
将来どうする?喜んで死んでやるわよ
ねえねえ、将来どうする?って私、誰かに会った時に聞いたの。
答えは一つ、あの家族の中で唯一のゴミ娘だから、喜んで死んでやるわよ。連日連夜暴れて私に死ねとか吐いてるんだから私が死んだら悲しまずにあいつが死んでくれたって喜んでね。ってか喜ばねえと許さねえからお前のことなんて。喜べよ、ゴミみたいな娘が死んでくれるんだから。嬉しいだろ、邪魔だもんな。通信卒の春から文系大学の大学生になりそうな馬鹿みたいに金かかる娘が。
三兄弟かと思えば私だけ女で、可愛くもねえし頭も良くない。しかもその上で発達障害だか知的障害だかしらないけど喋らないからって診断されちゃったもんね。周りのみんな幼稚園年少から年長なのにさ。それも発達が普通にできた本来はいるべき子どもだしね。
小学校だって普通級じゃなくて支援級に入れば就職ルートで生きられたのにごめんね。本当は全日に通えていたら高卒で働きだして暫く経った後にどうせ障害者って理由で距離置かれるだろうから死のうと思ってたんだよ。
死んだらこの先見れないし知ること出来ないけど、楽になれるじゃん。
また誰かの子どもになって人生やり直したかったんだ、今度は障害がない子どもになれるかなって。障害がない子になったら幸せだと思うんだよね。
保育園とか幼稚園時代からの友達が沢山できて、小学校中学校入学したら「あれー〇〇ちゃんだー」とか言い合って、高校は公立行って卒業して就職か大学で、その後は結婚して子どもが出来たんだねみたいな感じになるじゃん。
って誰かが将来のこと言ってた。
私が「親族の墓、北海道にあるんでしょ?それどうすんの」って聞いたら『健常者のお兄ちゃんがいるから、障害者の私が死んだ後やってくれるよ。私よりも普通に生きられているもん』って。
「知り合いとか友達どんな顔するんだろうね」って聞いたら『別に普通の顔して生きるわよ、数年の付き合いしかなかった人が死んでも悲しまないでしょう?みんな自分の生活に必死なんだから』
「焼いてもらった後のあなたの遺骨どうしよっか」
『海洋散骨で跡形もなく消えるよ、印旛沼で良いかな』
「印旛沼なんてやめなよ、私が食べてあげる」
『食べないで気持ち悪い』
だってさ、ケチだよねえ。
将来のこと細部まで馬鹿みたいに語る娘の一部分なのに死んだら一部分くれないんだろう?嫌だなあ。
なんかやんなったから寝る、おやすみー。