仮面ライダーレジェンド第7話「ガドルの罠が高校に迫る時、櫻坂高校にいるもう1人のライダーが立ち上がる!」
前回のあらすじ
俺は関〇〇、仮面ライダーレジェンドだ。俺は姉であるゆみ姉こと関有美子、仮面ライダーネオディケイドであり父親代わりの門矢士と共に暮らしていた。俺は愛李と共に仮面ライダークウガこと五代雄介さんを自身の家に連れていこうとしていた。そんな中、雄介さんが愛李に何を囁いたかなんて俺は全く知らなかった。一方士さんとゆみ姉は晩ご飯の材料を買いに近くのスーパーに来ていた。そして2人が買い物を終えてスーパーから出ると人々の悲鳴と逃げ惑う姿を見てその方向に走り出した。そこにはゴ・バベル・ダが暴れていて士さんはネオディケイドに変身して戦いを挑むも、ネオディケイドの力ではゴ・バベル・ダに適わないと考えた士さんは仮面ライダークウガにカメンライドして戦い、剛力体になったゴ・バベル・ダを倒すためにネオディケイドもタイタンフォームになったもののカラミティタイタンですらゴ・バベル・ダは倒せなかった。そして再びネオディケイドに姿を戻して最終的にはファイナルアタックライドディケイドでゴ・バベル・ダを倒した。一方その姿を見ていたハンドレッドのリーダーであるベータはゴ・ガドル・バと1体のカッシーンを櫻坂高校に送り込もうとしていた。
〇〇「はあ〜…眠い。」
次の日の朝、結局しばらく居候する雄介だけじゃなく何故か愛李まで家に泊まりゆみ姉の部屋は夜から朝までキャッキャと騒いでいた。おかげで〇〇と士さんは朝から寝不足であり、士さんは朝ごはんを作らずに眠り雄介は全員分の朝ごはんを作るとポレポレ?とかいう喫茶店にいるおやっさん?とかいう人に会いに行くと大急ぎで出ていった。
愛李「〇〇…〇〇!」
〇〇「はあ…ダルい」
愛李「〇〇!〇〇ってば!」
〇〇「なんだよ、愛李…」
愛李「ほら、忘れ物!」
〇〇「ん?忘れ物?」
愛李「五代さんが作ったお弁当!折角お姉さんが準備をしておいてくれたのに持たないで出ていくんだもん!なんか悩み事?」
〇〇「いや、まあな。」
愛李「もしかして…好きな人?」
〇〇「はっ?バ、バカなこと言うなよ。別のことに決まってんだろうが。」
愛李「だから!何で悩んでんの?」
〇〇「ハンドレッドが何でグロンギを呼び出すことが出来たんだろうと思ってな。」
愛李「簡単に怪人は呼び出せないの?」
〇〇「ああ。本当は士さんが使うオーロラカーテンというちからが無い限り過去の世界の怪人を呼び出す事は出来ないんだ…ん?まさか…」
愛李「どうしたの?」
〇〇「ハンドレッドの奴らがグロンギを呼び出すためにオーロラカーテンを悪用したとしたら…」
愛李「そんな事って出来るの?」
〇〇「いや、出来なくはないとは思うんだが…」
そんな事を2人で話していると櫻坂高校に到着した。
〇〇「今日、何か起きて学校早く終わんないかな~」
愛李「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよ!」
〇〇「はは、悪い悪い!」
?「相変わらず2人は仲良しだね?」
愛李「あ、ゆつたん!」
優月「やっほ、愛李!〇〇君もおはよう!」
〇〇「おはよう、優月。そういやあいつはどうした?」
優月「あいつ?あ、もしかして勇治の事?」
〇〇「ああ。」
優月「勇治は教室で居眠りしてるよ。今日は珍しく早く学校に着いたみたいでさ。」
〇〇「そうか…。」
〇〇が気にかけているのは優月と同じクラスにいる小池勇治という男だった。何故その男を〇〇は気にかけるのか。その理由はもうすぐ明らかになるのだった。
〇〇「小池…」
愛李「ね、〇〇?」
〇〇「どうした、愛李。」
愛李「小池君、大丈夫かな?」
〇〇「まあ、優月が付いてるなら大丈夫だろ?」
愛李「〇〇が言うならそれでいっか。」
〇〇「ああ、そうだな。」
そして雄介が作った弁当を食べ終わった〇〇と愛李は引き続き小池勇治の話をしていた。すると廊下から生徒の悲鳴が聞こえてきた。
生徒「キャー!」
生徒「怪物だ!」
〇〇「何?」
愛李「言ってみよ!〇〇!」
〇〇「ああ。」
そして〇〇と愛李が廊下に出ると謎の男とカッシーンが生徒を襲っていた。
カッシーン「逃げ惑え、人間共!」
ゴ・ガドル・バ人間体「カッシーンとやら…その人間を消せ。」
カッシーン「ベータ様に呼び出された分際で偉そうに…貴様は何をする気だ?」
ゴ・ガドル・バ人間体「俺はこの世界にいるライダーとやらを消す。」
そしてゴ・ガドル・バ人間体は生徒達を飛び越えて何処かへと向かうのだった。
〇〇「おい、待て!」
カッシーン「貴様の相手は私だ!」
そしてゴ・ガドル・バ人間体を追いかけようとした〇〇の目の前に立ちはだかったカッシーンが振り下ろした槍をかわした〇〇は愛李を守りながら戦うことになった。
愛李「キャッ!」
〇〇「愛李!ハアッ!」
カッシーン「グハッ!」
〇〇はカッシーンの槍が愛李に振り下ろされる寸前で受け止めるとパンチと回し蹴りでカッシーンを吹き飛ばした。そして〇〇がレジェンドライバーを取り出そうとした矢先、さらなる悲劇が起きようとしていた。
優月「勇治、みんな逃げてるんだから早く行くよ。」
勇治「先に行け。俺も後から行く。」
優月「分かった!」
そして優月が教室から出ようとした次の瞬間、立ち上がったカッシーンが標的を優月に変更して襲いかかろうとした。
〇〇「優月!」
愛李「ゆづたん!」
優月「キャー!」
カッシーン「死ね、人間…な、何?」
しかしカッシーンが振り下ろした槍は優月に届かずに寸前で止められた。
勇治「おい、お前の汚い武器が優月の顔に傷つけようなんざ俺が許さねぇ!」
〇〇「小池…」
愛李「小池君!」
優月「勇治!」
勇治「ハアッ!」
そしてカッシーンの槍を受け止めた勇治は勢いそのまま蹴りでカッシーンを吹き飛ばした。
勇治「よう、関。お前、さっき逃げたこの時代にふさわしくない奴を追うんだろ?」
〇〇「あ、ああ。」
勇治「あいつが向かったのは体育館だ。何をしようとしているかは知らないが…早くした方がいい。」
〇〇「でも…」
勇治「安心しろ。こいつは俺が倒す!それにもう…暴走なんかしない!中にいるコイツは…俺が抑えてやる!」
〇〇「分かった。小池、愛李と優月は任せた!」
勇治「ああ、早く行け!」
そして勇治に愛李と優月を任せた〇〇はゴ・ガドル・バ人間体がいる体育館に向かった。
勇治の体内
勇治「おい、グリオン。」
グリオン「なんだ、小僧。ようやく私にお前の体を預ける気になったか?」
勇治「ハッ。ふざけんな!誰がお前に俺の体なんかやるか!」
グリオン「なら何の用だ?」
勇治「いい加減俺にもやらせろよ。二重錬成ってやつを。」
グリオン「なんのためにだ?」
勇治「なんのため?決まってんだろ…谷口愛季と中嶋優月…俺の大事な友をこの手で守るためだ!」
グリオン「良いだろう。お前のその信念とケミストリー…私が見届けてやる。こいつを持っていけ。」
勇治「このカードは…」
グリオン『ユニコンだ。そいつを使えばお前も二重錬成が出来る。』
勇治「助かったぜ、グリオン…」
そして勇治は腰にドレッドライバーを装着した。
『ドレッドライバー!』
『スチームライナー…』
『ユニコン…』
勇治「俺にも出来る…2人を守ることぐらいはな!変身!」
『ドレッド壱式…!』
勇治はスチームライナーとユニコンのレプリケミーカードを使って仮面ライダードレッド壱式に変身した。
ドレッド壱式「かかって来い、槍野郎!」
カッシーン「槍野郎では無い!カッシーンだ!」
そしてカッシーンは槍でドレッド壱式に攻撃を仕掛けるがその攻撃をドレッド壱式はドレッドUCで受け止めた。
カッシーン「な、何?」
ドレッド壱式「甘いな。今度はこっちの番だ!ハアッ!」
ドレッド壱式のドレッドUCによる斬撃を喰らい、カッシーンは吹き飛ばされた。
カッシーン「な、なめやがって!貴様、なんなんだ!」
ドレッド壱式「俺の字は仮面ライダードレッド…貴様を倒す戦士だ!ハアッ!タアッ!」
そしてドレッド壱式はカッシーンの槍による攻撃を喰らいながらもドレッドUCによる斬撃で反撃したのだった。
カッシーン「貴様…レジェンドの仲間か?」
ドレッド壱式「仲間?まあ、知り合いではあるが…奴は俺の事をどう思ってるかなどは知らない。だがな…人を守りたい…その気持ちは一緒かもしれないぜ?ハアッ!」
カッシーンの槍とドレッド壱式のドレッドUCによる鍔迫り合いからカッシーンの槍をはじき飛ばしたドレッド壱式はドレッドUCによる連続斬撃で再びカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「貴様!よくも、よくも!」
そしてカッシーンは槍からエネルギー波を放つとドレッド壱式は愛李と優月を守るように目の前に立ちはだかるのだった。
ドレッド壱式「愛李、優月!俺の後ろに!」
ドレッド壱式はカッシーンのエネルギー波を右半身からは銀色の、左半身からは錆びついた鉤爪を蜘蛛の足のように伸ばして防御した。
カッシーン「ふ、防いだだと?」
ドレッド壱式「さて、覚悟しろよ?槍野郎!」
そしてドレッド壱式はカッシーンに急接近してドレッドUCによる連続斬撃でカッシーンを壁に叩きつけたのだった。
カッシーン「グハッ!」
ドレッド壱式「どうだ?俺の力は。」
カッシーン「何故だ?何故そんな力を持っているんだ!」
ドレッド壱式「俺はレベル3とレベル9のケミーの力を借りてるんだ。それが俺の強さだ!一気に終わらせてやる!」
『ドレッドブレイキング!』
ドレッド壱式「ハアッ!」
そしてドレッドUCで白色の斬撃を放ち、カッシーンを倒すとドレッド壱式は疲れが来たのか片膝をつきながら変身解除した。
勇治「ハア…ハア…」
優月「勇治、大丈夫?」
勇治「ああ、なんとかな…。優月と愛李は大丈夫か?」
優月「うん、怪我してないよ。ね?愛李?」
愛李「うん。でもビックリしたよ、〇〇とは別の敵と戦いながらゆづたんを守る仮面ライダーがいるって聞いてたけど小池君だったんだね。」
勇治「ま、まあな。それよりも早く〇〇を追いかけないとヤバいんじゃないか?あいつが追いかけた男、なんか嫌な感じがしたからな。」
愛李「そうだね…行こう!ゆづたん、小池君!」
優月「うん!ほら、勇治も!」
勇治「ああ。」
そして勇治と愛李、優月が体育館に向かっていた頃、〇〇はゴ・ガドル・バ人間体と相対していた。
to be continued…
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