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あなたの給料の出所は、他の労働者があなたの会社に払った金だ。
成熟した市場では、労働者は消費者(金を払う人)でもある。H・フォードの辺りからそうなりました。一方的搾取というのは、ほとんどない(注1)。
注1:少なくとも日本では、経営者はそんな高額報酬は貰わないし、そもそも人数が労働者より圧倒的に少ないので、経営者の報酬は給与とほぼ関係ない。妬ましく思えるだけだ。
また、株主が巨額の配当金を貰うこともない。また多くの株主は労働者でもある。自社株購入を推奨する企業も多い。
企業が内部留保を貯めすぎだという意見もあるが、あれは本質的に株主に所有権が帰属する資産です。
つまり日本人の賃金が安いのは、日本人が消費しないからです。それがデフレの本質です(注2)。
残念ながら、消費せずに企業に文句を言ったところで、賃金は上がりません。
注2:昭和のイメージを引きずっている人もいるようですが、現代日本は内需国です。貿易立国はバブル崩壊までです。
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追記
と言うことは、日本が長期デフレに突入した理由は、日本が工業国からサービス業主体の経済に移り、内需国になったからなのかも。
日本人は消費せずに貯金したがりますからね。
バブルまでは、消費大好きなアメリカ人に車や半導体を売るのが、経済のメインだったから良かったけれど、それが日本人相手の商売に移ったのが敗因なのかな?
かといって、日本にはもう輸出する物がないですけどね^^;