よなよな

9月でよなよなが終わる。7/14に衝撃の発表がされた。

僕が一番最初に知ったのはやきそばかおるさんのこのツイート(https://twitter.com/yakisoba_kaoru/status/1415192710248427529?s=21)でだった。(ちなみにやきそばかおるさんを知ったのはよな水。)
よなよなが終わることを知る前に、まず10月からミューパラが復活することを知った。ミューパラのアカウントのプロフィール欄を見ると、「月〜金22:00〜24:30」の文字が。ここで悟った。ああ、よなよなは終わるんだ、よなよなという枠自体無くなるんだと。この予想が外れて、よなよなが枠移動したりしてくれたら良かったけど、残念ながらそうはならなかった。
これを書いている今でも、この一連の流れが盛大で斬新な新手のドッキリで、10月からもよなよなが続くんじゃないかなって思ってたりする。
もちろん10月からのミューパラ復活に、物凄い数の大人の人が物凄い熱量で、ABCラジオ、そしてラジオ界の未来のために取り組んでいることは百も承知している。ミューパラの復活に歓喜している人がたくさんいることだって分かっている。分かっているけど、よなよなが無くなるのは僕にとってほんとに大事件だし、色々な思いがあるので書きたい。
7月の今は物凄い熱量でこの文章を書いているけれど、もしかしたら10月になったらミューパラをずっと聴いて、10年後に振り返るとミューパラが一番好きな番組になっているかもしれない。でも書いておく。なぜならよなよなが好きだから。

と書いてきたが、実はよなよなが始まった時、僕はよなよなにむかついていた。
僕は小学校1年生からABCラジオのヘビーリスナーで、高校2年生の秋くらいまでのラジオ人生の99.9%がABCラジオだった。(ちなみに高2の冬以降はradikoを導入したので、色々な局の番組を聴いているが、それでもリビングでかかっているのはいつもABCラジオだ。)
よなよなが始まったのが2014年の4月の改編期から。それまでの平日の22:00からは、ニッポン放送のオールナイトニッポンGOLDがABCラジオでも流れていた。所ジョージさんや広瀬香美さん、小島慶子さんなどが担当されていて、寝落ちするまでの時間布団の中でいっつも聴いていた(15分とかで大体寝ちゃう)。一番聴いていた記憶があるのが火曜日のゆずのオールナイトニッポンGOLD(確か途中で木曜日になった)。火曜日は習い事が夜まであるからいつもより夜更かししてOKだったので、頑張って23:00くらいまで聴いていた。今思い出して凄い懐かしい。正直、どんなこと話してた?とか聴かれても、今は全く答えられないけど、毎週聴いてたのは覚えてるし、紛れもない事実だ。
そして、僕がよなよなにむかついた1番の原因が、2013年10月から始まったバカリズムのオールナイトニッポンGOLDだ。バカリズムさんはめちゃくちゃ面白かったし、中学生の僕には刺激的な内容もあって、この番組を機に、まさに大人の階段に足をかけたところだった。そんなバカリズムのオールナイトニッポンGOLDとわすが半年でお別れしなければならなかったのだ。よなよなが始まったから。
当時の僕は、ネット局とか大人の事情とかそのへんのことが全く分かっていなかったから、めちゃくちゃむかついた。あえてよなよなの時間はラジオ消したりして、子供の抵抗をしたりしていた。そんな僕がよなよなを初めて聴いたのは、野球中継が延長して、そのままの流れでよなよなが始まった時だった。火曜のオピ兄か木曜のダイアンか、どっちかだった気がする。なので実は、ダイアンのよなよなの1回目の伝説のアレを生では聴いていないのである。いま考えると惜しいことをしたな笑。

今現在、毎週最初から最後まで聴いているのは月曜と水曜だけだけど、それでも全曜日・全番組に思い出がある。ここでは月水について主に書きたいと思っているけど、他の曜日もちょろっと書きます。

月曜日は、今はダイアンだけど最初は森脇健児さんだった。毎週聴いていたわけではないけど、とにかく素直、謙虚、感謝のワンツースリーはめちゃくちゃ聴いてた。このワードが強すぎて、あんまり内容覚えてない笑。
でも森脇さんが言ってた、「コツコツが勝つコツ」という言葉は、なんか笑っちゃう人も多いと思うけど、僕にとっては若干座右の銘感があって、中学生の僕はノートの切れ端に書いて、壁に貼ってた。久しぶりに思い出したけど、やっぱりいい言葉だよな。

火曜日は今はますだおかだの増田さんだけど、最初は鈴木さんと原さんのなにわ筋カルチャーBOYZだった。最近はあまり聴かなくなったけど、未だにあのジングルは脳内で余裕で再生できる。当時の僕は音楽の授業が大嫌いで、音楽を全く聴いてこなかったから、はじめて音楽カルチャーに触れたのがこの番組だった。ハマ・オカモトさんとか尾崎世界観さんとかライターの兵庫さんとかを知ったのはこの番組だし、今思えば最初に触れた音楽カルチャーがこの番組で良かったなって思う。

そして2018年の4月から増田さんのよなよなが始まった。僕は増田さんと同じ大のタイガースファンだから、毎週聴いてそうだけど、実は聴いていない。これは僕の悪い所だと思うけど、采配に対する意見とかが違かったりしたら、めちゃくちゃむかついちゃうかもしれないので、自己防衛のために聴いていない。
増田さんのよなよなでの1番の思い出は、2018年6月に起こった大阪北部地震の翌日の放送。僕が住んでいる所は震度6弱で、まじで進撃の巨人に出て来る巨人にマンションを揺らされてるみたいな感じだった。僕はめちゃくちゃビビりなので、余震にビビり倒していた。熊本地震のように本震と思ったのが前震で、もっとえぐいの来るんちゃうかと思ったりもして、普段は気にならない、家の前をトラックが通った時に発生する微妙な振動にもビビり倒していた。そんななかで、テレビはNHKを音無しでつけっぱなしにして、ずっと朝から晩までABCラジオを聴いていた。その頃は、オールナイトニッポンとかJUNKとかを聴くようになっていて、以前と比べると全然ABCラジオを聴いていなかった。でも地震の時は、リアルタイムの大阪からの放送でぬくもりを感じたかった。よなよなの時間はちょうど寝る前の時間で、暗いし1番怖い時間だった。増田さんはずっと地震の話をするわけではなく、普通にいつも通りのコーナーをやっていて、その放送にめちゃくちゃ救われた。今でもあの時あの放送が無かったらと思うとゾッとする。なんというか、ただ安心していられる時間だった。
よなよなが終わる前に阪神が優勝してくれたら、絶対凄いよな火の放送になると思うけど、間に合うかな笑。

ダイアンのよなよなは元々は木曜日で、後に月曜日に移動。ダイアンの存在はなんとなく知っていたけど、別に面白いとも思っていなかったし、なんとも思っていなかった。でもはじめてダイアンのよなよなを聴いたとき、めちゃくちゃ面白かったのを覚えてるし、今radikoのマイリストにある中で、一番長く聴いている。津田さんとユースケさんのやりとりのどれをとっても一級品やし、「よっしゃー」と「くそー」のノリとか大好きやし。長ランのなおちゃんとかダブルピースのたけちゃんとかちん皮のおさやんとかの地元の友達の話も、ハヤシタケシとか武将様とかこかじさんとかの話も大好きやし。あたたが女の子やったんは衝撃やし。高校落ちた話もこの水飲めますよの話も卵焼きの話もうちの嫁に〜っていうてくるおっさんの話も大好きやし。ユースケさんのごんぼさんなところも津田さんが台本にうんこの落書きめっちゃするのも好きやし作家の田中くんのあの笑顔も好きやし。武将様のユースケさんへの歌は全部最高やし、SuchmosのSTAY TUNEはこの番組のジングルで知ったし、いつも源くんの新曲出るとすぐかけてくれるし、毎年春には桜の森かけてくれるし、後半ただの星野源ファンになってもうたけど、ラジオから不意に好きな人の曲流れてくるのめちゃくちゃ嬉しいのよ。話戻して、そら失礼さんとかきんたまおさんとかうずまさのゆうさんとかのダイアンのよなよな特有のハガキ職人の方も大好きやし。コーナーも全部大好きやし、ダニーカコとクライスト・ペネロペ同じやん!なところも好きやし。そら傑作やとかトライミーとか初代シーマとか終わったコーナーも全部好きやし。ほんでチェリー限定のお悩み相談室、ホームページにずっとあるけど全く放送に出てこーへん所も好きやし。そもそもダイアン大好きやし。今の時代タイムフリーでも聴けるけど、ダイアンのよなよなは毎週携帯ラジオでリアタイしてるし。まぁなんというか、ダイアンのよなよなはめちゃくちゃおもろいです。別にめちゃくちゃ良いことを言うわけでもないし、腹ちぎれて息できなくなるほどおもろいことを言うわけでもないけど、あのダイアンのよなよなのグルーブにとにかく癒されて、生きる力をもらっています。
よなよなが終わることが発表されてから、ダイアンのよなよなはまだ放送されていないので、お二方がなんというのか分かりませんが、どうなってもダイアンについていきます。この発表が「あひょ〜ん」「もーう」な出来事であったらなとめちゃくちゃ思ってます。ダイアンに関しては、ABCで他の枠が用意されているのか、はたまた違う局でレギュラーが始まるのか分かりませんが、ダイアン2人での放送なら、よなよなに近い雰囲気のものが聴けるかもしれませんね。それでもダイアンのよなよなは戻ってきませんが。どうかラジオ局の編成の皆さん、ダイアン2人の生放送のラジオを放送して下さい。よろしくお願い致します。
コロナ禍じゃなければ、最後にユースケさんにカレー振舞ってもらいたかったな笑。

最後がよな水。よなよなの中で色々移動がある中で唯一全く動いていないのが、「近藤夏子と北村真平のよなよな」。僕はこのラジオを勝手に「人間ラジオ」と呼んでいて、めちゃくちゃ好きです。でも最初はこの番組嫌いでした。中3の僕は、なっちゃんのことをうるせー女だなと思ってました。いわゆる生理的に無理ってやつです。なので、水曜夜10時はラジオ消してました。ところが高2の夏、野球中継が延長して、そのままの流れでよな水が始まった時、僕はラジオを消しそびれてしまいました。ただ消さなくて良かったです。2年前は生理的に無理だったはずの女の人の話が全然なんともなくなってる。むしろ面白く感じすらする。なっちゃん側に変化があったのか、僕側に変化があったのか、どちらもなのかはよくわかりませんが、とにかく面白くて、気づいたら毎週聴くようになってました。人間ラジオと呼んでいるのは、お2人が人間味をめちゃくちゃ曝け出してるのは勿論やけど、リスナーさんもめちゃくちゃ曝け出してるからです。ぐちゃぐちゃになってきたので、なっちゃん、真平ちゃん、リスナーさんの順番に書いていきます。
なっちゃんは、よなよなを聴くまでは全く知らなかったし、第一印象は最悪だった。ただ、第二印象からはめちゃくちゃ良くて、めちゃくちゃ好きなパーソナリティーです。なっちゃんの実家は裕福な方で、学生時代は帝国軍。僕とはまさに正反対だから、なっちゃんの学生時代のエピソードを聴いたりすると、そんな世界もあるんだなって感じです。多分中学生の頃は、なっちゃんからそうゆう空気を感じて、そんな世界があることを僕が認めたくなかったから、嫌いやったんやと思います。今はもう大人になったんで大丈夫です。なんと言ってもめちゃくちゃ歌上手い。まじでビビるくらい歌上手い。聴いてほしい。なんというかここまで赤裸々に喋る女の人っているんやって感じ。去年の年末のコロナの話とかはめちゃくちゃ印象に残ってるし、この一連の流れでさらに好きになった。さっきなっちゃんが帝国軍だったって言ったけど、まさかその人が30代半ばであんな感じになるとは思わないし、今もずっとバリバリ帝国軍の感じだったらここまで好きにはなってなかったと思う。僕は女性パーソナリティーのラジオを聴くのが少なめだから、よな水で色々吸収してる。もう一回書くけど、まじで歌上手い。こんなに歌が上手やったら、どんな人生になってたんやろうって思ったりする。
真平ちゃんはこころ晴天とかでなんとなく知っているって感じで、よな水を初めて聴いた時もなっちゃんの印象が強すぎて、全然真平ちゃんの記憶がない。よな水を聴いていく中で、アシスタントが真平ちゃんじゃなかったら、途中で聴くのやめてたかもしれない。真平ちゃんとはとにかく共通点が多くて、なんか同じ星のもとのスターみたいに思ってる。お家もあまり裕福な方じゃないし、反乱軍だし。友達の誕生日パーティーに、皆は買ったおもちゃとかを持っていくなかで、真平ちゃんは手作りの割り箸鉄砲を持っていって、凄い空気になった話がめちゃくちゃ好きで、共感しちゃったり。学生時代まさに教室の隅っこにいたけど、友達といる時はめちゃくちゃはしゃいでるのなんかも一緒やし。学歴も金銭感覚も思考もどこか似てるし。ラジオパーソナリティーの中で、共感したり、シンパシーを感じたりする人はたくさんいるけど、その中で1番身近な存在で、親戚のお兄ちゃんみたいな感じです。真平ちゃんで1番印象に残ってるのはやっぱり「痔ラジオ」。なんで痔の話ってあんなにおもろくて、感傷的な気分になるんでしょうね。
この学生時代には交わることがなかったであろう2人がこのラジオで交わって、なんならお互い30代半ばで独身で共鳴したりしてるのが最高ですよね。
あとよな水が凄いのはリスナーさん。正直こんなに幅広い年齢層の方からお便りが届いて読まれる番組はないと思う。おてドキXトークでのリスナーさんの悩み相談は本当に心動かされる。めちゃくちゃパーソルでセンシティブな相談がされていて、それに答えニストさんが、真摯に答える。その一連が心に突き刺さったりして、なんとも言えない感情になるのが、また良かったりして。
よな水は本当に人間味爆発ラジオで、僕が失いかけている人間味を取り戻してくれるめちゃくちゃ大切で大好きな番組です。
真平ちゃんはABCのアナウンサーやから、真平ちゃんがフリーにならない限りはこの2人のラジオはABCでしか聴けないし、恐らくフリーにはならないし。だからレギュラーでとは言いませんが、年1の特番で良いから、近藤夏子と北村真平のよなよなを放送して欲しいなと思います。もちろん、他の枠でのレギュラーやよな水復活もめちゃくちゃ願ってます。ABCの編成の方、どうかよろしくお願い致します。

上沼恵美子さんが、こころ晴天で「ありがとう(有難う)の反対の言葉は当たり前」とよくおっしゃっていますが、本当にその通りだなと痛感させられました。今まではよなよながあること、そして続いていくことが当たり前で、ありがとうの気持ちを忘れてしまっていました。色々な人が、良い番組でも終わる時は突然終わるとおっしゃっていますが、本当に起こってしまいました。まさかあの放送の内容、おもろさ、人間力で終わるとは思ってないもん。なんというか、自分に対して不甲斐なさ、やるせなさを感じます。でも決まったことはしょうがないので、残り約3ヶ月、全力でよなよなを聴いて、ありがとうを伝えていきます。
そして、よなよなに限らず、聴いている全ての番組に対して、ありがとうの精神でいきます。

安っぽい言葉になってしまいますが、よなよなは僕にとってまさに青春だったのです。中学の終わりから、高校、浪人、大学へと、僕の心が色々変化していく中で、いつもよなよながそばにありました。将来おじさんになって昔語りする様になった時には、よなよなの話をすると思います。本当に生活の一部でした。間違いなく、自分の中のカルチャーを形作った番組です。このnoteを書いていて、よなよなに対してこんなに熱くなれるんだと思って、自分でもびっくりしました。鈴木元Pをはじめ、全てのよなよな関係者の方にお礼が言いたいです。本当にありがとうございます。この先僕がどんな人生を歩むかは分かりませんが、よなよな関係者の方の精神を勝手に引き継いで、こんな素晴らしい仕事ができる大人になりたいと思います。

ここまで色々書いてきましたが、まじでオールナイトニッポンGOLD→よなよなの流れが、そのままよなよな→ミューパラの流れになるかもしれないし、よく分かりません。これを読んで気分を害された方がいらっしゃったら本当にごめんなさい。ミューパラが嫌いというわけではなく、本当によなよなが消滅することがショックだったんです。それでもここまで書いてきたことが本当の僕の気持ちなので、どうか許して下さい。

僕はABCラジオを聴いて育って、これから死ぬまでずっとABCラジオの世話になると思います。今回のこの改編で、ABCラジオの未来が明るいものになることを祈っています。ABCラジオの存続は自分の存続と同義なので、いわゆる自己防衛です。
そして、よなよながまた復活することも同じくらい祈っています。

最後まで読んでくださったみなさんに、すーを差し上げます。さようなら。ありがとうございました。

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