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2024年度振り返り&自己紹介

0.はじめに

自己紹介

 初めまして、桜坂と申します。現在は東京理科大学第1部数学科の2年生で、最近は代数幾何と語学をメインに勉強してます。
サークル、部活等は
一年時は東京理科大学1部体育局硬式庭球部
二年時は東京理科大学1部数学研究部、都内数学科集合、数物セミナー
等に出現してました。
来年度は自分が都内数学科集合の副会長をやるのですが、来年度の役員はあまりtwitterをやってる人が少ないようですし、この場で私が宣伝します!
首都圏の数学徒の皆さん!ぜひ都数にきて一緒に数学ライフをたのしもう!!!興味がある人はぜひ春からの新歓に来てください!(一年生でないと入れないとかは一切ないです、実際私も二年生から入りました。)

今回の大筋

 なぜ今回このnoteを執筆しようと思ったかについてなんですけど、それは理科大は成績発表が終わっているので2024年度振り返りがてら新入生に向けて厳しいと言われている?理科大のフル単取得法note!みたいのを執筆しようとしてる人が散見されるのですが、それに反応してたら学科の友人からお前も書いてくれや👊😁みたいなことを言われたので書こうかなと思いました。

フル単の取り方はその人たちに任せるとして、私はその先、つまり最小限の努力で最大限の結果を出す方法について話そうかなと思います。(後述しますが私自身かなり遊び呆けていたのでずっと勉強‼️みたいな無茶は言いません)(後述する余力がありませんでした🥲)

話の構成としては
初めに友人も一番希望していた成績と授業の感想
次に私は2年間ずっと昼ご飯を全て外食にして神楽坂を食べ歩いているので個人的なランキング形式で述べる理科大周りの食事、遊びについて
最後に今年1年を振り返って起こった出来後の記録
(といっても今年度は夏にアメリカのカリフォルニア州に留学してたのでそれがメインになると思います)
と下に進むにつれ需要が減っていくような感じで書こうと思っていますので
適当なところで読むのをやめていただいて全然大丈夫です。
(思いの外長くなってしまったので理科大周りの食事以降はいつか気が向いたらに書くことにして先延ばしにします)

1.今年度の成績&理科大の授業

まず理科大の成績のつけ方は以下のようになっています。
GPAは4.0が最大値ですね。

成績評価


自分の成績について

今年度は
前期24単位GPA3.54
後期23単位GPA4.0
通年47単位GPA3.77
でした。

成績分布

理科大がちょうど10年前に公開してるものを参照すると理学部第一部数学科二年生の平均は1.99らしいのでそれを考えるとなかなか良いGPAをとれたのではないでしょうか。(わんちゃん首席かも!?ʕ•̫͡•ʔ)

成績発表当日のウキウキ僕


次に時間割についてです。
理科大は1コマ90分で私は前期は16コマ後期は14コマ取ってました。

前期
後期

こうしてみると数学のコマが多いですね。恐らくこれが平均GPAを下げてる要因になってるのかと思います。
個人的には2,3限がびっしり埋まってるのがうわってなりました。


2.なるべく良い成績を取るには

 話の本題ですね、これを待ってたよʕ ˊᵕᴥᵕʔという人も多いかと思います。
丁寧に書いたのでかなり長くなりました。

みんなで取ろうGPA4.0

理科大で良い成績を取るために主に3つです。
必要な事は重要度順に上から列挙していくと
・友人(だらけていない人に限る。リアルで作るのが難しい人はTwitter上でも全然大丈夫だと思います)
・課題は出されたその日に終わらせる&自力でやる
・専門科目の教科書は指定のものだけでは無く、自分に合うものを最低1冊は持っておく

予測される質問として
授業に遅刻や欠席しないとかも大事じゃないの‼️とか前の方に座って授業をちゃんと聞くとか大事じゃないの⁉️🤷🏼
と思う人もいるかもしれませんが、基本的にシラバスの成績の付け方に出席を考慮するみたいな事が書かれていない科目(数学なんかは全部そうです)については欠席していても大丈夫だとは思います。(勿論出席するに越したことはない)
授業をちゃんと聞くについてもそうですが、板書を取るより†理解†することが遥かに大切ですし、大学の先生方は研究に関してはプロですが、授業に関しては高校迄とは違いプロという訳では無いので、自分で専門書を読んだりレジュメを見て分かる科目は内職してても良いと思います。(理科大は実力主義と歌ってるだけあって、課題とテストができてる生徒を低い評定にするなんてことは恐らくないです)

まさにこれ


しかし、内職してる人が目に入ると研究の時間を削って教卓に立たれている先生方にとって良い気分になるとは到底思えませんし、真面目に授業を聞いている人の妨害になってしまいますので、そもそも授業に出ないか、課題が授業中に提示される科目は後ろの方の席でスマホを弄ったりゲームしてる連中に混ざって座りましょう。(私はずっと後ろに座ってました)

さて、上で列挙したものについて解説しましょうか。

友人について

友人が必要不可欠なのは自明ですね、1人で全部の科目の勉強のモチベーションを一年中維持するのは常人には恐らく無理なので、授業に出てる友人や課題やテスト対策、授業の愚痴について話せる友人がいると科目の内容と言うより、メンタル的にかなり楽になります。逆に課題も出さないような友達がいるとその人に流されて自分も怠惰になってしまいかねないのでそうゆう友人もいてもいいですが、少なくとも1人は課題もちゃんと自力でやるような友人を持ちましょう。

課題について

これが私が一番話したかったことです。
何故課題が出されたその日にやるのか❓🤔という事なんですが
巷では「課題等は授業の数日後にやるのが良い。何故ならば授業の復習になって忘れ無くなるからだ!」
みたいな事を言われたりしていますが、そんなのは理想論です。そんな高等テクが完璧に出来てたらこのnoteは必要ありません。今すぐ次のセクションに行くか閲覧を辞めましょう。貴殿は卒業です。

常人は大学の授業なんて次の日には大方忘れていて課題の内容なんて分かりません😭‼️って人が殆どだと思います。安心してください。こんな状態からでもGPA4.0は取れます。
結局課題というのは自分で解くことが1番大事だと思っています。chatGPT等に投げていたり、友人の答えを理解せず丸写ししているような人間に未来はありません。強い言葉を使ってしまいましたが、本当にこのような状態だと、Cでは無くSやAといった良い成績をとりたいならば後々テスト勉強で泣く羽目になります。目先の楽さに安易に飛びつかないようにしましょう。(が、単位を取るだけならこれでも大丈夫です)

こうなります。



つまりは自分で課題を解くためには(理解せず丸写しなんて事が無ければ教科書や専門書を参照しながら解くのは大いに結構です。)その分野に関しての理解がピークであろう授業当日に解くのが一番楽なんですね。だから課題は出されたらすぐやろうと言っています。
それにどうせ課題はやるんだから後回しにしないで出されたら即取り掛かる方がトータルで見たら自分の時間を多く使えます。そっちの方が良くないですか?課題をやったら遊びに行こう‼️😆

対抗意見としてはそれじゃあすぐ授業内容を忘れてしまう‼️というのが考えられます。それはそうです。実際忘れます。
しかし、これはあまり問題ではありません。何故ならば当然ですが先生方が我々の実力を知るのはテストか課題のみですよね。つまり次の週に忘れていてもテストまでに思い出せば問題ありません。
人間の脳ってのはよく出来ていて1度理解した概念を再度覚え直すのにさほど時間がかかりません。(ホントか?と思う人は忘れたと思う自分が大学受験で学んだ内容をパラパラ〜っと復習してみてください。初めてその内容を学んだ時より遥かに覚えるのが早いというのが分かるはずです)
従って1度課題レベルを自力で解けるまで理解しておけば後はテスト前日に再度インプットすればテストに間に合います。
嘘かと思うかもしれませんがこれでSが取れます。
真面目にテスト一週間前から勉強する!とかより遥かに楽じゃないですか?
課題やテスト勉強って基本的に詰まらないのでささっと終わらせて自分の時間をもっと確保して好きな勉強をするなりバイトをするなり遊びに行くなりしましょう。大学生活というのは本当に一瞬で終わってしまいます。

一度きりの大学生活、後悔ないように‼️


専門書について

大学で学ぶ内容の専門書というのは大学受験の参考書と違って1冊を完璧にする!というのはかなり難しいですし、はっきり言ってこれも常人には無理です。タイトルが同じ感じでもかなり難易度がバラバラで、大学受験参考書あるあるの「やさしい理系数学」やさしくない。みたいな事が頻繁に発生します。
大学受験では参考書マイスターみたいなになるのは良くないと言われていたと思うんですが、これは大学受験という1つの目的が明確に定まっている上に大学受験が激化している日本だからこそ参考書が淘汰されてきた結果、殆どのものは質が良いから成立している言説なのであって、大学での勉強に至ってはこの逆だと思っています。参考書マイスターになるべきです。膨大な専門書の海から自分に合ったレベルの本で学習を進め、地に足着いた勉強で理解を深めていきましょう。

参考書の選び方は
立ち読み出来るくらい易しくは無いが、机に座って筆記用具片手に読んだらそこまで苦なく読めるくらい。がベストだと思っています。人によって抽象論が得意で具体例あんまりいらないよ。って場合や具体例欲しいです‼️🥲‎この概念の意味わからん( ; ; )って人まで様々だと思うので、教授や友人に聞くなり、ネットで調べるなりして本の候補を出したあとは図書館に行き自分に合った本を探すのが良いと思います。自論ですが本は買えば買うほどバフがかかるので読まなくても寝ている間に頭が良くなります。

𝕃𝕖𝕥'𝕤 積読‼️


3.数学科の授業について

次に授業についてのこんなことをやりました見たいな紹介と僕がその科目でやってた勉強や参考書みたいな事を書きます。
一般教養について行ってもしょうがないと思うので数学だけ述べます。前期の位相1以外Sです。

代数学1.2(功刀先生)
前期に群論、後期に環論をやりました。
教科書は松坂先生の代数系入門が指定されていました。僕は桂先生の代数学1を用いて学習しました。この本はコンパクトに要点を押えていて数学書には珍しく演習問題の解答が全部載っているのが有難かったです。

講義、演習共に具体例をちゃんと計算できることに重点が置かれていて雰囲気としては本当に桂先生の本のレベルを落として初学者にもっと寄り添った感じです。
しかし、今は代数幾何をやっていて可換環論もアティマクやリードを読んだこの僕がたかが環論のテストで間違えるわけない‼️😁とタカをくくって後期の演習の試験に突撃したら普通にかなり間違えて自分でもAを覚悟する出来で、数日間夢に演習の先生が出てくる程うなされたので、皆さんも慢心には気をつけましょう。

解析学1.2(1:横田先生 2:加藤先生)
前期は級数、後期は1変数複素解析について扱いました。教科書は確か高田先生の解析概論が指定されていました。
僕は前期は杉浦先生の解析入門1、後期は堀川先生の複素関数論の要諦を主に使いました。解析学は自分で学習を進めていなかったのでかなり色んな参考書を吟味した結果落ち着きました。複素関数論は他にも小平先生のものやアールフォルス、高木先生のものも参照しましたが1番僕には堀川先生の本があっていました。この本はあまりメジャーではないですがかなりおすすめ出来ます。1度手に取ることをかなり強く奨めたいです。

授業についてなんですが、前期の方はかなり雑談が多くて数学の授業を聞くと言うより雑談を聞きに出席していました。横田先生はかなり話が上手いです。後期の方はどちらかと言うと演習の方が印象に残っています。演習は全科目助教の先生が担当なさるのですが、解析学2演習を担当した先生が去年まで博士課程だったからか、中々エネルギッシュで沢山問題があったりコラムが充実している素晴らしいプリントを配布してくださったので大変歯応えがあって気に入りました。このお陰で複素関数論はかなり好きになりました。複素関数論の要諦に出逢えたのもこの先生のおかげだったりします。
ありがとうございました。

幾何学1.2(小池先生)
教科書としては小池先生の著書である積分公式から啓くベクトル解析と微分幾何が指定されていました。授業は基本的にこの本の次元を下げて簡単にしたバージョンを解説なされていました。ベクトル解析は1年生時点でやってたので2年生ではガウス・ボンネの定理の証明等までやりました。
僕は小林先生の微分幾何を使いました。
あとは演習と講義でやってる事が違いすぎて実質別の科目だった印象があります。演習は小林先生の本のようなことをしていて講義は小池先生の著書のような事をしていたと言えばこの2つの本を知ってる人なら以下に違うかが分かると思います笑。


位相1.2(大山口先生)
教科書は内田先生の集合と位相が指定されていて、僕自身これを使いました。

位相はちゃんとやらなきゃ‼️って全ページ書き込むレベルに全科目で1番やり込んだのですが、テスト問題を回収するタイプの試験だったので内容について詳細は言いませんが、本当にテストで盛大に勘違いしていて前期はBでした。これのせいで前期のGPAが低くなってしまったので、かなり引きずりなんでこの成績なのか先生にメールを送るレベルでショックだったので後期のテストでは怨念が籠ってるような隅々までビッシリと書きまくった答案を生成しました。すいません。

数理統計学1.2(金子先生)
数理統計学の教科書は学術図書出版の数理統計学入門が指定されていました。レベルとして統計検定2級レベルの所までを全て扱いました。
大して勉強するモチベがない癖に将来統計検定1級やアクチュアリーを取りたいと思っていた甘ちゃんな僕は何故か初学で久保川先生の現代数理統計学の基礎を買ってしまったんですが、普通に初学で手に取る本では無かったと大変後悔して、結局教科書で無難に授業内容を追いました。

〜番外編(1単位なのに全科目で1番キツイのがあるってホント!?)〜

数学以外については話さないと言ったと思うんですが1科目だけ言います。普段僕のTwitterの縮小を見てる人ならあぁ、あれか笑となると思います。そのレベルでかなりすごいのがいます。

ズバリlistening&speakingです。

英語が教授ガチャなのはどこの大学もそうだと思うのですが、理科大には1人だけ難易度がSSSくらいあるのがあります。
スペックを列挙すると
・金曜日一限から毎週90分フルで英語のディスカッションを課してくる
・他のクラスは宿題が無いのに宿題が毎週のようにあるどころか.前期後期合わせて宿題のwritingで書いた文字数は推定3000words以上(Twitterで東大生が毎年の様に悶えている東大ALESSが1500〜2000語らしいのでそれを遥かに凌駕するといえば異常さが分かるでしょうか❓)しかもそのwritingは添削とかレビューが返ってくるとかもありません。書かせて放置です。
・他のクラスより何故かテストが多い
・高い落単率
などなど書き始めたらキリが無いのですがここまで1年間通して耐え忍んで通年で2単位です。意味がわかりません。学生課に苦情を入れる学生が後を絶たないレジェンド科目です。僕自身のもう二度とやりたくない科目ランキング堂々の第1位です。

4.おわりに

ここまで読んでくれてありがどうございました。
まだ3つ書こうと思っていたことのうちの1つ目なのに気付いたら6700文字超えになってしまいました。(半日で一気に書いているのでかなり冗長と思われる箇所もあるかもしれません)
何だかんだ、どこでもよく見るような当たり障りのないnoteになってしまったような気がしますが初回なので許してください笑。
次回(あるのか?)もお楽しみにお待ちください。

追伸
我々東京理科大学理学部第1部数学科には
かつて†王†と呼ばれていた偉大なる人間が記した格言があるのですがそれを明記するのを失念していました。
指摘してくれたAくんありがとうございます。

満点取ればまあS科

皆さんもこの言葉を胸に刻んで精進していきましょう‼️✨

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