仮面ライダーゼロワン~アーククライシス第1章~第5話「ヒューマギアの未来を守るために仮面ライダー滅こと滅がアークの前に立ちはだかる!」
前回のあらすじ
仮面ライダーバルキリーこと刃唯阿は仮面ライダーバルカンこと不破諫を探すために行動していた。そして唯阿の携帯に不破から連絡が入り、自身が生きていることや仮面ライダーゼロワンこと飛電或人、秘書のイズ、仮面ライダー滅こと滅と共に行動している事を伝えると唯阿も滅達がいるアジトに向かう事を決めた代わりに唯阿は仮面ライダーサウザーこと天津垓が仮面ライダーザイアことリオン=アークランドとの戦いで行方不明になったことを伝えたのだった。そして驚く不破に対して唯阿は自身もアジトに向かう事を告げて電話を切った。すると唯阿の目の前にかつて或人とイズが倒したはずのベルが姿を現すとネオガーディアンの誕生を狙っていたベルに襲われそうになった唯阿を助けたのはなんとナノシステムの中に姿を消したはずのエスだった。そして唯阿に逃げるように促したエスは或人の味方として共に戦うことを伝言するように託すとベルの目の前に立ちはだかった。そしてお互いに仮面ライダーエデンと仮面ライダールシファーに変身して戦い、エデンを超えるために手に入れた力であるルシファーをナノマシンシステムの中で眠っていた事から以前より強くなったエデンがルシファーを圧倒し、最後はエデンインパクトでルシファーを撤退させた。そして、エスも唯阿を追いかけるかのように或人がいるアジトへと向かうのだった。
イズ「不破諫様。」
不破「なんだ、イズ。」
イズ「少し気になったことがありまして…」
不破「何が気になってる?」
イズ「刃唯阿様の事です。」
不破「刃がどうした?あいつもこっちに向かってるんだろ?」
イズ「はい。しかし先日の不破様とのお電話の後から妙なんです。」
滅「妙?何が妙なんだ?イズ。」
不破「滅。」
滅「一応このアジトを仕切っているのは俺だ。何が妙なのか知る権利は俺にもあるはずだ。」
イズ「実は先日の連絡以降刃唯阿様を狙う影が4つ確認されました。」
不破「刃を狙う影が4つだと?ヒューマギアか?」
イズ「いえ…反応を見る限りヒューマギアでは無いかと。」
或人「じゃあ…人間が刃さんを?」
イズ「はい。そのような気が致します。まるで自身の力で刃様を倒そうという気配を感じます。」
不破「まさか…」
滅「どうした?なにか心当たりでもあるのか?」
不破「ソルドだ。」
或人「ソルド?」
不破「ああ、社長は知らなかったか。この前刃が電話で言っていたリオン=アークランド、奴が作り出した意志を持たない兵士と化したマギア。それがソルドだ。」
或人「なんでそんなものを…」
滅「俺たち滅亡迅雷.netを壊滅させるためだろうな。」
或人「ふざけやがって…なんなんだよ、そのリオンって奴は!」
イズ「ザイアは天津社長を追放したいがためにそのような事をしたのだと思います。」
或人は滅やイズ、不破からの話を聞いて改めて天津を追放するために行った行動に怒りを覚えていた。そんな矢先、またもやアジトにアークがやって来た。
アーク「相変わらず煩いな、飛電或人。」
或人「アーク…お前!」
不破「俺や社長の次は誰を狙うつもりだ!」
滅「俺だろ?アーク。」
アーク「分かっているならそれでいい、滅。」
滅「アズを連れて来なかったのはどういう風の吹き回しだ。」
アーク「アズは貴様らを倒すために戦争の準備を始めた。」
アークが突如として話した戦争という言葉に滅だけでなく不破や或人、イズまで驚いていた。
不破「戦争だと?ふざけやがって!」
或人「誰がそんなことを望んだ!ふざけんな!」
イズ「アーク。その発言はいくらなんでも許す訳には参りません。」
アーク「貴様らの言うことなど聞く気は無い。」
『アークドライバーゼロ!』
アーク「変身」
『アークライズ!オールゼロ…』
アークはアークドライバーゼロを使って仮面ライダーアークゼロに変身した。
滅「貴様は…俺が倒す」
『フォースライザー!』
『ポイズン!』
滅「変身!」
『フォースライズ!スティングスコーピオン!Break Down.』
滅「来い。」
アークゼロ「覚悟しろ。」
そして滅とアークゼロは走り出しお互いに強烈なパンチを繰り出した。
アークゼロ「お前のパンチは当たらない!ハアッ!」
滅「グハッ!」
アークゼロは滅を強烈なパンチで吹き飛ばした。
滅「貴様…ふざけやがって!」
立ち上がった滅はパンチとキックのコンビネーションでアークゼロを怯ませた。
アークゼロ「やるな…。だが!」
踏ん張ったアークゼロは滅に強烈なパンチを放つが滅は受け止めた。
滅「甘いな。」
アークゼロ「な、なんだと!」
滅「お前よりも再生したヒューマギアの方が上という事だ!ハアッ!」
そして受け止めたアークゼロの腕を掴んだまま滅は強烈な回し蹴りを叩き込んだ。
アークゼロ「グハッ!滅…貴様!」
滅「もう貴様の思いどおりにはならない。」
『アタッシュアロー!』
そしてゆっくりと歩きながら滅はアタッシュアローを召喚した。
滅「覚悟しろよ、ハアッ!」
アタッシュアローによる連続斬撃を繰り出して滅はアークゼロを吹き飛ばした。
アークゼロ「やるな、滅。だが…お前に出来て人工知能であるこの私にできないわけはない。」
たちあがったアークゼロは立ち上がったアークゼロは右手をかざした。
『アタッシュアロー!』
滅「な、なんだと!」
アークゼロ「だから言っただろ?お前に出来て私に出来ないものはないとな。」
アークゼロはアタッシュアローを召喚して右手に持ちながら走り出した。
滅「舐めるな!」
滅もアタッシュアローを手にして走り出し、鍔迫り合いをした。
アークゼロ「お前の行動は既に予測済みだ。ハアッ!」
アークゼロは目にも止まらぬ連続斬撃で滅を吹き飛ばした。
滅「グハッ!」
アークゼロ「貴様には出来ない攻撃もな!」
立ち上がろうとした滅に対してアークゼロはアタッシュアローから無数の矢を放った。
滅「ハアハア…貴様の攻撃など交わしてやる!」
そしてアークゼロが放つ無数の矢を滅は全て交わした。
アークゼロ「な、なんだと!」
滅「いいか、アーク。無数の矢とは…こうやって放つのだ!ハアッ!」
そしてアークゼロに見せつけるかのように目の前で滅は無数の矢を一斉にアークゼロに放った。
アークゼロ「な、なんだ…この数は!私の予測を超えたというのか?ウワーッ!」
無数の矢を交わしきれずに全て食らったアークゼロは地面を転がるのだった。
アークゼロ「ハア…ハア」
滅「これで終わりだと思うなよ、アーク!」
アークゼロ「な、何?」
そして立ち上がったアークゼロに照準を合わせた滅は再び何発かの矢を放った。
滅「ハアッ!」
アークゼロ「ま、待て!グハッ!」
その矢すら交わせなかったアークゼロは吹き飛ばされた。
アークゼロ「ハア…ハア…何故だ…なぜ貴様は私の予測を超えてくるのだ…滅!」
滅「何故かだと?それが俺たちヒューマギアのアップデート能力だ。」
アークゼロ「あ、アップデートだと?」
滅「ああ。お前らみたいな人工知能だけがアップデートできると思ったら大間違いだ。俺らヒューマギアも…進化するんだよ。」
そして懐から滅はアメイジングヘラクレスプログライズキーを取りだした。
『ストロング!』
『Progrise key comfirmed. Ready to utilise.』
『アメイジングカバンシュート!』
滅「全ては貴様を倒すため…ハアッ!」
アークゼロ「ウワーッ!」
『アメイジングカバンシュート!』
ヘラクレスオオカブトの角を模した矢を食らったアークゼロは壁にたたきつけられた。
滅「やったか?」
アークゼロ「滅。貴様に出来て私に出来ない事は無い…」
そう告げて右手をかざすと滅のアタッシュアローに装填されていたアメイジングヘラクレスプログライズキーがアークゼロの手の中にいた。
滅「な、なんだと!」
アークゼロ「これが私の力だ。見せてやる。」
『ストロング!』
『Progrise key comfirmed Ready to utilise.』
『ストロングカバンシュート!』
アークゼロ「消えろ。ハアッ!」
滅「ウワーッ!」
『ストロングカバンシュート!』
アークゼロがお返しのようにヘラクレスの角を模した矢を放ち、その一撃を受けた滅は地面を転がるのだった。
滅「ハア…ハア。アーク…貴様!」
アークゼロ「終わりだ…。滅。」
そしてアークゼロがアークドライバーゼロに手をかけようとした瞬間、或人のポケットが光った。
或人「このプログライズキーは…ソウゴの…。滅、この力を使え!」
そして或人はそのプログライズキーを滅に投げると滅は掴んだ。
滅「このプログライズキーは…」
或人「そいつを使え、滅!」
滅「ああ、ありがたく使わせてもらおう。飛電或人!」
『キング!』
『Progrise key comfirmed Ready to utilise.』
滅「これで終わりだ!ハアッ!」
『ジオウズアビリティ!』
アークゼロ「ウワーッ!」
『ジオウズアビリティ!』
ライダータイミングジオウプログライズキーの攻撃を受けたアークゼロは地面を転がるのだった。
滅「これで終わりにしよう…アーク!」
アークゼロ「望むところだ!」
『オールエクスティンクション!』
アークゼロ「ハアッ!」
煉
滅 殲
獄
『スティングディストピア!』
滅「ハアーッ!」
お互いの必殺技がぶつかり合い、大爆発が巻き起こり最後に立っていたのは滅であり、アークゼロは変身解除した。
アーク「覚えてろよ…お前ら」
そしてアークが姿を消すと滅も変身解除した。
滅「飛電或人…お前が渡したこのプログライズキーは…」
或人「ああ。前に一緒に戦った奴の力だよ。お前の力になると思うからしばらく持っててくれ。」
滅「分かった。」
そして或人は滅に新たな力を与えたその頃、アズはあの男を蘇らせていた。
アズ「全く…アナザーゼロワンなんて変な力を使うあなたまで必要とはね…ウィル」
一方別の場所ではあの男もまた再起動していた。
其雄「或人…今度こそお前が笑う世界をこの手に…」