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それでも会社を売らない理由
先日、社内向けに展開したメッセージを未来の自分のためにも、ブレないようにNOTEにも書き記しておきたいと思います。
現在、事業承継やM&Aが非常に活発化しており、WEBマーケティング業界でも、またSEO業界でも、規模の大小に関わらず、買収事案が至る所で発生しています。それをうけて、改めてサクラサクのスタンスを共有させていただきます。
※この記事はM&Aや買収する会社、される会社への否定的なメッセージでは一切ございません。弊社のスタンスとしての決意表明の意味の記事になります。また社内向けのメッセージとして書かせていただいております。
実際、林さんやねぎおのところにも、同業他社やM&A業者から声がかかることが少なくありません。
3年前、某社から買収の打診を受けた際に、林さんとねぎおのスタンスを社内外に共有するため、以下の記事をNOTEに掲載しました。
結論として、この時に語った思いは、現在も全く変わりません。むしろ、この時以上に、独立資本で「自分らしさ」を貫く意志は強くなっています。
サクラサクのような規模の会社は、正直なところ、吹けば飛ぶような存在です。より安定し、強化していくためには、大手や専門性の高い企業の傘下に入る方が効率的かもしれません。
しかし、それでは意味がありません。
「我々は会社の存続を経営理念に掲げています。しかし、たとえ会社が存続しても、『自分らしさ』を失えば、それはもはや消滅したも同じです。」
創業時から、1社ではできないことの多さを痛感してきました。だからこそ、この20年間、代理店やパートナーと多くの業務提携やパートナーシップを結んできました。しかし、資本提携に関しては、どれだけ好条件であっても、大手企業であっても、これまで拒んできました。
経営学的には、会社は株主のものであり、経営の使命は株主の利益を最大化することとされています。しかし、サクラサクの考えは違います。
「会社は世の中に価値を提供し続ける媒体であり、
経営とは、株主、役員、従業員、パートナー、家族といったすべてのステークホルダーを調和させ、物心両面の幸せを実現する。」
理想論に聞こえるかもしれませんが、社長が理想を語れない会社に未来はないと信じています。
さて、なぜ私たちは独立資本を貫くのか?
それは、資本を外部に提供するということが、すなわちサクラサクという船の舵取りを譲ることを意味するからです。
サクラサクが大切にしてきたクレド、ビジョン、ミッション、さらにはサクラサクらしさを失うことに他なりません。
独立資本のままでは、日本一のSEO会社やWEBマーケティング会社になることは難しいかもしれません。また鋭利な競合優位性を維持し続けるのは難しいかもしれません。
それでも、サクラサクらしさに共感してくださるお客様やパートナーが実際に存在し、一緒に戦ってくれるサクラサクのメンバーがいるおかげで、私たちはこの20年間を乗り越えてきました。
どの業界も弱肉強食の世の中。強いものが弱いものを吸収し、業界再編がなされいくのが世の定めかもしれません。ただどの業界も、1社1強になることはありません。異端児や独自の思考をもっている会社も存在するはずです。
業界の中で、そんな変わり種の会社が1つくらいあっても良いのではないでしょうか。またそんな会社にみんなが誇りと愛着をもってくれればさらに、強くなっていけると思います。
改めて、この「サクラサクらしさ」を大切にしながら、1日でも長く会社を存続させるため、目の前のお客様や案件、課題解決に全力で取り組んでいきたいと思います。
自分らしくあり続けるのことは、決して楽なことではありません。また恥をかいたり、泥にまみれることの方が多いですし、実際、この20年間がそうでした。お金、名声、やりがい、色々な価値観が存在する中で、サクラサクが選らぶ価値観、存在意義が自分らしくあり続けることなのです。
こんな社長のこんな会社ですが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。