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誠実な時間

外を歩くと、ちょっとだけ春の香りがしました。すっかりコツを忘れて昔のように出来なくなってしまったことがあって、それを「出来ないんだ」と認めるまで少し時間がかかりました。あれ?と思ったときは、悪あがきすると長引く。「また0からね」と思うと、すっと肩の力が抜けました。時間をかけて、だんだん思い出していく。この手に戻していく。その時間には誠実さが存在していて、なんだか新鮮で、爽やかな気持ちでした。


* 最近の 百文字日記 *

百文字日記 ( 一月二十日 )

マクドナルドのホワイトチョコミルクティーパイ。チョコ×紅茶の組み合わせが大好きなので食べてみたら美味しすぎてひっくり返りました。暖かい日だったので、たくさん歩いたあとに外で食べました。全エネルギーが回復!


百文字日記 ( 一月二十一日 )

久しぶりに金縛りになり、制作モードに突入したことを実感しました。気を引き締めよう、となんとなく。怖いなぁという気持ちはあっても、前より怯まなくなりました。見えるものも、見えないものも、自分の鏡だと思えば、己を磨くのみ。


百文字日記 ( 一月二十二日 )

春のような日。ひとり俯いて下校している小学生がいて、なんとなく気にかけていたら「こんにちは…」と消え入るような声で挨拶してくれた。「こんにちは!」となるべく元気に返事をしたけれど、私のほうが元気をもらった瞬間だったと思う。あの子に幸あれ。


百文字日記 ( 一月二十三日 )

足元に花びらを見つけて顔を上げると、ふわっと花が咲いていた。何もしていないのに、祝福を受けたような気分に。青い空も、そこにある電線も、花の美しさを引き立てていた。ラッキーってこういう感じなのかもしれない。


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こんにちは、仙波さくらです。

今週のこと。

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