仮面ライダーゴースト~復活の宿敵達~第1話「タケルの平和な時間を壊すかのように復活を果たしたガンマイザー、襲来!」
俺の名前は天空寺タケル。またの名を仮面ライダーゴーストだ!1度死んで仮面ライダーになった俺は眼魔と戦いながら自分の命を取り戻すために戦い、何度か自分の命を危険に晒しながらもその度に偉人の皆から力を借りてなんとか強くなって帰ってきた。そして、眼魔界から地球を支配するためにアデルが12体のガンマイザーを率いて俺達に戦いを挑み、ガンマイザーを倒した上でパーフェクト・ガンマイザーとなったアデルとの最終決戦でアデルを倒したものの今度はグレートアイが実体化を果たすと共にグレートアイザーに姿を変えたために偉人のゴースト全員と協力してグレートアイザーを倒した俺は生き返ることが出来ました。その後はアカリのピンチを助けるために新たな力であるテンカトウイツ魂を手に入れてバグスターを倒したり、エニグマを阻止するために戦ったりと大忙しでした。そして、何とか大天空寺の住職としての仕事を始めた俺でしたが、この時はまだ気づいていなかったんです。俺とマコト兄ちゃん、アランが一生懸命戦ったあの日々がまるで無意味だったかのような出来事が待ち受けていることを。
タケル「はあ、今日も平和でいいな。最近はめっきり眼魔の出現が無くなったから不可思議現象も起きないし、朝から御成が大騒ぎすることもないし!あれ?でも、今日なんかあるって御成昨日から大騒ぎしてたような…まあ、いっか!御成が帰ってきてからで!」
そんな事を話しながら大天空寺の入口をほうきで掃きながら掃除をしていたタケルはふとあの2人の事を思い出したのだった。
タケル「あれ?そういえば…マコト兄ちゃんとアランも近々帰ってくるって言ってたけど、何の用なんだろう?確か前に通信して話した時はカノンちゃんがどうのこうのってマコト兄ちゃん叫んでたよな。もしかしてカノンちゃんの身に何かあったのかな?」
そんな大きな独り言を叫んでいると後ろから御成が大声を出しながら走ってきたのだった。
御成「タケル殿、タケル殿!いつまで呑気に掃除をしているおつもりですか?早くしないと帰ってきてしまいますぞ!」
タケル「帰ってくる?もしかしてマコト兄ちゃんとアラン?」
御成「何を仰っているんです。お2人が帰ってくるのは来週ですし帰ってくると言ったってアラン殿とカノン殿の結婚式のためではありませんか!まさかタケル殿、そんなこともお忘れですか?」
タケル「覚えてる、覚えてるよ御成!それで誰が帰ってくるの?」
御成「アカリ殿ですよ、アカリ殿!大学での不可思議研究のレポートを出したらお帰りになると昨日連絡があったと教えたではないですか、しっかりして下され、タケル殿!」
タケル「ああ、ごめん、ごめん!」
アカリ「全く相変わらずね、タケルと御成は!」
タケル「アカリ!」
御成「アカリ殿!お帰りなさいませ!」
アカリ「ただいま、御成!タケル!」
タケル「それよりも俺達の話、いつから聞いてたんだよ。」
アカリ「えーっとね。アランとカノンちゃんの結婚式をタケルが覚えてるかどうか曖昧な所かな?」
タケル「ちょっと!めちゃくちゃ早い段階から聞いてたんじゃん!だったらもっと早く入って来てよ!」
アカリ「ごめん、ごめん!」
御成「それにしても早いお帰りでしたね、昨日の話では今日のお昼になると仰っていたのに午前中にお戻りになるとは。」
アカリ「ああ、それはね。一刻も早くあの研究施設から大天空寺に戻りたかったからかな?」
タケル「アカリ!」
御成「アカリ殿。なんと嬉しいお言葉!御成とタケル殿は大喜びでございますぞ!😢」
アカリ「もう!泣くのか喜ぶのかどっちか1つにしてよね、御成!」
タケル「本当だよ、御成。アカリが困ってるだろ。」
御成「そ、そうですよね!申し訳ございません、タケル殿、アカリ殿!」
アカリ「本当にこういう所が御成の変わってないところだよね。ね?タケル!」
タケル「ああ、そうだな!」
そんな事をアカリを含めた3人で話していると大天空寺の中からナリタとシブヤが大慌てでやって来たのだった。
シブヤ「タケル君、御成さん!大変です!」
ナリタ「不可思議現象発生です!これを見てください!」
御成「なんですか!2人揃って騒々しい!ん?不可思議現象ですと?シブヤ、ナリタ!映像を見せなさい!」
シブヤ「こちらです!」
御成「なんと!タケル殿、これを。」
タケル「そんな…なんでガンマイザーが復活してるんだ!」
アカリ「嘘でしょ?タケル達が一生懸命倒したのに!あれは無駄だったの?」
シブヤが見せた映像には街を破壊するガンマイザー・ファイヤーがいたのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「破壊。破壊。破壊。」
タケル「御成、アカリ!俺、行ってくるよ!」
御成「お気をつけて、タケル殿!」
アカリ「行ってらっしゃい、タケル!」
タケル「うん!」
そして、御成とアカリに見送られてタケルはゴーストライカーに乗って現場に向かうのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「ゴースト、破壊。」
タケル「なんでお前がここにいるんだ、ガンマイザー!」
ガンマイザー・ファイヤー「破壊。」
タケル「話す余地など無いって事か。だったらお前を倒すだけだ!」
そう叫んだタケルは腰にゴーストドライバーを出現させると共にオレゴーストアイコンを起動したのだった。
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!』
タケル「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
ゴースト「一気に倒してやる!」
ガンマイザー・ファイヤー「ゴースト、破壊。」
そして放たれた火炎攻撃を浮遊してかわしたゴーストはそのまま突進する攻撃を連続で叩き込むも全く微動だにしなかったガンマイザー・ファイヤーが再び放った火炎攻撃を今度は食らってしまったゴーストだったがすぐに立ち上がり体勢を立て直すのだった。
ゴースト「なめるなよ!ハッ!ハアッ!」
ガンマイザー・ファイヤー「お前の攻撃、効かない。ゴースト、破壊。」
ゴーストの連続攻撃を全て受け止めたガンマイザー・ファイヤーは、右手に炎を纏わせると共に強烈なパンチをゴーストに繰り出し、その一撃を食らったゴーストは吹き飛ばされたのだった。
ゴースト「ふざけやがって!」
『ガンガンセイバー!』
ゴースト「こいつをくらえ!ハッ!ハアッ!」
今度はガンガンセイバーによる斬撃を放つものの全く無傷のままのガンマイザー・ファイヤーは今度は巨大な火炎球をゴーストに向けて放つのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「ゴースト、破壊!」
ゴースト「ウワーッ!だったらこれはどうだ!」
そう叫んだゴーストはゴーストドライバーのレバーを1回引くのだった。
『ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!』
ゴースト「ハア!セリャーッ!」
そして、渾身の力で放った必殺技であるオメガドライブオレをガンマイザー・ファイヤーは受け止めると共に弾き飛ばすのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「お前の攻撃は無意味だ。私には届かない。」
ゴースト「クソっ!前よりも強くなってる!一体どうなってるんだよ!なら、ブーストの力で!」
『イッパツトウコン!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!』
『闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』
ガンマイザー・ファイヤー「姿を変えたとて無駄な事!ハアッ!」
そう叫んだガンマイザー・ファイヤーは掌から生み出した巨大な火炎球をゴーストに向けて再び投げるのだった。
ゴースト「2度も同じ手は食わない!」
『サングラスラッシャー!』
そして、サングラスラッシャーを召喚したゴーストは火炎球を切り裂くと共にガンマイザー・ファイヤーに急接近して目にも止まらぬ連続斬撃を繰り出したのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「何だこの攻撃は!私の予測を上回るというのか!ハアッ!」
ゴースト「言ったでしょ?同じ手は食わないって!ハアッ!タアッ!」
そして、ガンマイザー・ファイヤーの強烈なパンチを受け止めたゴーストは再びサングラスラッシャーで連続攻撃を繰り出したのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「私がゴーストに押されているだと!ならば奥の手を使うまで!」
ゴースト「何をするつもりか知らないがここで決める!命、燃やすぜ!」
『闘魂ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ!』
ゴースト「ハアッ!」
ガンマイザー・ファイヤー「今だ!ハアッ!」
そして、闘魂ブースト魂の必殺技であるオメガドライブブーストをガンマイザー・ファイヤーは炎の壁で受け止め、相殺したのだった。
ガンマイザー・ファイヤー「今日はここまでの様ですね。また会いましょう、ゴースト。」
そう告げると石版へと姿を変えたガンマイザー・ファイヤーは空へと姿を消したのだった。一方その光景を見ていたゴーストは変身を解除してタケルの姿に戻るのだった。
タケル「なんなんだ、あれは?なんでガンマイザーが。まさかアデルがやったのか!」
そんな事をタケルが考えていたその頃、眼魔界のとある一室ではあの人物が動きだしていた。
アルゴス「何時ぞやの借りはここで返させてもらう、天空寺タケル!アデルと眼魔達、ガンマイザー、そしてレジェンドライダーに倒された者たち。さらにはノバショッカーを使ってな!これで今度こそ世界を破壊してやる!俺が生み出すダークガンマイザーが現れたら地球は終わりだ!ハーハッハッハ!」
かつて、仮面ライダーダークゴーストとしてタケルに戦いを挑み、そして敗れたアルゴスが数年ぶりに眼魔界を支配するために復活を果たしたのだった。最強最悪の計画をこの手で実行するために。一方、それを阻止するために世界の垣根を越えてあの男達がタケルの元に駆けつけようとしていた。
?「大丈夫、俺クウガだもん!」
?「皆の笑顔は僕が守る!もちろん君の笑顔もね、真魚ちゃん!」
?「この世界も俺が守ってやる!」
?「俺には夢がない。でも、誰かの夢を守る事は出来る!」
?「運命は自分で決める!」
?「鍛えてますから、俺鬼なんで!」
?「お婆ちゃんが言っていた。俺は天の道を行き総てを司る男。」
?「行くよ、皆!」
?「僕は、生きてみたいんだ。人間とか、ファンガイアじゃなくて、僕は、僕として。」
?「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」
?「行くぜ?相棒!」
?「ライダーは助け合いでしょ?」
?「俺のダチは俺がゼッテー守る!」
?「約束する。俺が最後の希望だ!」
?「俺は俺の為に戦う!俺が信じた希望の為に!俺が望んだ結末の為に!」
?「考えるのはやめた。脳細胞がトップギアだぜ!」
?「ノバショッカー。真由、お前の傍に俺は今度こそいるからな!」