PTAは罰ゲームか?
私は娘が小1からPTAに所属していて、小4からは副会長を引き受ける予定だ。
PTA=罰ゲームと言われるけど、私自身、いつもポジティブだ。
子どものそばで学校生活を見守ることができるのは、役得だと思っている。
だけど一部の母親達は、「やらされている」「くじでハズレをひいたから」と自分は不運でそれを共感してくれる人を探すかのように言い回っている。
PTAは本当に嫌な役なんだろうか?
やるからには子ども達の学校生活が快適になるように、大人として協力していこうじゃないか。
子ども達の声は本当にPTAに届いているのか?
実際、現場を見ていても子ども達の声は学校にもPTAにも市など大人の偉い人には届いていない。
わかりやすいところで考えると、学校のエアコンの設置に何年かかったか。
トイレが和式から洋式になるのに何年かかっているか。
今でも改装が全く進んでいない学校は多いと思う。
それはなぜか。
予算がないから?
政治が悪いから?
なぜ公立中学校を回避して私立に行こうとする親が増えているのか。
学校の設備面で公立と私立との差を見たことがある人は、その環境の差に愕然としたのではないだろうか。
子どもの教育に十分な予算がまわっていないことは、みんな薄々気がついているのではないか。
子ども達は適応力と我慢体制が強いため、なんとか6年やりすごしているが、正直、ここは「牢獄か?」と思う部分もある。
令和の今もこの牢獄のような環境で勉強を続けているのは、大人が子どもに甘えているのではないか、そんなふうに思うことがあった。
もしも、この環境が普通だというなら、市役所も同じくらい牢獄のような環境でエアコンをつけずに仕事できたのだろうか。そんなことしたら、すぐに市民からクレームが飛んできたのではないだろうか?
私は、PTAを通じて子ども達の環境が少しでもよくなれたらいいと真剣にそう思っている。
そう思うのはワガママなんだろうか。
どうせ言っても無駄だからと、黙って感情も意見も殺すことが正解だろうか?
このようなメッセージを子どもに発信する大人でいいのか?
子どもに、自分の意見は自分ではっきり言える子に育ってほしいなら、まずは親がその姿勢を子どもに見せるのがいいのではないか、私はそう思っている。
そんな考えから私はPTAをしているので、意見するところは意見をする。
それで会議で喧嘩になろうと、怖がらずに意見をする。
そうして次は、相手を怒らせずに自分の意見を伝える方法を学ぶし、少しずつ上手くなっていく。そんなもんじゃないのか。
PTAはそういったことを練習できる場でもあり、仕事でも活かせるスキルをリアルタイムで学べると思っている。
PTA役員になれば、会社とは違う組織の中でリーダーシップを発揮する方法を学ぶし、対人面でもスキルアップができるのだ。
そう思うと、PTAはいいことが多いと思う。
失敗してもいいじゃないか。
笑われてもいいじゃないか。
子ども達もそうやって大人になっているのだから、大人も謙虚に学びながら、良い環境づくりのお手伝いをしようじゃないか。
SAPIXで学ぶことも大事で宿題も多くてヒーヒーいってるけど、こういった"生きた教材"は親でしか見せれないと思うので、成功も失敗もどんどん栄養にしてもらおうと思う。
2025年のPTAのみなさん、PTA役員のみなさん。
ともに頑張りましょう。
学校や保護者、PTA内での調整に失敗することがあっても大丈夫。
取り組むことに価値があるし、失敗しない人なんていない。
批判されてもめげずに、一緒に前に進みましょう。