温暖化懐疑派への反論がしょぼい:BBC
懐疑派の主要な主張は2つだ。
1.CO2は温暖化の原因ではない。
2.地球は温暖化していない。
根拠は双方とも「証拠がない(or証拠が薄弱)」だ。極めてシンプル。
BBCが反論の対象としている主張は枝葉末節でどうでもいい。
(それらは確かに疑わしいのです)
BBCは重要なことには反論していない。
そもそも
去年の平均気温は何℃なのですか? ^^
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追記
地球温暖化の「証拠」というと、このグラフが有名だ(注1)
注1:通称「ホッケースティック曲線」。
IPCC第3報告書。オリジナル論文は
Mann, Bradley and Hughes: Global-scale temperature patterns and climate forcing over the past six centuries, Nature, 392, 779-787, 1998.
でも、最近は見なくなった。
なぜか?
この論文を書いた著者、その人が論文を撤回したのです^^;
学会で、これに関して多くの疑義が提示され、著者は十分に答えられなかった。そして、批判的立場の人々から、生データの開示を求められたにも関わらず、それを拒否して、論文を取り下げました。
なかなかに胡散臭い代物です^^;
だから、このグラフは宙に浮いているのです。
でも、人々の記憶には残っているのですね。アル・ゴアが2000年の米大統領選で、ものすごい金を使って宣伝しましたから^^;
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おまけ2:雑感
この話、
「世界中の専門家が危機を訴えているのに、それがデマのはずがない」
と、ほとんどの人は思いますよね。
私もコロナ騒ぎの前までは、そうでした^^;
ところがコロナのせいで「いかに多くの専門家が、いかに簡単に証拠のない説に飛びつくか」がわかってしまった。
それで、私も「まさかね?」と思いながら、温暖化の証拠を調べたのです。そうしたら、事実上存在しないことがわかった。少なくとも、ちょっとやそっとでは見つけられませんでした。いまだに見つけられないどころか、去年の気温すらわからない。(注2)
注2:多くの人がIPCC報告書を証拠に挙げるのですが、あれは気候変動の危険と対策について論じたものであって、気候変動の真偽を論証した資料ではないのです。
これには心底驚きました。