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マスクのStarlinkは絵に描いた餅。金集めのホラです^^

 既に3千基の衛星を打ち上げたとアピールしていますが、予定は42,000基。気が遠くなります。(注1)

注1:計画では、2020年代中頃までに12,000基、2034年までに42,000基、
とのこと。

 マスク/テスラの最盛期だった、この3年間に千基/年しか打ち上げられないのでは、4万は到底達成不能でしょう。仮に出来ても40年ぐらい掛かりそうだw
 そしてこのビジネスモデルは4万基の衛星が前提です。そのインフラがなかったら通信網が成立しない。この通信網は「世界の全ての場所で通じる高速通信」が売りなのです。
 そうじゃなかったら、既存静止軌道衛星を使った通信網の方が良い。

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 そもそもビジネスモデルが最初から怪しげです。
 今日現在、ネットに繋がらない人にインフラを提供する。これはいかにもももっともらしい。しかし、それはどういう人かというと「貧乏人」です^^;
 都会に住む人は光を使っている。通信衛星は不要です。コレを利用するのは、インド、中国、アフリカで都会以外に住んでいる人、端的に言うと貧農です。彼らは、自給自足でもあるので、現金収入は年間で数百USドルしかない。
 一方でStarlinkは初期費用だけで700USドル。払えませんw
 それに彼らの生活では貴重な現金収入を通信に使うほど、ネットにメリットがありません。同じ村の知人と話を出来れば、ほとんどの用は足りるし、それは相手の家に行けば済む話なのです^^;
 ましてやゲームやSNSに金を払ったりはしないし、Amazonで買い物もしません。「都会のネズミ」とはライフスタイルが違うのです。

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 また、有線通信網が存在しない地域とは、つまり人口密度が低い場所。ユーザーの数が少ない。利益は出ません。
 何のことはない。全地球をカバーする通信網が、今日現在ではほとんど無いのは、地球上のほとんどの場所には利用者がいないからです^^;

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追記
 もともと「全世界に通じる通信網」は既に存在します。静止軌道衛星を使った衛星通信です。
 では、Staralinkの特徴は何処に有るのか?
 通信速度なんですね。
 静止軌道は地表から36000kmも離れている。だから電波の速度(光速)でも遅延が発生する。一方で、Staralinkの衛星は地表から550kmしか離れていない。
 だから「多数の低軌道衛星による通信網」というアイディアが存在したのです。ちなみにこれはイーロン・マスクのアイディアではない。誰でも思いつきます^^;
 今までに誰も実用化しなかったのは、コストを上回るメリットがないからです。平たく言うと儲かりそうにもない。静止衛星は3個で全地球をカバーできるが、低軌道衛星では無理。だから4万機も打ち上げる。金が掛かりすぎるのです。

 だって、たかだかコンマ数秒の遅延を避けるために、高い金を払う人はレアです^^;
 また、既存の衛星通信の利用者はごく限られている。全地球通信網にはニーズがないのです。

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