令和のNico Nico Madventure 製作後記
この動画のさくれい視点での振り返りになります。まだ動画を見てない人は是非ご覧になってくださいね~。もう見たことあるって人ももう一回見てみてね~。新しい発見があるかもしれないですよ。
Ximcoさん視点の製作後記はこちらからどうぞ!必見です。
■はじめに
完成品の投稿を大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした…。
大きな要因として、
・そもそも最終締切日までに素材を映像へ反映しきれていなかった
・9月17日の生放送を見て素材を増やしたくなってしまった
の2つがあります。ちなみにどっちも自分が100悪いです。叩いてください。
ただただスケジュール管理の甘さを思い知る1年間になってしまいました、猛反省。待って下さった皆様、そしてXimcoさん本当にすみませんでした。
また、『2023年の音MAD作者が選ぶ今年の音MAD10選』で94票をいただくことができました!本当にありがとうございます!結局こちらの舞台でも超正当派には勝てませんでしたが悔いはありません。1票1票のありがたみを忘れずに今後の活動の励みにさせていただければと思います。
■コンビ結成~コンビ名決め
2023年2月3日19:00 コンビが確定
5巡目で成立。一番合作したかった方(同率1位)とこのタイミングで組めると思っていなかったので堪らずガッツポーズ。『【音MAD合作】NicoOtoMædⅢ』のBuild Our Machineパート、『Haunted Derem@s』、『Summer統一』など、共通点のある素材を巧みに取りまとめる作風が特徴的なXimcoさんと組めることになりました。これ優勝したでしょ。
その日はお互いにDMで挨拶を交わして一旦終了。数日後に何を作りたいかすり合わせた所、『テーマオールスター』であっさり決定。
コンビ名を決める
『テーマオールスター』をうまくコンビ名に落とし込める方向で進みます。
パッと見のインパクトや前回の音MDMとのコンビ名被りを考慮しつつ、『音NCM 非参加者 MATCH』でのコンビ名の雰囲気とも異なるものにしたいという個人的な要望も出しました。今見返すと長すぎるだろ!
AIにもコンビ名を相談しながら思いついたものをポンポン投げていきます。
自分の案(一部抜粋)(ダサい)(ダッサい)(ダッサ)
最終的にXimcoさん案の『+++V(かかかそくど)』に決まりました。
動画の疾走感を表す『V(速度)』、素材を足していくことを表す『+』×3、そして記号だけで構成されているというインパクトの強さも備わっていることが決め手でした。
ちなみに加加加速度(Snap, m/s^4)は実際に実用されている単位で、自動車メーカーが使用していたことがあったり、絶叫マシンの開発で用いられたりしているらしいです。すごいピッタリですよね、偶然なんですけど。
曲とテーマを決める
使用曲とテーマは同時並行でアイデア出しを行いました(優先したのはテーマの確定)。
Ximcoさんのメドレーを使用する案もありましたが1個の曲で製作する方向で話が進んでいきます。素材の詰めやすさを重視して、『ハイテンポかつメロディが詰め詰めすぎない』『曲の展開にバリエーションがある』『構成音が多い』曲を探していきます。
候補曲を決めるときに作ったプレイリストを貼っておきます。チップチューン系の曲がやっぱり強いですね。今後の個人作で使うかも。
「Mr.Asyuさんが新作を上げたらそれで作る」という案もありましたが結局2023年中に新作は公開されませんでした。
暫定的にXimcoさん案の『Pon-Pon-Pompoko Dai-Sen-Saw!』が選ばれます。
テーマ決めも結構難航。
テーマ決めについては通話での打ち合わせが多かった気がします。自分がどの案を出したか大分忘れてる。『色』で素材を分ける案もありましたが近いことを別のコンビがやっていたので危なかった。
(確か自分が案を出した)『令和以降のニコニコオールスター』で暫定的に進めていくことに。
4月に入り、「全体の尺」や「構成音の多さ」、そして後述するもう1つの理由から『Pico Pico Adventure』が良いのではとXimcoさんより提案を受けます。タイトルもその流れで『令和のNico Nico Madventure』に仮決定となります。その数日後にXimcoさんから進捗音声が送られて来ます。
滅茶苦茶カッコいい
ゴールデンボンバーの『令和』とマッシュアップした時の相性の良さが『Pico Pico Adventure』を選出した最後の理由という訳です。ここが見せ場になるんだろうなという完成品の妄想も膨らむ中、いよいよ素材の選定作業に取りかかることになります。
■素材のリストアップ
素材リストを作る
4月になりました。テーマオールスターMADの宿命として、多数の素材を管理しなければならないという大きな課題があります。今回は直近5年間のインターネットを総ざらいするという題材、さらには複数人で製作するという性質上「どれを使ったか」「どっちが使うか」をしっかりチェックする作業が必要不可欠になってきます。素材リストはフォーマット作りを始めとして大半はXimcoさんが整備してくださった物です。本当にありがたい…。
『使用する素材名』、『ジャンル』、『流行時期』、『BEAT-NICONICO-WORLDで使用されているか』などをリストアップ。羅列された素材に『さくれい視点での優先度』、『Ximcoさん視点での優先度』として各々で7段階のランク分けをしていきます。
素材をリストアップするにあたって記憶だけで追加するのには限界があったため、ニコニコ大百科の記事(『<時代の指揮者』、『Re時代の秀才』)やパペロンさんの公開しているマイリストなど、様々なものを参考にさせていただきました、ありがとうございます。
それでも拾える情報には限界があるため、局所的な流行、内輪ネタについては人力で探し回るしかなかったので見つけては地道に追加。昔流行った素材が再ブームを起こすケースに関しては明確に新しい切り口での使われ方が見られる物を採用するようにしました。動画の製作中に急に思い出して追加する、ということもざらにありました。
『令和オールスター』と銘打ってはいますが流行には時差があるだろうということで2018年の流行もOKにしています。
最初はNotionでリストを作っていましたが、バカタレ級に動作が重くなったので結局スプレッドシートで管理することに。
ジャンルの管轄とパート分け
自分とXimcoさんで扱える素材にも差異があるので、スプシの優先度表も参考にしながらザックリと担当するジャンルを相談して分けました。
さくれい
・YouTuber、VTuber
・芸人
・曲が素材シリーズ
・YTPMV
・スマホゲーム
Ximcoさん
・ニコニコ御三家(アイドルマスター・東方project・VOCALOID)
・例のアレ
・日常系アニメ
・内輪ネタ
・テレビゲーム
作品の性質上、音声担当と映像担当を分けるのは作業効率が悪くなる可能性が高いため、曲をおおよそ16小節ごとにパート分けして分担することに。さらに分けたパートごとに小テーマを設けて素材に統一性が出るようにします。終盤はジャンルを設けないことで、回収しきれない素材を回収すると共にオールスター感を演出します。この時点では最初のパートと最後のパートをどうするかは未確定。
「これはここだろう」という構成だけ確定させて、残りは状況に応じて柔軟に決めていく方針になりました。
また、素材量が膨大なので『BEAT-NICONICO-WORLD』のように尺を伸ばすのもOKにしました。実はHaunted Dance以外でもちょこっとだけ尺を伸ばしていたりします。
最終的にはこうなりました
■実製作開始(4月下旬~)
製作するにあたって互いに明確に言及こそはしていなかったのですが、『BEAT-NICONICO-WORLD』との対比が共通認識としてあったのではと思っています。映像は全編通して16:9、ドラムやベースなどの音を映像に反映させたり(ビーニコでも反映されたパートはあるが)、テキスト表現、装飾、アニメーション、手描き等々『現代のニコニコオールスター』になるよう全編通して意識をしました。流行曲や音MADそのものを連想できるような特定の動画を意識した構成も多く取り入れています。
根拠も定義もどこにもないですが『音MADらしい音MAD』が作れたような気がします。本放送で美味しい順番でセトリを組んでもらえて良かったな~。
いよいよ製作に移ります。パートは作りながら取得していく形式で埋めていきました。スプレッドシートに『DLした』『音声で使った』『映像で使った』の項目を追加し、素材を追加する度にチェックマークを付けていきます。
自分が最初に手を付け始めたのは『曲が素材シリーズ』パートの音声です。映像が完成した順で各パートについて触れていければと思います。
とはいったものの4月からの5ヶ月間をずっとMDM天に充てられる訳も無く…
製作期間真っ只中の時にMDM天運営の方からなんか飛んでくるし
なんか主催とかやってるし
VTuber×芸人パート(0:49~1:10)
音声完成:7月15日 映像完成:8月15日
VTuber、私は配信もよく追っていますし好きなコンテンツではあるのですが、いかんせん否定的なコメントが流れるという懸念も少なからずあったので序盤の方で消化しつつ「他のテーマと混ぜる」という試みをしています。ガリベンガーって言われてたの面白い。結局そういうコメントは一個も流れなかったので杞憂だった。
思い残すところと言えばにじさんじの比重が大きすぎたことかもしれない。(餅月ひまり、ぽこピー、大代真白などなど入れたかった方々はたくさんいたものの、詰め込む隙が無かったりどう使えば良いか思いつかなかったり令和か平成かで迷ったりで断念)
『本間ひまわり「きいろぉぉぉぉぉおおおお!!!!」』から陣内智則の派生動画と『神田最終回シリーズ』に分岐して連想させていき、陣内繋がりで使った『笑いのニューウェーブ』のオケヒとどっとらいぶ繋がりで使った『めめめのサイコロが!』の「が」の韻踏みで『肺が____ん』の1つに集約させる流れは結構美しく出来たと思っています。
『YONA YONA DANCE』のエリアでは後ろでなぜか山本ひろしがロボットダンスを踊っていますが、その前でどんぐりたけしが「C3PO」と言っている所から繋がっています。自己満足で通した素材に関しては繋ぎでしっかりと正当性を示します。オモローだから元動画を見ろ!
テーマオールスターでもっとも汎用性が効くのが韻踏みです。いくらでも突飛な素材へ繋げることが出来て非常に便利。
次のパートは錦鯉長谷川の『ノリノリまさのり』から『ノリノリ〇〇シリーズ』に移ってブルーアーカイブの素材にシフトしていきます。
ニコニコ外の流行パート(1:27〜1:37)
音声完成:8月5日 映像完成:8月19日
実はあまり素材に統一性は無いです。しいて言えば話題になった発端がニコニコ動画以外のコンテンツって言い方が正しいのかな。YouTubeだったりTwitterで拡散されていた動画がニコニコに輸入されるケースは最近よくありますよね。
素材の繋ぎ方に関してはこのパートが一番無理が無くて気に入ってるかもしれない。消しゴムマジックで消える元太とか、ひろゆきからホリエモンに繋いで食べ物系の素材でまとめたりとか。明確なカテゴリーがない分オールスター感は高い、中盤に配置するにはちょうどよいパートになりました。
オールスター系動画あるある①:「死ね」とか「殺す」だとか物騒な言葉で台詞が繋がりがち
iStockでオスダンサーを購入するも異常震域が全パターン購入していたことが本放送にて発覚、マウントを取られる。ヤバいってこの人。
このパートはヒカキンの出番が多いですね。やたらとヒカキン関連のトピックが多かった(2023年だけでもみそきん、ヒカニチなどなど)ので追いかけるのが大変でした。Hikakin Maniaから推しの子へ繋げる構成にしたら『アイドル』の再現動画アップロードしだすし。
次のXimcoさんのパートが『ひぐらしのなく頃に業』の鉄平の「二度と叩いたりせん」という台詞から始まるため、満を持して『金八先生 体罰集』を配置。
ソシャゲパート(1:10~1:27)
音声完成:7月23日 映像完成:8月20日
数少ない1つしか映像が映っていないシーン、運営の方々からも好評で良かった。
ソシャゲパートは欲しい台詞やシーンを求めてアプリから録画する作業が必要になってくるのが他のパートとの大きな違いですね。ウマ娘やブルアカは嗜む程度には触れていたので自分が担当することになりました。直近数年の音MADならびにニコニコ動画を語る上では欠かせない存在なので最初のサビで回収することにしました。
『ブルーアーカイブ』、『原神』、『プリンセスコネクト!Re:Dive』、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』、『ウマ娘 プリティーダービー』が主軸になっています。
YouTubeの方で人気の高いプロセカmadを回収できたのが個人的満足ポイント。『音COLLAB』のコラボ元である『八月のシンデレラナイン』がスマホゲームなのでこっちで回収してみたり、意外な共通点から引っ張り出せるの楽しい。
もう少し回収できたゲームがあったのでは、とも感じてしまう。
ゲームからゲームへの繋ぎは扱う素材量が少ない分丁寧に。
ウマ娘のパートですが、他のパートを優先しなければ締切日に間に合わないと察して後回しにした結果、ガチの未完成状態で提出することになってしまいました。該当パートを見ていただくと(もともと情報量は抑えめにする予定ではあったものの)他のパートに比べて明らかに密度が低いのが分かると思います。大反省。
冒頭(0:00〜0:18)
音声完成:7月4日 映像完成:8月21日
私が音MADを初めてニコニコに投稿したのが2018年、パソコンを使用して本格的に投稿を始めたのが2019年と丁度令和と活動を共にしております。そのため、直近5年のコンテンツ1つ1つに対して深い思い入れがあったり無かったり…。
『令和』に対して負の感情を抱く人や平成以前の時代を回顧する人などに対し、「こんな楽しいこと、面白いものがあったよね」と提起して、「今の時代も悪くない」と感じてもらえるような動画が作りたいという気持ちが『令和オールスター』を推薦した1つの原動力になっています。
そんな気持ちを表現したのが冒頭のパートになります。
「自分の考え方次第で価値観は変えられる」と呼びかけ、次のパートへ繋げていきます。
最初を時報女にしたのは『音MADあんさんぶる』リスペクトです。
右にバナーが出てたり、左上に音MAD特集のリンクがあったりニコニコ動画のUIをあちこち改竄して音MDM天仕様にしています。
曲が素材パート(2:32~2:42)
音声完成:5月3日 映像完成:8月26日
直前のパートがテレビゲームのパートで確定していたので『カラオケに行く、シュルクとライン』から『夜に駆ける』へ繋げるところをまずは確定させました。ここは絶対にやりたかった。製作初期段階から考えていたと思います。
このパートに関しては別のパートで回収する『アイドルマスター』シリーズや『VOCALOID』楽曲などを実質的に封じられた状態で作らなければならなかったため、素材選びに苦戦した記憶があります。
『ほんとにマニマニ』のラオウから『いい湯 は SHOCK』のケンシロウを出したり、paypayが登場するシーンではダンス系の素材を多めに置いてみたり、『ばかみたい』から『ダダダダ天使』へ繋げたり。
結構綺麗にハマったと思っているのはこのくだり
次のパートがニコニコ御三家パートなので、「曲が素材シリーズ」かつ「御三家素材と絶妙に関連性がある素材」を最後に配置しました。
東方projectで感電やビリーバンバンぐらいの距離感の素材を探すのにかなり難航。最終的に当時はまだ一作品しか動画が投稿されていない『ZUNのカンフー』の元動画を自力で見つけ、自分で派生動画を投稿し流行素材として配置するという強行手段を取りました。いいのかそれは。
ちなみに元動画はこちら 普通に別人だった
YTPMVパート(3:03〜3:13)
音声完成:7月8日 映像完成:8月30日
ここ一番しんどかった。
素材の流行をガッツリ回収していくというよりも『近年のYTPMVの雰囲気』を表現しようとしたパートになっています。
日常系アニメパートの方で百地たまてや姫坂乃愛が既に使われていたので素材選びもかなり難航。いかんせんYTPMV周りの動画の知識が偏っているので、特定のあの方やあの方を思わせる素材が結構見受けられます。音声は台詞を抑えめにして、他パートよりも丁寧に音合わせのミックスをしています。原曲抜きでも聴けるレベルにはなった筈。
最初に左右反転編集した動画を個別で書き出してから配置する作戦で時短を図りました。1小節ごとに映像構成を変えるの大変すぎる。
DilkenitionはHaunted Danceのマッシュアップが展開されることが多いため、次のパートへの繋ぎで採用。
構図だけでなんの曲か特定できる物を厳選しています。他の候補にはDitizoや19(なんかの人)など。阿保草さんのスプレッドシートを参考にさせていただきました、ありがとうございます。
でんじろう先生の顔を伸ばしていたら後日公式からあの動画が公開されるし、ラクダがプチブームになるし、何かしらのパワーがあるのかもしれない。次は何が来るかなあ。
ごちゃ混ぜパートその1(3:24〜3:34)
音声完成:8月27日 映像完成:9月3日
ちなみに音MDM天の第一締め切りが8月31日、最終締め切りが9月7日。絶望です。終盤のパートは性質上それ以前に使用する素材がある程度固まっていないと作業に手をつけられない、しかもクライマックスなので手抜きも許されないというハードさ。パート分けを始めることができたのは8月上旬ぐらいなのでかなりギリギリ。
回収できていないコンテンツの争奪戦になりました。使用したという報告をリアルタイムでしっかり行わないと重複する可能性が非常に高くなるのでこれまで以上にスプレッドシートの管理に意識を向けます。
二次元三次元いい感じの比率で配置できたのでかなりオールスター感あるパートになったんじゃないでしょうか。普段あまりアニメを見れていないので、製作を機に色々とチェックすることが出来て良かった。
循環というアカウントを動かしているのでマスオは自分が回収。ちなみに後ろの背景は7月中旬に無駄に荒川に行って撮ってきたものです。マスオがトランペット吹いてたところ。行く季節間違えたせいでおじさま達があちこちで肌を焼いていた。
オールスター系動画あるある②:下ネタで繋ぎがち
下ネタでまとめたパートがXimcoさんの担当箇所にあったのにもかかわらずこっちでもかます。
回収するコンテンツ1つ1つのテンプレートを尊重するのも大事です。例えばパーシャルサムネ統一は後半で加速するのがおなじみなので、本作品でも台詞合わせを加速させながら退場させています。
ごちゃ混ぜパートその2(3:51〜4:01)
音声完成:9月2日 映像完成:9月5日
回収できていない素材群をひたすらに片付ける。それ以前のパートではある程度脈絡ある繋ぎなどに意識を向けられていましたが、そんなことを考えている余裕が無くなります。(大変失礼な表現にはなってしまいますが)残っているものを組み合わせて整合性のある構成を作るのが非常に難しく、あまりにも突飛な展開も多いので反省点も多く残るパートです。後述する素材追加の際にある程度辻褄を合わせることができました。
そんな中でもシナジーを感じる台詞を近くに配置したり、韻を踏んだりやれるだけのことはやりました。
音MAD素材だけではなく楽曲も回収していきたかったので、『錠剤(tooboe)』、『トウキョウ・シャンディ・ランデヴ』、『p.h.(SEVENTHLINKS)』、などを所縁のある素材と一緒に回収。
声優の交代に伴い全ての動画が削除されてしまったことにより、パートの一番最後に置いたHELLO KITTY CHANNELが含みを持った物になってしまった。
10選とリバイバル素材パート(0:18〜0:29)
音声完成:7月19日 映像完成:9月7日20時
冒頭パートでのメッセージを踏まえて、平成から令和の時代まで引き続いて前線で活躍をしている歴戦のコンテンツ達が令和の時代へ視聴者を送り出す、そんなイメージで製作しました。
特定の動画を想起させる構成を沢山盛り込む必要があり、余った時間を全て費やしたいという思いがあったので最後の最後まで映像に手をつけられずにいた結果、ギリギリまで作業を始めることが出来ず、こちらも未完成のまま提出することに。加えて映像技術も乏しいので、リスペクトしたつもりでも伝わり切らなかった動画もあるので悔しいところ。後日このパートで引用させていただいた動画のマイリストを公開しておきます。
【追記 2024/01/09】
マイリストを公開しました。せっかくなので担当した全パートのリスペクト元を明記してます。
パートの最後では平成の集大成ともいえる『BEAT-NICONICO-WORLD』のラストシーンを採用し、令和の素材群へと引き継いでいきます。
ラスト(4:01〜)
音声完成:9月2日 映像完成:9月7日22時
あまりにもギリギリすぎる。
9月7日は普通に出勤日だったので、退勤後に死ぬ思いで映像を終わらせました。一人で切り抜きやってたら絶対に間に合わなかったのでXimcoさんにたくさん素材を貰いました。助けてもらってばかりです。
映像のイメージは『音MAD作者が選ぶ今年の音MAD2017 開催決定!』の1:29〜のいっぱい素材が出てくる所。
理想と現実はかくも遠く…。
私たちはまだこうやって活動を楽しく続けているのにも関わらず勝手に終わったことにしないで欲しいと、ニコニコ動画を昔のものとして取り上げる人を見かけるたびに心のどこかで憤りを感じておりました。そういった方々に向けて4分間情報量で畳みかけた後で「終わるまでは終わらないよ」、「まだまだ始まったばかりだぞ」と最後のパートで投げかけています。
「まだまだ始まったばかりだぞ」という台詞はニコニコ動画のことだけでなく、『令和』という時代がこれから先も続いていくということも指しております。新しいコンテンツ、流行がたくさん生まれてこの動画みたいなまとめ動画が投稿されたらいいな。明るい時代になることを願ってます。
提出
音声まとめ担当が自分、映像まとめ担当がXimcoさんだったので最終エンコードをお願いし、9月7日23時30分頃に提出が完了しました。
■素材の追加開始(9月17日〜)
音MDM本放送は某音MAD作者さんのお宅へお邪魔してXimcoさん含む複数名と拝見しました。もともと未完成の部分があったこと、音MDM天から引用したい素材があったことから、当日中にXimcoさんにお願いして素材の追加作業を行うことを決めます。
テーマオールスターを作る上で一番の関門になるのが素材の調達ですが、なんとこの音MDM天という企画はコンビ以外の人に協力をお願いすることができません。つまりは素材の出所を教えてもらうことができないという訳です。これが本当につらかった。
本放送が終わったことで周りの人から援助を受けることも可能になったため、本放送が終わった直後から早速沢山の方に情報提供をお願いしました。ご協力いただいた皆様、改めてありがとうございました。
9月
当初は9月中に投稿したいという目標で製作開始。モチベーションは非常に高かった。探せば探すほど抜け漏れが次々に見つかるので恐ろしいですね。
音声の追加作業は9月時点である程度形にはなっていました。
某カードマンが削除されることが判明したのでこの月で手描き素材を用意。
10月
主に切り抜き作業と他の合作作業で時間が消滅。ウマ娘3期やロリ神レクイエムなどある程度流行は捕捉。
11月
合作作業が重なり10月下旬から11月上旬はほぼ手を付けられず。モチベーションも下降気味に。
下旬に入ってからようやくエンジンが入り作業を再開。追加箇所を画像でピックアップ。
投稿日を12月9日に確定させてラストスパートへ
12月
告知もツイートしていよいよ逃げられなくなる。
これはガチのバカタレ
1か月ぐらい何もできない時期を作ってしまった結果、スケジュールが詰め詰めになり、結局投稿日当日まで作業をしていました。
そしてなんとか12月9日21時に公開完了。ありがとうございました。
■おわりに
使った素材は全部この中に入ってます
Ximcoさんは素材の管理もしっかりしているし、イラストも描けるし、製作スピードも早いしで本当にすごい方だった。間違いなく自分一人ではこんな動画は作ることが出来ません。私が貢献できた部分があるかと聞かれたら正直分からないです。
非常に長くなってしまいましたが、要はすごく大変だったけど楽しかったということです。一生に二度と無いであろう機会を頂き、自分の全力をぶつけることができて良かった。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
作品や製作過程に関することで質問などありましたらコメントなどでどうぞ! 追記で対応いたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?