ヒマワリへ【#シロクマ文芸部】
ヒマワリへ願いを込めて、種を風船に結んで飛ばした。
青空に消えていくまで眺めていた、あの日は遠い。
今頃、どこかの土地で花を咲かせているだろうか。
ただ、この花を見た人が笑顔になっていてほしい。
この花が青空の下、遠くの誰かの幸せを見守ってくれたなら。
そして花の季節を終えたなら、その種が土に還り、次の年も、その次の年も花を咲かせてほしい。
ずっと、ずっと……
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