2022.12.16. 天空闘技場編を読んだ
ゼブラックの無料配信が天空闘技場編とヨークシンシティ編になった。
ハンター試験とゾルディック家でのごたごたが過ぎた先の天空闘技場編では、ついにこの漫画でも最重要要素である”念”の概念が初登場する。
これにより、戦闘シーンが能力バトルとして拡張された。これによって元々あった単純な殴る蹴るの応酬や心理的な駆け引きに加えて念能力が食わることになる。
それによって、バトルに更に奥行きが深まって読み応えが増してきた。だけどその分本編を読むのに体力が必要になってきた気がする。
こんなに密度の高い漫画を週刊連載するなんて人間業じゃないよほんと……。
それはそれとして、天空闘技場の舞台設定は凝っているのに、目的であるヒソカとの再戦を果たせたからさよならバイバイするのは思い切っているよな。普通だったらあと単行本数巻分は引き伸ばせるでしょ……。
ほんとテンポの凄まじい漫画である。
あと、天空闘技場編の裏テーマとして新しいことを始めたかったらきっちりとした先生に師事しようねというのはあるよね。
カストロら200階から上の挑戦者たちは”洗礼”によって念能力の存在を初めて知った奴が多いんだろうけど、その殆どが念を独学で学んだのだろう。
そのため、独学故の歪みでみんなメモリの無駄遣いになってしまうんだろうな。
ゴンとキルアはウイング先生のもとできっちり基礎から学べたのでそんな悲劇は起きなかったのだろうな。