004.心に浮かぶ言葉の徒然

2~3カ月に1度訪れる花屋。通りから覗くとほんのり灯りが灯るように見えた。金の財宝のように見えたから・・・買ってしまった。

食えない450円。

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ピンクッションという花らしい。

誰も居ない部屋に戻ると、ほんのり明るく感じる。無職の私のプライスレスな450円。

で、ところで、うちの三姉妹は我が強い。三人が三人とも「私が一番普通」と言う。『最近私は諦めたけど』ま、とにかく我が強い。

妹が一度だけ酔っているときに誰かに言っていた「この姉ちゃんは一番腹が座っていると思う」と・・・。心で『アンタには負けるよ妹よ』と呟いたけど…確かに、普段あ~だ、こ~だ!と言っているが、私がぶち切れて腹からモノを言うときは、黙る。やはり、姉なのかな?

色んな占いをしてみたら、ほとんどが「家族との縁が薄い」と出る。当たっている。と思う。そう思う。

10年前は、勢いがあった。どうにかしてやる!と意気込んでいたが、今は、どうにでもなる!と開き直っている。

息子が小学校の時に仕事を辞めたときに酷く心配していたから『これまで母さんはどうにもならなかったことは一つもない。だから、これからのどうにもならないことは一つも無い』と根拠のない言葉で返した。どうにかなっていたのか、どうにかしていたのかは、もう正直よくわからない。私の履歴書はきれいにまとめられている。嘘はないが、気づかないふりはある。

結婚は11年で終わった。あまりにバタバタしていて、何が何だかわからないくらい、追い詰められていた。

今の私は、その時の私に言えるとしたら、1人は結構つらいよ。という一言だけだな。

今日は寒いから、鍋にした。具を切って、並べて入れて、だしを入れて・・・1人分だけ作る。よくまぁ1人なのに こんなにきっちり作るよな・・・とボソッと独り言を言って、鍋の蓋を閉じる。

自分のためだけに生きるのはつらい。誰かのために生きるのは、1人よりマシ。でも一人の毎日が今は楽しくなった。

もう、再婚なんてできないな・・・占い。当たってるような気がする。

我が強いのは、仕方ない。自分のためだけに料理を作る。明日の分と明後日の分の下ごしらえ。誰からも頼まれることなく、ただ、自分のためだけに。私は離れて暮らす息子が一人いる。まだ、息子のために死ねないと思えるから、幸せだと思う。

自由は、広々として窮屈だ。

今の社会は、ボスを求めている。なんとなく資本主義が好きなのかななんて思ったりもする。私は、好きだな。何故なら・・・自由は窮屈だから。

無職は、自由だけど、ビジョンがないと辛い。