筒
迷うということは、自我。自分に期待しているのだ。自分が選べると思っている。傲慢だ。自分には何の能力もないと自覚してはじめて、道が見える。それはこだわりを捨てるということ。100%で拘り抜く決心ができないんだったら、0になるしかない。中途半端なことは、誰にも伝わらないから。
こだわりを捨てることは、プライドを捨てること。
絵を描いていて思うのは、自分の考えなど一切捨てて、ただ間違いないと思うものを描けるなら、そこに迷いなどないということ。本当に筒のように空っぽになれるのなら、描いたものに落胆することも、威張ることもないのだということ。
ここから先は
1,194字
/
6画像
¥ 300
もっとたくさんの人へ届けられる日まで。 いつも、ありがとうございます。