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17年存続できた理由とさらに10年に存続するために

弊社サクラサクマーケティングは2005年の創業より、丸17年を迎えようとしています。

我々は理念・ミッション・クレドの中で明確に会社の方向性やスタンスを定義しています。

それはとにかく”会社を存続させること”

スタートアップ企業はゴール(出口)を決めた上で会社を起業、経営する、いわゆるEXIT戦略をとる会社も多いかと思います。我々はその真逆で、出口やゴールはありません。とにかく存続させることを掲げています。

さて今日は改めて、この”会社を存続させる”というテーマでサクラサクが17年存続できた理由を振り返り、さらにここから10年存続するための道しるべを刻んでおきたいと思います。

会社が消滅するケース

まずは逆説的に存続の対局にある会社の消滅について考えてみたいと思います。会社が消滅するケースは大別すると下記3点になります。

◇倒産:
最もわかりやすい例が倒産。赤字、借入返済不能、キャッシュフローが回らず不渡り、経営が立ち行かなくなる状態。

◇M&A:
大手やライバル企業に買収され消滅。もしくはオーナーが自ら株式を売却し消滅。いわゆるM&A。

◇解散:
年齢や健康、様々な要因で事業を継続するモチベーションを失い会社を自ら閉じるケース。

大別すると三つになりますが、
・事業が上手くいっておらず倒産寸前で売却
・事業は上手くいっていたのに経営層が揉めて解散
・組織が崩壊して、結果、倒産
など消滅するケースは複雑多岐にわたります。

会社以外の場合で考えてみても、組織、団体、芸人、アーティスト、アイドルグループなんかも消滅する理由は同じようなものではないでしょうか。
芸人のコンビを例に考えてみるとコンビが消滅する理由は、
・売れなかった(食っていけない)
・方向性、価値観のずれ
・健康面の問題
・金銭トラブル
・不祥事 etc
こんなところではないでしょうか。

今回のコロナが良い例で、世間、景気、市場、トレンドは常に激しく変化します。その中で、会社を消滅させないためには
1.事業の安定性
2.組織の健全性
3.強い価値観の共有
この3点が不可欠ではないかと思います。10年、20年会社を存続させるということはやはり偶然やマグレでは説明がつかず、組織としての生命力はもちろん、確固たる覚悟なければ成しえないものです。

サクラサクを支える支柱 経営理念

さて、サクラサクには社内外に発信し続ける明確なビジョン・ミッション・クレドがあります。

◇ビジョン:進化し続けるプロフェッショナルの集合体
真意:常に社会に必要とされ続ける存在であれ
 →オワコンなサービス、組織、個人にならない
 →ニッチで小さな市場であれ常に必要とされよ
 →市場の変化に追従し続けよ

◇ミッション:WEBマーケティングの力でサクラを咲かせる
真意:WEBマーケティングから軸をブラさずに5者の幸福を実現する
 →顧客、仲間、パートナー、家族、己の5者の幸福を実現する
 →得意領域であるWEBマーケティングの柱をぶらさない
 →門外漢なことでには手を出さない

◇クレド:先義後利・凡事徹底・自考自走
真意:最先端の業界だからこそ、信頼関係を重んじる
 →常に相手の立場にたって行動せよ
 →当たり前のことを徹底することで信頼を獲得せよ
 →自ら考えて、自ら行動できる集団へ

この17年間を振り返ると上記の経営理念が経営陣&スタッフの強い支柱になっていたことは間違いありません。しかし、この経営理念だけでは17年の存続理由を説明するには不十分だと気づきました。

さらにこの経営理念を支える価値観や企業文化がサクラサクにはあります。ここからさらに10年会社を存続させるためには、この価値観を明文化しておく必要があると感じて、今回NOTEに綴ることを決めました。

サクラサクが大切にしている価値観

林さんとねぎおは2008年に出会って、そこから15年。公私共に苦楽を共にしてきました。先輩であり、パートナーであり、オーナーであり、友人であり、家族のような関係です。

そんな林さんとねぎおが大切にしている想いや価値観を企業理念、ミッション、クレドに込めていますが、さらにとても大事にしていること、それは『自分らしくあり続けること』です。

”自分らしく、生きる”

逆に、自分らしくない生き方とはなんでしょうか。

かつて借金返済のために、会社を潰さないために、もしくは成功するために、大手企業に抗えない環境下で仕事をせざるを得ない時期がありました。

売上は右肩上がりに上がりましたが、自由は奪われ、自分たちの意志とは違う方向に組織やビジネスを進めざるを得ない状況でした。お互いワードワーカーでしたし、激務や責務には耐えられましたが、唯一耐え難かったことが首輪とリードを付けられていることでした。

もしかするとその方が売上も安定するし、大手の案件やビジネスチャンスもあったかもしれません。しかし、売上が上がる一方で、心身ともに疲弊し、頭に浮かんでは消える疑問。

『これがしたくてリスクを追って経営者になったのか、、、』

自分らしさが日々奪われていく中で、大きな決断をしました。この呪縛から脱却です。

未だにこの期間のこと。そして首輪を脱着した瞬間のことは脳裏に焼き付いています。その旨のメール文を渋谷の喫茶店で2時間あまりかけて書きました。さらにメールの送信ボタンを押すことを恐れ1時間ちかく躊躇いました。翌日の対面でのMTGでは、ボロカスな言葉を浴び、頭を下げ続けました。

その決断後、売上や市場での立ち位置は厳しいものになりました。しかし自分らしさは取り戻すことができました。

さて、我々は会社の存続を経営理念に掲げています。しかしたとえ会社存続しても、『自分らしさ』がなくなってしまえば、それはもはや消滅したも同じなのです。

このエピソードのあとも色々なことが起こりました。良い話、悪い話。その都度、林さんとねぎおが意志決定をする根幹には、必ず『自分らしさ』という判断軸があります。周囲の人からあれこれと言われることもあります。不器用で、非効率な選択をしているかもしれません。それでも大切にしていることは自分らしさなのです。

では、自分らしさとはなんでしょうか。

それは、

1.自由で、何事にも縛られない
・独立資本の経営を貫き、VCや大手資本を介入せずに経営をする
・縛りのある独占契約や業務提携を拒み自分たちの意志を貫ける経営をする

2.自分らしく生きる・働く
・仕事の奴隷にならない
・人生、時間を大切にする(仕事だけに人生を支配されない)
・心身ともに健康に生きる(仕事が健康を害する本末転倒を拒絶する)

3.仲間を集め、仲間を大切にする
・サクラサクの経営理念、価値観に共鳴する仲間のみ集める
・仲間の物心両面の幸福の実現に尽力する

ねぎお自身。まもなく42歳。サクラサクは18期になります。

人生100年時代。ねぎお個人もサクラサクも行けるところまではいく覚悟があります。

まずはここからさらに10年会社を存続させるために、改めて、ここに明文化した『自分らしさ』を大切に林さんとサクラサクメンバーと共に歩んでいきたいと思います。


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