アンバサが飲めたあの頃の僕らはその幸せを当たり前として生きていたそれがどれ程幸せだったかも知らずに

タイトルって上限あるんですかね まぁ長いと見切れて良いことないか

気にしない 気にしない だってここは自由なんだから

ということで 何年たってもふと思い出す 初恋のような彼のこと

さわやかな白と青が似合う 曲線がきれいなあなた

のど越しさわやか シュワっとした炭酸がここちいい

そうアンバサ 私は今でもあなたの帰りをお待ちしております 永遠に

小学生のころ君は待ちゆく自販機のどこをみてもその圧倒的存在感と
納得の味で僕達少年のこころをつかんで離さなかったね

君を見ると心よりも先に体が君を求めてしまって気づいたら財布のひもがゆるんでいたよ 何本買ったことか

でも、そんな幸せな日々はいつのまにか 気づけば一瞬のうちに終わりを迎えてしまった 

最近見ないなあいつ 元気にしてるかな離れ離れになった旧友をふと思い出すように彼がいつしか自分の生活の中からひっそりと影を潜めたことに気づく もうその時には遅かった

製造工場の問題で一部地域でしか販売しておりません

突然の別れ そしてもう出会うことがないという現実 あまりにも急な悲報

どうして彼のことをもっと考えられなかったんだ あの時買っていれば
最後の一本はいつだっけ 覚えてない だって当たり前に飲んでたあの時の
君が最後だなんて思わなかったから どうして どうして黙って行ってしまったの そんなのないよ 待って 私まだあなたに何も伝えられてない

いつしか好きな気持ちは芽生えていたがそれを言わないのが常になっていた
簡単に会えて飲み干したらさよなら 今思えば彼のことを全然思ってなかった 別れて当然のことをした これは罰 自らが犯した罪

今でもまだ彼を思い出す 忘れる事なんてできない 
会いたくないって言ったらうそになるけど 声に出しては言わない

胸にそっとしまっておくの あなたとの思い出も楽しかった記憶も
その味も

私は今日も歩き出す 彼のいない自販機を横目にそこにいないのはわかっているから 

もしまた会えるその日がくるなら その時はよろしくね

今でもあなたを愛しています。



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