、剛力の闇!!トリガーダーク!」
『トリガーダーク!トルネードタイプ!』
そして眩い光と共にトリガーダークは新たな力であるトリガートルネードに変身するとダーゴンは驚いた。
ダーゴン「な、なんだその姿は…トリガーダークにパワータイプを混ぜたのか?」
トリガートルネード「まあ、そんな所だ!」
そしてトリガートルネードとダーゴンが向かい合った次の瞬間、時空の裂け目が開きトリガートルネードは背後から攻撃を受けた。
?「剛力破牛拳!」
トリガートルネード「グハッ!」
ダーゴン「なんだ、貴様!」
ディアボロ「忘れたのか、闇の巨人…。この俺、アブソリュートディアボロをな!」
ダーゴン「アブソリュートディアボロだと?我の仲間のくせにトリガーを狙うなと言っただろうが!」
そしてダーゴンがアブソリュートディアボロに走り出そうとした時、今度はダーゴンの背後に時空の裂け目が現れるとそこから1人の光の戦士が現れた。
?「見つけたぞ、ディアボロ!白虎赤龍弾!」
ディアボロ「き、貴様!やはり追いついてきたか!」
ダーゴン「今度は誰だ!」
レグロス「俺はコスモ幻獣拳総師。赤龍白虎拳のウルトラマンレグロスだ!」
ディアボロ「厄介なやつが来たか、帰るしかない!」
ダーゴン「おい、待て!」
そしてアブソリュートディアボロが消えた時空の裂け目にダーゴンも飛び込んだことでレグロスはトリガートルネードを支えた。
レグロス「大丈夫か?」
トリガートルネード「あ、ああ。」
しかしこの時、誰も予想などしていなかった。トリガーの世界でアブソリューティアンとウルトラマン、さらに第三勢力が大激突を巻き起こすことを。
to be continued…