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リッチな人のほとんどは、今リッチなだけです^^;

 死ぬまでリッチな人は一握りです。
わかりやすい例として、投資の世界を考えましょう。今年儲けた人、上位10%はハイリスクハイリターンな投資をした人です。そういう人は大勢います。一発勝負に全財産を賭けるような人も、少数だが存在する(注1)。

注1:大成功するのは、そういう人達です。でも多くの人はそんな事はしない。大失敗するのもそういう人達だからです^^;
 例えば、シリコンバレーにはそういう人達が大勢います。

 我々が目にするリッチマンは、そういう人達です。目立ちますからね。そして敗者は忘れられる。
 問題はハイリスクハイリターンの投資は、長期的には儲からないことです。シリコンバレーの「巨人」を見てもピークは一時期だけなのです。
 一生涯裕福な人々では無い。

 だから、その人達を羨むのは賢明では無いでしょう^^

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 投資の世界以外でも同様です。死ぬまで裕福な人は少ない。年収2千万円の医者だって、一生稼げるわけでは無いのです。その年収をキープできるのは、せいぜい20~30年間だ。生涯賃金を比較するのならば、80歳まで、ほどほどに稼ぐ地味な自営業/副業投資家の方が大きい事も多いでしょうね。

 あと銀行や商社などで、定年まで着実に稼げるのは、出世コースに乗った人だけです。9割ぐらいは途中でドロップアウトします(注2)。上のポストは少ないですから^^;

注2:退職して起業する人も多いです。これを「独立」と言うとカッコイイですが、大企業の看板を失っても事業に成功する人は少数派です。新規事業の9割は10年以内に破綻します。

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 注目点はそこです。収入の比較にはトリック、というか陥りやすい罠があります。
 年収を比べてもあまり意味はない。重要なのは生涯賃金(収入)です

 でも、我々はどうしても年収が高い人達を見て、自分たちは貧乏だと感じてしまいます。それは間違っていると思いますね。「彼ら」の中身は毎年入れ変わっているのです。我々が見ているのは「儲けている人」に過ぎません^^;
 
 そして我々は、その「年収がピークにある人」の生活を見て、その生活水準を望む。だから、生涯賃金に対して生活水準が高くなってしまうのです。

 毎年入れ替わるリッチマンに追いつこうとしても無意味です。普通の人の、普通の生涯賃金に、見合ったライフスタイルを送った方が幸せになると思いますね^^;
 

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