うべないがたし
夫さんが大事にとっていた風鈴を 不注意から 割ってしまいました。
ものすごーく、遠回しに意地悪をしてしまったような、むかしに された 何か嫌なことの仕返しを わざとしてしまったような感じです。
まぁしょうがない、と 夫も息子も 寛容に言い、風鈴は片づきました。
かわりにこれをあげるよ、と、息子が 小学生のとき、授業でつくった 風鈴を 夫に渡していました。夫は おお、ありがとう、と 受けとって、たのしげに部屋へかざりに行きました。コウモリをかたどった、色あせた風鈴は、紙ねんどでできたもの。私も 好きな風鈴です。
このコウモリの風鈴も、ずっと窓辺にかけさせてもらっていて、ある日 息子が色あせに気づきました。それから、部屋の奥に戻していたものです。家族で気に入りの 明るい紫色は、てっぺんに ほんのちょっぴり、のこるだけ。
それでも 夫さんは、だいじに飾るでしょう。
🌻 🌻 🌻
割れてしまったほうの風鈴は、交際をはじめる少し前、夫の誕生日に私がプレゼントしたもの。駅前のスーパーマーケットでもとめた、土瓶の形の 白い陶器です。青く、朝顔の絵が描いてあって、持ち手のところが 蔓で編んであって、とてもかわいい。夫も気にいってくれていたのでしょう。
まさか結婚し、夫の実家の最寄り駅の「その町」に住むとは、そのときは、思ってもみませんでした。
あははは はは は。。。
ごめんなさい🥲
♪ から ころ かろん ころん ♪