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生まれ変わりゆくもの

昨日、私が今はまっている物語3つが同時に心を揺さぶりにかけてきました。今日は小説書くのをお休みにして、それについて書こうと思います。

「コスメの王様」 
産経新聞で連載中の高殿円さんの小説。
中山太陽堂(現・クラブコスメチックス)の創業者、中山太一氏(作中では永山利一)をモデルにした物語です。

神戸花隈の芸妓「ハナ」と「利一」、交互に主人公が入れ替わるのですが、昨日「ハナ」側の物語が終わりました。

おそらく書籍化すると思うので詳しくは書けませんが、家の事情に振り回され運命に翻弄され、何も持たずに旅立つことになってしまったハナ。どうかこれから彼女が悲しみを乗り越えて幸せを掴めますように。

※物語は今日から主人公が「利一」側に移りました。
仕事は大成功したけど自身はどうなっているのか、気になるところです。


「コレットは死ぬことにした」
「花とゆめ」連載中、幸村アルトさんの少女マンガ。薬師「コレット」と冥王「ハデス様」の神話ロマンスです。
はじめコレットに対して激苦対応だったハデス様がどんどん糖度を増していき、激甘になっていきます。

前回、ハデス様と読者がずっと怖れていた事態になってしまいました。
悲しみに包まれる冥府。後ろ髪を引きにきたゼウス様。そして…。

次号は最終回。終わるのが淋しいです。


「青天を衝け」
渋沢栄一主人公の2021年大河ドラマ。
毎週noteでつぶやいてるので、説明は省きます。

明治の世になり、行き場を失った幕臣たち。
パリから戻った篤太夫(栄一)さんも、これから何をするか決めかねていました。
コンパニーを立ち上げる際、一橋家時代に世話になった川村さんとぶつかることに。
その頃、箱館の戦争は徳川方の負けが決まりかけていました。
成一郎(喜作)さんに「お前は生きろ」と言い残し、土方さんは亡くなってしまいました。
戦争の後の役割が見出だせたなら、土方さんは生きられたのでしょうか。

上記2つはネタバレを伏せるため、モヤモヤした書き方になってしまいました。
共通点は記事のタイトルに込めました。
旅立ったハナ、コレット、明治に生きていくすべての日本人。生まれ変わりゆくもの。
最後まで物語を見届けたいと思います。

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さくらゆき
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