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仮面ライダーザ・サード第2話「ある真実に気づいた仮面ライダーV3こと風見志郎に近づくショッカーからの刺客、その名はタートルボンバー!」

前回のあらすじ
仮面ライダー1号こと本郷猛と仮面ライダー2号こと一文字隼人がショッカーを裏切って19年。そして追随するかのように仮面ライダーV3こと風見志郎がショッカーを裏切って16年。久しぶりに地球を支配するために新型改造人間と共に活動を再開したショッカー。その最初の刺客として現れたのがスコーピオンだった。そして本郷が教師時代に守っていた菊間琴美を狙ったスコーピオンの攻撃から琴美を守るために本郷はサイクロン号の轟音と共に助けに現れ、仮面ライダー1号に変身した。そして仮面ライダー1号はスコーピオンの毒という脅威を回避しながら確実にダメージを与え続けていくと共に最後は渾身のライダーキックでスコーピオンを倒した1号は琴美と共にショッカーの追っ手から逃げるように行動を開始した。一方仮面ライダーV3こと風見志郎はかつて本郷が守り抜いた女性である緑川あすかと一文字の事を調べている緑川ルリ子が姉妹であるという驚愕の真実に気付いたのだった。

風見「緑川あすかと緑川ルリ子…まさかアイツらが双子の姉妹だったとはな。フッ、通りで俺に本郷と一文字の居場所を聞いた訳だ。」

仮面ライダーV3こと風見志郎は自身の研究施設でショッカーの事や本郷の事を調べていくうちに緑川あすかと言う女性の存在に気づいた。そしてその女性がかつて本郷と一文字に守られていたことを知った風見がその後の動向を調べるがどこにもあすかの情報は載っていなかった。そんなある日、風見の研究施設に一人の女性が尋ねてきた。その人物こそ緑川ルリ子だった。彼女は何故か一文字の居場所を気にしていたのだった。そしてあの戦い以降何処にいるのか分からない事を告げているにも関わらず何度もルリ子は風見の元を尋ねていた。
ルリ子「こんにちは!風見さん!」

風見「はあ…やっぱり来たか。何度来ても一文字隼人の居場所は知らないぞ、緑川ルリ子。」
ルリ子「今日はその事で来たわけじゃないんです。」
風見「ほう。なら何の話か聞かせてもらおうか。」
ルリ子「私の妹について知ってますよね?」
風見「ああ。緑川あすかだろ?どうやら本郷と一文字があんたの妹をショッカーの魔の手から守り抜いたようだな。」
ルリ子「はい。でも最近になってそのあすかが行方不明なんです。」
風見「だから俺に探して欲しいと?」
ルリ子「はい。貴方なら探し出せるかなと思いまして…」
風見「おい、俺は探偵じゃないんだぜ?人探しなら他を当たれよ!」
ルリ子「そんなこと言って良いんですか?」
風見「どういう意味だ?」
ルリ子「あなたが改造人間で本郷さんや一文字さんと共に戦っていることを話してもいいんですよ?」
風見「ああ、もう!分かったよ、やってやろうじゃねぇか!あんたの妹探し!」
ルリ子「ありがとうございます、風見さん!」
風見「そうと決まれば出発だ。」
ルリ子「あの…何処へ?」
風見「探偵の人探しと言ったら聞き込みしかないだろ?ほら、行くぞ!」
ルリ子「あ、待ってくださいよ!」
そして風見はルリ子をハリケーンに乗せて共にあすかの事を聞き込むために行方不明になった街に向かおうとした矢先、目の前で大爆発が巻き起こるのだった。
ルリ子「キャー!!」
風見「ん?なんだ?」
そして爆炎の中からショッカーからの次なる刺客、タートルボンバーが姿を現した。
タートルボンバー「見つけたぞ、風見志郎!裏切り者は抹殺する!」
風見「お前、ショッカーの手先か?」
タートルボンバー「如何にも!我が名はタートルボンバー!貴様の首をあのお方に差し出すことこそ我が使命なのだ!」
風見「ルリ子さん、あんたは下がってな。こいつは俺が倒す!」
ルリ子「はい!」
そう告げてルリ子を遠くに逃がした風見は腰にダブルタイフーンを装着し身体には強化スーツを身に纏うと共に頭にマスクを装着、最後に口部分にクラッシャーを装着することで仮面ライダーV3に変身したのだった。

V3「来い!」
タートルボンバー「覚悟しろ!ハアッ!」
そしてタートルボンバーがミサイルを放つもののそれを全て交わしたV3は強烈なパンチを繰り出すがタートルボンバーの硬い皮膚に防がれたのだった。
V3「な、なんだと!」
タートルボンバー「お前の攻撃など当たるわけが無いだろ!このタートルボンバー様の皮膚の前にひれ伏すがいい!」
V3「貴様!ふざけやがって!ハアッ!」
そして怒りに身を任せたV3の連続パンチを再び硬い皮膚で受け止めると逆にパンチとキックで吹き飛ばしたのだった。
V3「グハッ!」
タートルボンバー「ハーッハッハッハ!V3よ、貴様が倒したシザースジャガーやチェーンソーリザードとは違い私は貴様の攻撃パターンを予測しているのだ!ハアッ!」
そう告げて再び無数のミサイルを放ちV3を吹き飛ばした。
V3「ウワーッ!」
ルリ子「風見さん!」
タートルボンバー「ハーッハッハッハ!遂に仮面ライダーV3、風見志郎最期の時か!これであのお方もさぞかしお喜びになるだろう!」
そして高笑いをするタートルボンバーに呼応するかのように爆炎の中からV3も高笑いをしながら立ち上がった。
V3「ハハハ!ハーハッハッハ!」
タートルボンバー「なんだと!貴様、生きていたのか!そして何がおかしい!」
V3「お前、ショッカーの手先なんだろ?」
タートルボンバー「それがどうした!」
V3「ならお前、チェーンソーリザードやシザースジャガーの戦闘データを見てないのか?」
タートルボンバー「貴様!さっきから何の話をしている?」
V3「やはり知らないか。それで俺を倒そうなんざ…たかが知れてるな!」
そう告げてV3は爆炎をダブルタイフーンの中に吸収するとその身に炎を纏わせた。
V3「この力も知らないなんてな!ハアッ!」
そしてその身に纏わせた炎を腕に集中させると強烈なパンチを連続で放ち、タートルボンバーを吹き飛ばした。
タートルボンバー「ウワーッ!な、なんだ…なんなんだよ、この力は!」
V3「やはりな。これが俺のダブルタイフーンの力だ!」
そう告げて空を飛んだV3はV3反転キックを放つのだった。
V3「これで終わりだ!ハアーッ!」
タートルボンバー「ショッカーに…栄光あれー!!ウワーッ!」
そしてタートルボンバーは爆発し、V3はマスクを外して風見の姿に戻った。
ルリ子「風見さん!」
風見「ルリ子さん、急いだ方がいいかもな。」
ルリ子「え?」
風見「君の妹はショッカーに捕まったかもしれない。」
ルリ子「そ、そんな…」
一方風見がそんな話をしているとは露知らず緑川あすかはとあるBARに来ていた。
あすか「一文字君…」
一文字「前よりリジェクションが…早い…ん?お前は…あすか…」
遂に一文字隼人と緑川あすかは再会を果たすのだった。
次回予告
ショッカーを裏切りリジェクションによって身体の自由が効かなくなり始めた仮面ライダー2号こと一文字隼人は行きつけのBARで緑川あすかと再会を果たした。しかし、この再会が一文字を三度戦場に向かわせることになるだけではなくあすかと本郷の再会が近い事も予感させるのだった。次回仮面ライダーザ・サード第3話「ボロボロになった一文字隼人の元に緑川あすかがやって来る!そして一文字にもショッカーの刺客が迫る!」にご期待ください。



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