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サブレンジャークロニクルEPISODE1第3話「ここが俺の死に場所だ」

前回のあらすじ
デカマスターことドギー・クルーガーは白鳥スワンからウニーガが脱獄したことを聞くとウニーガが自身に復讐をするかもしれないと考えて警戒をしていた。そんな矢先、目の前にウニーガが必殺技であるウニーガダイナミックを放ち、ドギーの目の前に現れた。絶体絶命のドギーを助けるために現れたのはシュゴッダムの前国王であるラクレス・ハスティーだった。ラクレスはオオクワガタオージャーに変身するとウニーガとの戦闘に突入。その姿を見たドギーもまたデカマスターに変身してオオクワガタオージャーを援護した。そして一進一退の攻防の中、ウニーガダイナミックを回避したオオクワガタオージャーとデカマスターはお互いの必殺技であるロードフィニッシュとベガスラッシュでウニーガを撤退させることに成功したのだった。

ドギー「さっきは助かったよ。改めて私はドギー・クルーガー、宇宙警察の所長だ。」

ラクレス「俺はラクレス・ハスティー。シュゴッダムという国の前国王だ。」

ドギー「前の国王と言いながら貴方も変身するとは驚きだよ。」
ラクレス「この力はシュゴッダムの民を守るために使うために手に入れた。だが今、シュゴッダムの平和が守られているなら他の世界のために使うのもいい事だろうなと思ってな。」
ドギー「俺も自分の部下を守るためにデカマスターとしてアリエナイザーと戦っていたが…。今となってはアイツらも俺が居なくても1人前にアリエナイザーと戦えるようになったからこうして旅に出ているんだ。」
ドギーとラクレスはウニーガとの戦闘の後、街に向かって歩きながらお互いの素性を話していた。そしてドギーはなぜラクレスがウニーガの事を知っているのかを聞くことにした。
ドギー「それでラクレスは何故ウニーガの事を知っているんだ?」
ラクレス「それは俺がシュゴッダムを弟に任せて旅に出る前、何人かシュゴッダムの民の中で剣の腕に長けた者が行方不明になったんだ。」
ドギー「まさか…ウニーガか?」
ラクレス「ああ。奴は剣に長けた者を一人また一人と決闘と称して呼び出しては一方的に斬り捨てていた。そしてシュゴッダムで調べた俺は奴の名前がウニーガである事と放っておけばシュゴッダムの民にまで影響を及ぼすかもしれない。だから逃げ出したアイツを追いかけたらドギー・クルーガー、アンタに出会ったという訳さ。」
ドギー「そういう事か。それにしても銀河警察から脱獄したかと思えばこの数日でこんな事をしていたとはな。」
そんな事を話している2人の目の前に謎の影が現れるのだった。
ドギー「ん?」
ラクレス「何だ?」
シュバルツ将軍「なんだ、ここは?シャドーラインのアジトではないのか?」

ドギー「シャドーライン?」
ラクレス「なんだそれは?そもそも貴様は誰だ!」
シュバルツ将軍「我が名はシュバルツ。貴様らが誰であれ我が貴様らを消してやる!」
そう告げて2人の目の前に立ちはだかるシュバルツ将軍に対してドギーは懐からマスターライセンス、ラクレスはオージャカリバーZEROを取りだした。
ドギー「エマージェンシー!デカマスター!」

デカマスター「百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬!デカマスター!」
『オオクワガタ!(Oh-Qua God)』!
ラクレス「王鎧武装!」
『Lord of the Lord of the Lord of the SHUGOD!!』
『オオクワガタオージャー!』

オオクワガタオージャー「行くぞ、ドギー!」
デカマスター「ああ!」
そしてデカマスターとオオクワガタオージャーはシュバルツ将軍に向かって走り出した。
デカマスター「ディーソードベガ!ハアッ!」
シュバルツ将軍「甘いな。ハアッ!」
デカマスターのディーソードベガを将軍系黒鉄剣で受け止めると強烈な一撃でデカマスターを吹き飛ばした。
デカマスター「グハッ!」
オオクワガタオージャー「ドギー!き、貴様!ハアッ!」
デカマスターが吹き飛ばされた姿を見ていたオオクワガタオージャーはオージャーカリバーZEROによる強烈な斬撃を繰り出したがシュバルツ将軍はその斬撃すら将軍系黒鉄剣で弾き返した。そしてシュバルツ将軍は強烈な斬撃をオオクワガタオージャーに繰り出し、壁に叩きつけた。
オオクワガタオージャー「グハッ!」
シュバルツ将軍「情けないな。これが今のスーパー戦隊とやらか。我の前に一撃も与えられんとはな!」
デカマスター「なめやがって!ラクレス、同時に行くぞ!」
オオクワガタオージャー「ああ!」
そしてデカマスターとオオクワガタオージャーは同時に走り出し、ディーソードベガとオージャカリバーZEROによる強烈な斬撃を繰り出すが再びシュバルツ将軍はその斬撃を受け止めた。
シュバルツ将軍「甘い、甘いわ!ハアッ!」
そしてシュバルツ将軍は将軍系黒鉄剣による連続斬撃と衝撃波でデカマスターとオオクワガタオージャーを吹き飛ばした。
デカマスター「ウワーッ!」
オオクワガタオージャー「グハッ!」
シュバルツ将軍「ハーハッハ!これでお前らも終わり…ん?」
「♪~~~~~~♪」
デカマスター「なんだ、このハーモニカの音色…まさか…アスカか!」
オオクワガタオージャー「アスカが誰かは知らんが…これはなんだ?」
シュバルツ将軍がトドメを刺そうとした矢先、何処からかハーモニカの音色が鳴り響き、その音色が近付き始めた。
?「♪~~~~~~♪」
シュバルツ将軍「き、貴様は!」
明「ここが俺の死に場所か。」

シュバルツ将軍「なぜ貴様がここにいる!」
デカマスター「だ、誰だ?」
オオクワガタオージャー「俺たちを助けに来たのか?」
明「まあな。こいつの事ならあんたらよりこの俺、虹野明の方が知っているからな!」
そして明は懐からアプリチェンジャーとビルドレッシャーを取り出した。
『変身致しま〜す 白線の内側に下がってお待ちくださ〜い』
明「トッキュウチェンジ!はぁ!」

『トッキュウ6号!トッキュウ6号!』
トッキュウ6号「俺の死に場所は…まさにここだ!」
そしてトッキュウ6号はユウドウブレイカーを手にしてシュバルツ将軍の元に走り出した。
トッキュウ6号「シュバルツ!ハアッ!」
そしてトッキュウ6号はユウドウブレイカーを使った強烈な一撃を放つが、シュバルツ将軍はその一撃を受け止めると将軍系黒鉄剣による斬撃でトッキュウ6号を吹き飛ばした。
トッキュウ6号「ウワーッ!」
シュバルツ将軍「なんのつもりだ?貴様ひとりで何が出来る!トッキュウジャーを呼べ!」
トッキュウ6号「あいつらなんか呼ぶかよ…」
シュバルツ将軍「生意気な!ザラムの分際で!」
そう告げてシュバルツ将軍が将軍系黒鉄剣を振り下ろすとトッキュウ6号はユウドウブレイカーで受け止めた。
トッキュウ6号「その名で…」
シュバルツ将軍「なんだと?」
トッキュウ6号「その名で…俺を呼ぶな!ハアッ!」
トッキュウ6号はその身に怒りを宿してユウドウブレイカーによる連続斬撃と強烈な回し蹴りでシュバルツ将軍を吹き飛ばした。
シュバルツ将軍「グハッ!や、やるな!だが!」
トッキュウ6号「あんたら!今のシュバルツなら攻めることが出来る!急げ!」
そう叫んだトッキュウ6号の指示に従い、デカマスターとオオクワガタオージャーは一気に走り出した。
デカマスター「さっきのお返しだ!ハアッ!」
オオクワガタオージャー「喰らえ!」
そしてデカマスターのディーソードベガによる連続斬撃とオオクワガタオージャーのオージャーカリバーZEROによる強烈な一撃を受けたシュバルツ将軍は地面を転がるのだった。
シュバルツ将軍「おのれ、貴様ら!」
デカマスター「シュバルツ将軍とやら!お前はここで終わりだ!」
シュバルツ将軍「何?」
デカマスター「銀河一刀流奥義!ベガインパルス!」
シュバルツ将軍「ウワーッ!」
デカマスターの必殺技であるベガインパルスを受けて地面を転がるシュバルツ将軍に対して今度はオオクワガタオージャーがオージャーカリバーZEROを操作した。
オオクワガタオージャー「次は俺だ!」
『オージャチャージ!』
『ロードフィニッシュ!』
オオクワガタオージャー「ハアッ!」
シュバルツ将軍「グハッ!」
オオクワガタオージャーの必殺技であるロードフィニッシュを食らって地面を転がるシュバルツ将軍の前にまたもやデカマスターが現れた。
デカマスター「ベガインパルスだけで終わると思うなよ!」
シュバルツ将軍「な、何?」
デカマスター「行くぞ、ベガスラッシュ!」
シュバルツ将軍「ウワーッ!なんなんだ、この力は!」
デカマスター「これが貴様がバカにしたスーパー戦隊の力だ!あとはお前が決めろ!」
ベガスラッシュを食らってもなお立ち上がるシュバルツ将軍に対して後を任されたトッキュウ6号はユウドウブレイカーにドリルレッシャーを装填した。そして立ち上がったシュバルツ将軍も将軍系黒鉄剣に闇のオーラを纏わせた。
シュバルツ将軍「来い、ザラム!」
トッキュウ6号「その名で俺を呼ぶな!」
『オーライー、オーライー』
トッキュウ6号「ハアッ!」
シュバルツ将軍「くたばれ!」
トッキュウ6号の必殺技であるトルネードビームを食らったシュバルツ将軍は吹き飛ばされた。
シュバルツ将軍「や、やるな!だが…次はこうは行かんぞ、ザラム!」
そう告げてシュバルツ将軍が姿を消すとトッキュウ6号も変身解除した。
『変身解除致しま~す』
明「ここも違うか。」
そう告げてまたハーモニカを吹きながら明は姿を消した。
ドギー「アイツは…」
ラクレス「またその内力を貸すだろう。奴もスーパー戦隊の端くれならばな。」
そう告げて2人は明の背中を見送った。そしてそんな2人の頭上をトップゲイラーが飛び去るのだった。
?「トキメキが足りないな…ん?あれは…ガイルドン…なぜあんな所に? 」
to be continued…









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