みいちゃんと山田さん 連載版感想〜1話目「1か月目」〜
※ヘッダーはみいちゃんと山田さん(亜月ねね著)からの引用。
みいちゃんと山田さんがマガポケで連載?!
どうもこんにちは。ばくの子です。
この度はみいちゃんと山田さんがマガポケで連載すると聞き、感想をまとめる記事を書くことにしました。
みいちゃんと山田さん(以下勝手にみい山と略します)は、元々X(Twitter)の連載+無料Kindle版としてまとまったものを読んでいたのでストーリーは知っていました。
・X
・Kindle版(Xの内容をまとめたもの)
・マガポケ版(連載中)
これらの全てを読んでいることになります。マガポケ版だけ唯一課金が必要ですが、大元のストーリーは変更せずに描き直しているので、課金の意味はあるかなと。
無料版は、ストーリーの最後まで(作中の時系列であと2ヶ月になったところ)((Kindle版の第4集))を最後に更新が途絶えており、今後のストーリーは読めないのかなあ…と思っていた時のマガポケでの連載発表でした。
ストーリーはもうある程度知っているけれど、課金してでも読みたい!と思って読み始めました。
注意⚠️
・ネタバレあり
・みいちゃん=神経発達症の視点で読んでいます。
・個人の感想です。批判は受け付けません。
それを理解できる方は下記の1話目の感想へどうぞ〜。
解像度が高くなってるぞ
第一話は、キャバとして働く山田さんの職場に、みいちゃんが現れるところから始まります。
この時点で、描き込みが増えてる!情報量多い!というのはわかりました。
ペン入れも背景も丁寧に描かれてる〜とテンション上がってしまった。(テンションが上がるような内容ではない)
以下、箇条書き&文章での感想↓
・みいちゃんと山田さんは21歳の同い年なのね
・キャバ嬢の世界では21歳は遅咲きなのか…
・歌舞伎町のキャバにはノルマがあり、さらにはノルマ未達の罰金まであるんか
・桃花さん、ただの意地悪な人かと思ってたけど、そうでもない?みいちゃんの教育係的な感じだったのね
・みいちゃん、初日から遅刻、業務が覚えられない、客の服に酒をこぼす(しかも謝らずにパニックになる)で、早速退職推奨…
https://twitter.com/azuki_nene/status/1833342008460505255
・キャバ嬢の世界では個人情報流失は怖いだろうに、本名や住所を偽りなく教えてしまうみいちゃんの危うさ(純粋ともいうのかもだけど)
ここで思うのは、みいちゃんには神経発達症のケがあるのでは??ということ。
うっかりミスが目立つ、自分のルールに拘る、会話がかみ合わない、純粋でまっすぐ。
みいちゃんのあんまりな仕事ぶりに教育係&先輩キャバ嬢の桃花さんはみいちゃんを雇うこと自体反対します。
「無能はタンポポでも摘んでなよ」
うわあ、キツイ、、。でも言い方ははあんまりだけど、この仕事が向いてないのかと思うのは一理あるのも辛いところ。
このセリフを聞いた山田さんは、教育ママな母親に言われた言葉を思い出し、「そんなことない!」とみいちゃんを庇います。
山田さんにとってみいちゃんは、何となく放って置けない存在なんだろうなあ。
山田さん自体、自分の親に厳しく育てられて傷ついていた過去があるようです。だから、昔の自分と重なってしまったみいちゃんが放って置けなかったんだろうなあ。
そして、2人の関係性が始まる。
まとめ
「これはみいちゃんが殺されるまでの12か月のお話」そうやって締めくくられる1話目。
これ、100ワニ(100日後に死ぬワニ)の時と同じだけど、結果はもう決まっていてそこに至るまでの過程が描かれているんですよね。そこに至るまでの経緯が気になって読んでしまう。構成が上手い。
しかも、Kindle版のあとがきには「みいちゃんはかつての私の友人で、モデルがいる」「みいちゃんとまた出会い直してる気分で書いている」と書いてありました。
もちろん脚色しているだろうし、作者もこの話はフィクションだとXでポストしているので、そのまま現実で起こったこととして捉えてはいけないけども。
私的に作者の体験が元になっているのは間違いないと思ってます。
これからの2人がどうなっていくのか、決して明るい話ではないけど読み進めていきたいと思う。
それでは、2話目感想に続く。
以下、関連図書的なもの
まだ発売されていないけど、みい山は書籍化するらしい。12月23日、クリスマスイヴイヴだあ。
ダイアナは亜月ねねの別名義らしい。名義が違うだけで作風や内容の方向性は同じだとは思う。
著者の別の作品。
今話題?のトー横キッズ的なお話。
ホス狂いって身近では本当に聞かない話ですが、実際こんな感じなんですかねえ、、りりちゃんの動画などを見ていると同じ空気感を感じるので、リアルに描かれているのかもしれない。