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022.桜の花咲く頃
初めての転職の思い出した時に、心に浮かぶ言葉の徒然
いずれ、LINEスタンプで出荷される「ステテコ人参」
最初の職場を辞めた。理由は、若気の至りかな。少しだけ後悔はしたが、仕方ないと思った。正直な理由は、人間関係の濃さ。いろんな人が親子関係で、色んな人が陰で繋がって筒抜けだったことと。当時付き合っていた人の妹が、私とその彼が結婚すると言ってしまって、知れ渡ってしまった。それと、サービス残業の度が超えていて、時給400円くらいで働いていたかんじだったから。バブル期だったのですけどね。。。私は、バブルを経験していない。退職するときも、30分くらい説得され、本社から組合長が来た。上司からは「社長に怒られる」と言われ、「好きな本社と、東京以外で好きな所に転勤させてあげるし、マンションに住めるように手配するから」と言われたが、親が厳しいので。。。とお断りした。で、「行きたい会社があったら、相談に来い。口添えするから」と言われて、転職したかった旅行会社に面接申し込んだが学歴が足りないと断られた。仕方なく、決めた会社、受かる自信もなく、お願いに行った。ら、面接の日に、割と大きな会社の部長が走って来て、「今日の面接の子をよろしくお願いしたい!」と 部屋の外で聞こえた。その声以降対応が全く変わり、テストは ほぼ満点で、その場で採用決定。言われた言葉が「なんで、あんたが・・・どういう理由?何をしたら、あの人が来る?」という感じの事を言われた。
後に、色々ムーブメント。
地元で一番大きな、特別に大きなビルの本社に勤務。これまで、ズックとそのままテニスに行けるくらいの勢いのシャツで通勤していたが、今度は、ひざ丈のタイトスカートにストッキングにヒール。事務の姉ちゃんから、OLに変身。中身は 事務の姉ちゃん。誰とも話したくないくらい。。。オバちゃん化していた。いいにおいのお姉さま方、そして、エステに通う女子の中で、化粧もほぼせず、テニスに行き、真っ黒になって出勤し、1人人種が違う。地元の県立商業高校の出身が多い会社の中に、市内の三流高校出身のマックロクロスケ。そして、大嫌いな経理。
経理自体よく理解していなかったので、全て新鮮。そして、仕事がない。本社経理なので、伝票入力等を月の下旬にしてしまうから、それ以外は、なんならボーっとしていても問題はない。
ところが、どっこい!私は、とにかく忙しいところに居たので、落ち着かない。掃除は、業者の仕事で、なんならゴミ箱も触らない。お茶くみは、総務の仕事だし。。。することないので、結局、毎日係長に仕事をくれと頼み、伝票整理を勝手に始めた。
しかし!同時に入社した兄のコネで入った市内一流高校出身でお嬢様短大?出身の少し上のお姉さんは、言われなけば、机について微動だにしない。ゆうに半日動かない。それは、綺麗なひとでしたけど。その横で、ひたすらネズミのように動き回り落ち着かない私。
職場の近くを川が流れていて、川沿いに公園があり、桜が満開だった。当時、今より能天気な私は、花見がしたくなった。特別みんな仲良しではないが、嫌い合ってもない職場だったので、一番年長者に、昼休みに花見をしよう!と提案した。即決で日にちも決まった。そして、上司に留守番をしてもらい、女子全員が花見をした。車座になって、弁当を広げた。ただそれだけでしたが、盛り上がり、帰社すると、上司も上機嫌。【なんかあったのか??】一度だけでしたが、とても楽しかった。何もなかったけど、楽しかった。
会社を揺るがす仕事で大失敗!
いつだったかな?まだ、オフコンの時代でした、伝票入力が仕事だったのですが、まだ何故かバックアップを取っていなかった職場でした。私は使ったことあるのは前職のオフコン。少し社会人学習でプログラムは習ったが、使えるわけでもない。入力くらいなら問題はない、が、落ち着きのない私は入力ミスが多かった。何故なら、経理が分かってないから間違いもわからない。よく怒られていた。【のちに転勤の辞令が出た時に笑い話になったが】
とうとう、大変なことになった。
バブルになり、前年度より桁数が2桁くらいなのかな?上がった月次決算書。もう忘れたけど、消してしまいました。まだ、コンピュータ―というものを知らない私は、「エンター」ボタンで全てが消えることを・・・私は知らなかった。
決算書消える!
これは怒られる!と思い、ひたすら作り直し。数字の動きをみて、計算式をいれ、繰越を入れ。。。。3時間くらいかな?13時から14時くらいまでかかった。係長が異変を感じ、声を掛けてきた。素直に謝ったのですが、ものすごい勢いで、どけ!と言われ、出来上がったデータをチェック。
なんと、正確にできていた。
係長は、かなりビックリしていたが、バックアップをこれから取るようにするとなった。これからは、「先に言って」と言われた。
よくまぁ、完成したな~と感心。特にひどく怒られることもなく事が終わった。私の知る限りではね。
みなさん。バックアップは大切ですよ
そんなこんなで、自分的には確実に浮いていることは知っていた。が、どうにか目立たぬように、影を潜めていたつもり
全くもって、潜めていなかったらしい。
転勤が決まった。営業所へ・・・。その営業所は、少し。。。ボロイ。エレベータも無ければ、掃除も自分でするし、ヒールよりもズックだ。
転勤の辞令の日、部長から渡された辞令。初めて腕の長さ2本分の距離から顔を見た。
笑いながら
「君が伝票を打ち間違えるから、転勤するんじゃないよ」
満面の笑みにツッコみたい。
「要るのか!そのひとこと!」
転勤に際してもめたらしい。そして、負けたらしい。経理課は、仕事をしない微動だにしないお姉さんを転勤させます。営業所は、さくらをくれ!と・・・決着つかないから、社長事案になって険悪になったらしい。
モテるなら、若いイケメンにモテたい。
そして、私は、まとまりのない営業所に転勤となった・・・後に、事務所女子がまとまって花見にとどまらず、カラオケ大会にまでなり、花火大会?にまで発展しました。わ
今思うと、モノごごろ着いた頃から、ドラマっくな人生だと思う。あの頃は、これが普通と思っていた。
こわ!