仮面ライダーギーツ~新たな始まり~第9話「宿敵復活編Ⅰ:神殺しのメラ、再来」
皆様…と行きたいが今回はツムリに変わりこの私、ギロリが簡単にあらすじを話そう。前回はパンクジャックとナーゴが自分達の後継者として選んだ藤吉夏鈴、山﨑天との出会いの話をしていた。そしてジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを与えた人物を2人が話そうとした矢先、私がサロンから血相をかいて飛び出して告げたのだ。スエル、ジット、そして神殺しのメラというかつて英寿達が倒したはずの宿敵達の復活を。そして全員が英寿を狙っていた事を。
ツムリ「一体…何がどうなっているのですか?スエルやジット…それにメラまで復活したなんて…」
ギロリ「俺にも全く分からない。何故か街にジット、スエルが現れたから何かを探しているんだろうとは思ったが…そこにメラまで現れたことから理解した。アイツらは英寿をこの手で倒そうとしているとな。」
ツムリ「そんな…英寿様…いや、英寿をまた狙うなんて…」
ギロリ「フッ。」
ツムリ「何がおかしいんです?ギロリさん!」
ギロリ「ツムリ、お前散々英寿に姉さんと呼ぶなと言う癖に英寿がいない時は姉の顔をするんだな。」
ツムリ「え、いや。それは…今だけです!いつ英寿がまた創世の神として世界を見つめるために私たちの前から姿を消すか分かりませんし…」
ギロリ「確かにな。そう遠くない未来…英寿はまた俺たちの前から姿を消すんだろうな…。」
ツムリ「はい。ですから今だけ…今だけは姉として接するだけですから!」
ギロリ「分かった、分かった。」
そんな話をしているとデザイア神殿の部屋にチラミがやって来た。
チラミ「ちょっとちょっと!あんた達が呑気に言い合ってるうちにスエルとジットが姿を消したわよ!」
ツムリ「え?スエルとジットが」
ギロリ「消えた…だと?どういう事だ、チラミ!」
チラミ「どういう事って言われてもギロリが見つけた場所についさっきまでスエルもジットもいたのよ!でも急に2人だけ消えたのよ!」
ツムリ「という事は…」
ギロリ「今、街を歩いているのは」
チラミ「ええ。神殺しのメラ…奴だけよ。」
ギロリ「まさかメラの奴、英寿を見つけたのか。」
そして今度はデザイア神殿に仮面ライダーバッファこと吾妻道長、仮面ライダータイクーンこと桜井景和、仮面ライダーナーゴこと鞍馬祢音がやって来た。ちなみに仮面ライダーパンクジャックこと晴家ウィンはサロンの中でメラの動きを探っている。
景和「英寿が狙われてるってどういう事ですか?ギロリさん!」
祢音「そうだよ、それにさっきスエルって聞こえたし!」
道長「どういう事だ、神殺しのメラまでいるのか?」
ギロリ「聞かれていたか。ならば仕方ない、確かに英寿を狙って何者かがスエル、ジット、メラを復活させたのは確かだ。」
道長「まさか奴らがギーツを狙うのは…」
ギロリ「ああ。創世の神の力を奪って世界を自分の思い通りにしようとしてるんだろう。」
景和「そんな…折角スエルを倒して戦いに決着が着いたと思ったのに。」
祢音「それでもまだ英寿を狙うなんて…酷すぎる…」
ギロリからスエル達の狙いを聞いた景和と祢音は悲しみに打ちひしがれていたが道長は1人だけデザイア神殿から出ていこうとしていた。
景和「道長?」
祢音「どこに行くつもり?」
ツムリ「道長様…勝手な行動は…」
道長「簡単な話、そいつらをギーツに近付けなければいいんだろ。」
ギロリ「無茶はするなよ、バッファ。貴様が推しを残して消えるのだけは認めないからな。」
道長「分かってる、由依をこの世界に残して消える訳にはいかないからな。」
そして道長はデザイア神殿から外に出た。
メラ「さて、ギーツは何処だ?またこのメラ様がお前を消してやるよ!」
神殺しのメラは仮面ライダーギーツこと浮世英寿の気配を探しながら街を歩いていた。すると背後から道長が声をかけた。
道長「おい、神殺しのメラ!あいにくギーツはいないぜ?」
メラ「誰かと思えば…いつぞやのバッファか。なんでギーツはいないんだ?」
道長「いないんじゃない。お前なんかギーツの前に俺が倒してやる!」
メラ「ハッ!生意気言いやがって!前みたいにお前を倒してギーツを見つけてやる!」
『デザイアドライバー!』
『X GEATS』
『BLACK OUT』
メラ「変身!」
『REVOLVE ON』
『DARKNESS BOOST』
『X GEATS』
『READY FIGHT』
クロスギーツ「久々に味わってもらうよ、クロスギーツの力を!」
道長「ふざけんな!」
『デザイアドライバー!』
『SET』『SET FEVER』
『ZOMBIE』
道長「変身!」
『ZOMBIE』『HIT』
『FEVER ZOMBIE』
バッファ「お前は俺が止める!由依の為にもな!」
『ZOMBIE BREAKER』
そしてメラは仮面ライダークロスギーツ、道長は仮面ライダーバッファフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に変身した。
バッファ「覚悟しろ!メラ!ハアッ!」
そしてバッファはゾンビブレイカーによる斬撃を放つがクロスギーツはその斬撃をかわすとクロスレイジングソードとギーツバスタークロスによる連続斬撃を繰り出した。
クロスギーツ「ハッ!ハッ!甘いな、ハッ!」
バッファ「グハッ!や、やはり…一筋縄とはいかないか!」
クロスギーツ「ハッ!どうした、かかって来い!」
クロスギーツはクロスレイジングソードとギーツバスタークロスによる斬撃を放つがバッファはゾンビブレイカーで受け止めると連続斬撃を放った。
バッファ「だがな…この力を手に入れるために…俺がどれだけ大変な思いしたのか…お前には分かるわけないだろうがな!ハアッ!タアッ!」
クロスギーツ「グハッ!き、貴様!ハアッ!ハアッ!」
バッファのゾンビブレイカーによる斬撃をくらい怯んだクロスギーツだったがクロスレイジングソードとギーツバスタークロスによる連続斬撃を放ち、バッファを地面にたたきつけた。
バッファ「ハアハア…ふざけやがって!」
そして立ち上がったバッファはゾンビブレイカーによる連続斬撃を放つもののクロスギーツはクロスレイジングソードでゾンビブレイカーを受け止めるとギーツバスタークロスとクロスレイジングソードによる連続斬撃でバッファを再び吹き飛ばした。
バッファ「グハッ!ハアハア…」
クロスギーツ「どうした?俺を倒すんじゃなかったのか?」
バッファ「貴様…誰が…諦めるものか…ハアッ!オラッ!」
そして立ち上がったバッファはゾンビブレイカーによる斬撃を放ち、クロスギーツを怯ませた。
クロスギーツ「な、何?これが…お前の力だって言うのか!」
バッファ「そういう事だ!」
『POISON CHARGE』
『TACTICAL BREAK』
バッファ「ハアッ!」
クロスギーツ「グハッ!ハアハア…中々やるな、確かに前に戦った時より…強くなってるのかもな!だが…まだまだ!」
そしてゆっくりと立ち上がったクロスギーツは急接近するとバッファに対してクロスレイジングソードとギーツバスタークロスの連続斬撃で壁に吹き飛ばした。
バッファ「グハッ!ハアハア…まだまだ!ギーツに会いたければ…俺を倒せ!」
クロスギーツ「ハア。いちいちムカつくな。だったら望み通り消してやる!」
そしてクロスギーツがクロスレイジングソードを振振り下ろすタイミングでゾンビブレイカーで受け止めたバッファはレイジングソードクロスを弾き飛ばしてギーツバスタークロスによる斬撃が来るタイミングでゾンビブレイカーによる斬撃を繰り出した。
クロスギーツ「グハッ!ま、まさか…見切ったのか?クロスレイジングソードの一撃も…クロスギーツバスターの斬撃も!」
バッファ「当たり前だろ。俺だって一応神だったからな!」
クロスギーツ「ハハ!お前が神!?だったら神殺しのメラ様がギーツ共々お前を消してやるよ!」
そして立ち上がったクロスギーツはクロスギーツバスターを構えた。
『BOOST TACTICAL VICTORY』
クロスギーツ「散れ!ハアッ!」
ギーツバスタークロスのレバーを引いて強化された銃撃を放ち、大爆発を巻き起こし勝利を確信したクロスギーツだが、爆炎の中を見て驚いた。
クロスギーツ「俺の勝ちだ!ギーツの前に神をまた…ん?何故だ、なぜお前が生きている!」
バッファ「こいつで防いだんだよ。お前の攻撃を!」
バッファはバーサークローでクロスギーツの強化された銃撃を防いでいたためにダメージを受けていなかった。
クロスギーツ「き、貴様〜!」
バッファ「今度はこっちの番だ!」
『HYPERZOMBIE STRIKE 』
バッファ「こいつを喰らえ!ハアッ!」
バッファはバーサークローでクロスギーツを切り裂いて吹き飛ばした。
クロスギーツ「グハッ!ハアハア…やりやがるな。」
バッファ「こいつで終わりだ!」
『HYPERZOMBIE VICTORY』
バッファ「ハアッ!」
バッファは強烈なライダーキックを放つが、クロスギーツは吹き飛ばされないようにギーツバスタークロスとクロスレイジングソードで耐え抜いた。
クロスギーツ「これが貴様の全力か!」
バッファ「なんだと?」
クロスギーツ「なら…今度はこっちの番だ!」
『TACTICAL RAISING』
クロスギーツ「ハアッ!」
バッファ「ウワーッ!」
クロスレイジングソードのボタンを押してトリガーを引いて斬撃を放つとその一撃を喰らったバッファは変身解除した。
道長「ハアハア…これがクロスギーツの力か。」
クロスギーツ「悪いが…お前は俺が消してやる!」
そしてクロスレイジングソードを使って道長のバッファIDコアを破壊しようとした次の瞬間、どこからか声がした。
?「そこまでだ…」
クロスギーツ「誰だ、お前?ギ、ギーツ?」
ドゥームズギーツ「悪いことは言わない。早く消えろ。」
クロスギーツ「おい、変なギーツのおかげで命拾いしたな!」
クロスギーツはその場から立ち去り、道長は振り返ってドゥームズギーツを見つめた。
道長「金色の…ギーツだと?」
ドゥームズギーツ「近いうちにまたお前に会うことになるだろうな、バッファ。」
道長「待て、ギーツ!」
しかし道長の呼び掛けに応えることも無くドゥームズギーツは姿を消した。一方、デザイア神殿ではウィンがツムリにとある話をした。
ウィン「ツムちゃん、思い出したぜ。」
ツムリ「何を思い出したんです?ウィンさん。」
ウィン「ジャマトライダーにフィーバースロットレイズバックルを与えた人物をだよ。」
ツムリ「それで…誰なんです?」
ウィン「アルキメデルとナッジスパロウだ。」
ツムリ「え…?」
to be continued…