【ご報告と備忘録】前十字靭帯再建手術終えて。
■ご報告
本日1月17日9時~4時間の前十字靭帯再建、半月板損傷縫合手術を終えました。
大変お恥ずかしながら、右ひざの前十字靭帯が20年以上も前に断裂していたことが判明し、思い切って手術をすることを決意しました。
前十字靭帯断裂は中村憲剛選手や三好康史選手などプロサッカー選手をはじめ、多くのスポーツ選手が経験する大怪我。
記録など残すつもりはなかったのですが、術後から痛みやのどの渇き、また不自由の辛さを体験し、この体験は忘れてはならないと諸々記録に残すことに決めました。
このしんどさを思い出せば、この先のしんどいことも乗り越えられるし、
改めて、日々の当たり前に感謝し続けられるように思います。
※あととにかく不自由と痛みに耐えること以外やることがないので、時間潰しでもありますw
■右ひざの損傷
20歳の頃、サッカーの試合中に相手と激しく接触し、右ひざに大怪我を負いました。もちろん病院にもいったし、治療もしました。
内側靭帯損傷、数か月で完治したと思い込んでいました。
その後、サポーターをしたり、周辺の筋肉を強化したり、騙し騙しサッカーや運動を続けていました。
ただ、膝の違和感や時折、発生する膝関節の脱臼に長年苦しんできました。
こんな状態でしたが、30代の頃にはフルマラソンも完走。
約8年間週1でフットサルもやってきました。
3年間、毎朝息子とサッカーの朝練もやっていました。
人間の身体は凄いですね。膝の大事な靭帯が切れてても、(切れていること知らなければ)何でもできてしまうものなんですね。
■手術に至った経緯
さて、そんな身体と20年間付き合ってきたのですが、少年サッカーの監督になって、子供たちと一緒にサッカーをするたびに感じる現実。
5歳からサッカーを始めた息子は10歳になり、恐ろしいスピードで日々成長しています。
一方、5年前の自分は37歳。只今42歳。この5年間、日に日に成長するどこから、筋トレや日々のトレーニングを怠れば、落ちていく一方です。
気持ちを新たらに頑張れば頑張るほど疲労や怪我に悩まされ、感じる停滞感。
息子と中学生になっても朝練を3年間やろうと約束したものの、、、このままでは相手になれるかどうか。。。
息子や子供たちに『努力しろ、頑張れ!』と言っている自分が果たして、本当に頑張っているのか?
そんな疑念がいつも頭に浮かんでは、年齢や立場を理由に消している自分がいました。
さて、そんな鬱勃とした想いを抱えて、フットサルの練習に臨んだ日のことです。
いつも以上に無理をした自分がいました。案の上、翌日、膝がパンパンに腫れて、歩行困難になりました。
慌てて、近所の整形外科に行ったところ、
『典型的な変形性膝関節症。君の膝は70~80代の膝だよ、手術しないと歩けなくなるよ。』と宣告。
膝が脱臼するたびに、骨と骨が接触し、軟骨はすり減り、膝の形が変形してしまっているという。
これではサッカーどころか、走れない、歩けない。そんな現実を突き付けられました。
20年間もこの状態を放置してしまっていた自分も悔やみつつも、スポーツ整形に強い病院を知人に紹介してもらい精密検査をしてもらいました。
フットサル日本代表の専任ドクターもしているという先生で、
『息子さんとまだまだサッカーしたいでしょう?ちゃんと治せるから頑張りましょう!』
と背中を教えていただきました。
レントゲン、エコー検索、MRIと複数回の検査を重ねた結果。
そもそも原因は前十字靭帯が断裂しているということが発覚。
だから膝が緩く、すぐ外れて、骨があたり、炎症を引き起こしている。
この20年間の膝の違和感や痛み、全て合点のいく説明を受け、手術を受けることを決めました。
9日間の入院、6~8か月のリハビリ。しんどいと思いましたが、まだ42歳。この先の10年、20年のために覚悟を決めました。
■手術を終えて
現在、手術当日の21時。
ようやく快方に向かっています。
7:00 水分補給が禁止。
9:00 手術室へ
13:20 手術終了
※2時間の予定が4時間。半月板損傷の縫合も対応してもらった模様
13:40 病室へ
※ここから地獄、痛み、吐き気、動けない、水が飲めない。
18:00 飲水可能に
18:30 夜飯
13時から18時の約5時間は本当にきつかった。
手術など受けないで、あのまま壊れた膝と付き合っていけばよかったと後悔すらしました。
中村憲剛さんの入院動画で言っていた言葉に本当に励まされました。
『ここからは上がる一方。良くなるだけ。』
手術前にもこの言葉に背中を押されましたが、手術後はさらに心に突き刺さりました。
さてこのNOTEの本題です。これだけ苦しい思いしました。
だからこそ。
ここからのリハビリ。
ここからの日常。
当たり前のことを心から感謝して、もっと頑張りたいと思います。
息子と1対1をできる日を夢見て。
最後に職場、少年サッカーチーム、家庭とご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。
諸々支えられているからこそ今の自分があることを実感する入院生活です。
退院後、恩返しできるように頑張りたいと思います。