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『別れた後に僕が思うこと 2話』
去年の1月6日
このお揃いのコップも
2人の1年の記念日に買ったものだった。
この形が良いだとかこの大きさが良いだとか2人で言い合いながらショッピングモールを歩いた。
どうしても欲しいって君が言うから、新しいフライパンも買って。
そのフライパンで
君が作るオムライスが本当に美味しかった。
美味しいねって言い合いながら、新しい髪留めを触る君が綺麗だった。
でも、
2人で過ごす時間が増えていくうちに、
そんな日々が僕の中で、当たり前になっていった。
新しいコップは増えて、
美味しいを言い合うこともなくなって、
新しい髪留めに気づくこともなくなった。
ありがとう。
ごめんね。
が減っていくにつれて
なんで?
どうして?
が増えていった。
読んでただきありがとうございました!
こちらの小説は「別れた後に僕が思うこと」MusicVideoの再生回数に応じて、次の物語が公開になります。
お楽しみに!
詳細はこちら
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