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仮面ライダーレジェンド第1話「ゴージャスタイムの幕開け!」

『ゴージャスアタックライド!レ・レ・レ・レジェンド!』
カッシーン「ウワーッ!」
レジェンド「はあ…なんで必ず姉さんの近くでこんな事が…」

〇〇「姉さんには絶対言えないな、俺が仮面ライダーレジェンドだなんて。」
彼の名は関〇〇。櫻坂高校に通う高校生であり、密かに仮面ライダーレジェンドとしてハンドレッドと呼ばれる組織と戦っていた。その正体を絶対に自身の姉に明かさないために。
?「〇〇、起きたん?」
〇〇「起きたよ、ゆみ姉。」
有美子「そっか。なら良かった!私もう行くけん、朝ごはんちゃんと食べてよ。」

〇〇「分かった、気をつけてね。ゆみ姉! 」 
有美子「うん、行ってきます!」
〇〇のたった1人の家族であり姉の有美子。有美子は櫻坂46のメンバーとして活動していた。そして有美子は今日も早い時間からの撮影に望むために家を先に出た。そして〇〇は有美子が作ってくれた朝ごはんを食べ終えると制服に着替えて家を出た。すると家の前に1人の男が立っていた。
士「ちゃんと弁当は持ったか、〇〇。」
〇〇「士さん。はい、持ちました!」
士「フッ、そうか。なら、気をつけてな。」

〇〇「はい、行ってきます!」
そして学校に向かって走り出す〇〇を見送った仮面ライダーディケイドこと門矢士は〇〇と有美子がいる家に入った。
士「それにしてもあいつが仮面ライダーレジェンドとはな。フッ、俺に憧れたゴールが仮面ライダーになるって事だったとはな。だが、ハンドレッドがこの世界から消えるまで俺はお前と有美子の親代わりとして守る。それがあの日…お前らを逃がす事に集中したせいでハンドレッドの犠牲にしてしまった…お前達の両親との約束だからな。」
そう呟くと士は部屋の中へと消えた。士が語る〇〇と有美子の両親との約束、そして両親がハンドレッドの犠牲になった話はいずれ士の口から明かされるのだろう。
〇〇「はあ。」
一方その頃、高校に着いた〇〇は窓を見ながらため息をついていた。すると誰かに声をかけられる。

愛李「何、黄昏てんの?〇〇。」
〇〇「なんだ、愛李か。」
愛李「なんだはないでしょ、なんだは!折角一緒の高校になって晴れて中高一緒なのに冷たいな、〇〇は。」
彼女は谷口愛李。〇〇とは中学校からの仲であり〇〇が通う櫻坂高校に〇〇以外誰も受験を受けていない事を知ると愛李は一緒に勉強して受験を受けて〇〇と共に櫻坂高校に入学したが〇〇が黄昏ている理由を巷の噂になっているあのことでは無いかと思い、聞いてみたのだった。
愛李「〇〇が黄昏てる理由、ゴージャスタイムじゃない? 」
〇〇「は、はあ!?」
愛李「何、その反応!やっぱり?〇〇も好きなの?レジェンド!」
〇〇「ま、まあ…カッコイイかな?神出鬼没に現れて悪を倒すんだからな。」
愛李「やっぱり?〇〇もそう思ったんだね!」
〇〇「ま、まあな…」
そう告げるも〇〇は動揺していたが愛李の笑顔を可愛いと思っていた。そして昼食の時間になり弁当を食べていると士からメールが入り、そのメールを開くと〇〇は大声を出した。
〇〇「えっ!?」
愛李「うわっ!?な、何?どうしたの、〇〇?」
〇〇「悪い、愛李。先生が来たら俺は急用で帰ったって伝えてくれ、頼んだぞ!」
愛李「あ、ちょっと!〇〇!もう、どうしたのよ…いきなり…」
そして愛李に伝言を託した〇〇は弁当を食べ切ると校門に向かった。するとそこには士が待っていた。
士「すまない、〇〇。学校を抜け出させて…」
〇〇「大丈夫だよ、士さん。それよりゆみ姉がハンドレッドに狙われてるのは本当なの?」
士「ああ。有美子から電話があってな、変な怪物に追われていると。」
〇〇「分かりました。俺が助けに行きます!」
士「それでだ。俺からお前にプレゼントだ。」
そして士が後ろに下がると金色のバイクがあった。
〇〇「これって…」
士「ああ、マシンレジェンダー。俺のマシンディケイダーの兄弟型だ。こいつを使って有美子を助けろ!」
〇〇「ありがとう、士さん!」
士「礼には及ばない。」
〇〇「じゃあ…行ってきます!」
士「ああ、行ってこい!」
そしてマシンレジェンダーに乗って走り去る〇〇を士は見送った。
有美子「なんで…なんでハンドレッドは私を…まさか生き残ったから…」
カッシーン「関有美子を発見、排除する。」

有美子「なんで…誰か助けて!助けて!」
叫びながら逃げる有美子をカッシーンは追いかけるがバイクの轟音が聞こえるとカッシーンと有美子はその方向を見つめた。すると、マシンレジェンダーに乗った〇〇が轟音と共に駆けつけるとカッシーンに体当たりするがすんでのところでカッシーンは回避した。
〇〇「ゆみ姉、大丈夫?」
有美子「〇〇、なんでこんなところに?学校はどうしたんよ?」
〇〇「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!」
言い合いをしている有美子と〇〇をみていたカッシーンは槍にエネルギーを貯めていた。
カッシーン「関〇〇を確認、排除する。」
そして槍からエネルギー波を放つと〇〇は有美子を守るように立ち塞がった。
〇〇「ゆみ姉、俺の後ろで目をつぶって!」
有美子「わ、分かった!」
『レジェンドライバー!』
そしてカッシーンが放ったエネルギー波を〇〇はレジェンドライバーの力で防いだ。
有美子「え?〇〇?」
カッシーン「貴様、まさか!」
〇〇「仕方ない。ゆみ姉にこんな形で正体を見せたくなかったけど…伝説の輝きを見せてやる!」
そして〇〇は腰にレジェンドライバーを装着すると仮面ライダーレジェンドのケミーカードを取り出した。

『ケミーライド!』
〇〇「変身!」
『レ・レ・レ・レジェンド!』

有美子「嘘…〇〇が仮面ライダー…」
カッシーン「貴様が…貴様がレジェンドだったのか!」
レジェンド「かかってこい!さあ、ゴージャスタイムだ!」
そしてレジェンドはカッシーンに向かって走り出しカッシーンもまたレジェンドに向かって走り出した。
カッシーン「ハアッ!」
そしてカッシーンは槍をレジェンドに向けて振り回すがそれを交わしたレジェンドはパンチとキックを繰り出した。
カッシーン「グハッ!やるな、だがまだまだだ!ハアッ!」
そしてカッシーンは槍からエネルギー波を放つがそれを交わしたレジェンドはレジェンドライドマグナムを取り出した。
『レジェンドライドマグナム!』
レジェンド「次はこれだ!ハアッ!」
そしてレジェンドライドマグナムから放たれた銃弾を受けたカッシーンは吹き飛ばされた。
有美子「すごい…〇〇…」
カッシーン「舐めるな!」
そう告げてカッシーンは槍を使った斬撃を受け止めたレジェンドは強烈なパンチと回し蹴りでカッシーンを吹き飛ばした。
レジェンド「ハアッ!タアッ!」
カッシーン「グハッ!」
レジェンド「まだ使ったことない力は…これだ!」
そしてレジェンドは仮面ライダーカブトのケミーカードを取り出した。

『ケミーライド!』
『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!カブト!』
そしてレジェンドはゴージャスカブトに姿を変えた。
ゴージャスカブト「来い!」
カッシーン「貴様!ハアッ!」
そしてカッシーンの槍による攻撃を交わしたゴージャスカブトは的確なパンチとキックでダメージを与えていくのだった。
ゴージャスカブト「ハアッ!タアッ!」
カッシーン「グハッ!」
ゴージャスカブト「これで終わりだ!」
『ゴージャスアタックライド!カ・カ・カ・カブト!』
ゴージャスカブト「ハアッ!」
カッシーン「ウワーッ!」
そしてゴージャスカブトは必殺技でカッシーンを倒すことに成功したのだった。
〇〇「ゆみ姉、大丈夫?」
有美子「私は大丈夫。でも驚いたけん、〇〇が仮面ライダーだなんて。」
〇〇「ごめんね、教えるのが遅くなって。」
有美子「ううん、でも助けてくれてありがとうね、〇〇。」
〇〇「うん!」
そして変身を解除した〇〇と有美子を遠くから見つめる人物がいた。
?「見つけたぞ、関姉弟。お前らは俺が始末する。」
その男の手にはバールクスライドウォッチが握られていた。
to be continued

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