ボディニュートラルにも及ばない戯言

私は容姿に "こだわる" のが正直面倒くさい。

デブで無愛想なので自分のことをそんなにかわいいとは思わない。でも色白で目が大きいところは好きだなと思う。ただそれだけ。誰とも競う気はないし、どうならなければいけないとかもない。全人類好きなように生きればいい。

それなのに世の中は「こうすればかわいくなる」「こうすれば痩せる」「こういうのがかわいい」そんなんばっか。マジでだるい。ほっとけよ。なんなんだよ。自分の容姿を貶すとむしろ槍が飛んでくる。それもなんでなんだよ。別に自虐でも何でもなくてただ容姿が何ともないって話なのによ。

最近『ボディポジティブ』というのを知った。どんな体型でも受け入れて愛する、みたいなやつ。プラスサイズの服を展開する店や、様々な身体のモデルが笑顔で写った写真などが紹介されていたりする。これは私にとって有難い動きだった。どんな体型の人でも、私でも自信を持って好きに生きていいんだよなと前向きな気持ちになれた。

だがしかしやはり私は怠け者である。前向きでい続けること自体が面倒なのだ。興味を持てないときは無視・放置でありたい。かわいいと思うための努力が面倒くさい。素敵な服やコスメのことは好きだが、常に追い求めることができない。

ボディポジティブが意識高そうで眩しくて疲れるものに思えてしまった。



今日『ボディニュートラル』という言葉を見た。無理に自分の身体を愛さなくて良いらしい。なるほどこれは私に都合がいいと思った。それでいいのよ。別に自分の容姿を大衆に見せびらかす機会なんてそんなにないんだから。誰もあんたのことそんな見てないよ。……たぶんボディニュートラルはそんな雑な話をしているわけではないと思うが、要するに誰一人自分の身体を呪う必要は無いということだ。

服を選んだりメイクをするのが楽しい日もあれば、なにもかもサボった干物女のときもある。どのマインドも全部私だ。顔が浮腫んでない日のメイクは楽しい一方で、最低限洗顔してあればどんな格好しててもいいとも思ってる。もうマジで本当に、これはいい意味でも悪い意味でもなく、外見なんてどうでもいいのだ。

私はこれからも容姿にこだわらず、快適に穏やかに生きますので、そこんとこよろしく。

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