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「Androidアプリ」が使える「ChromeOS」をインストールしよう<2024/12/14 更新>
皆さん、こんにちは。桜咲ヒロです。
「ChromeOS Flex」の安定版がリリースされ、インストールした方もいらっしゃると思います。
しかし、「ChromeOS Flex」は、「CloudReady」から進化したものであり、「ChromeOS」と違って「Androidアプリ」を使うことができません。
そこで、『「Androidアプリ」が使える「ChromeOS」をインストールしよう』をお届けします。
①必要なスペック
CPU
第4世代以降の「Intel i シリーズ」
Intel N100
RAM
4GB以上
ストレージ
SSDまたはeMMC 32GB以上
その他
UEFI必須、ネットワーク必須
②インストールに必要なもの
・USB(「Linux Mint」ライブUSB作成用)
・外付けHDD または 外付けSSD(「ChromeOS」インストールデータ用)
・インストールするPC
・Windows搭載PC
※「インストールするPC」と「Windows搭載PC」は同じものでも大丈夫です。
※外付けHDD または 外付けSSD を所持していない場合は、もう1本USBを用意して、USBを「NTFS」形式でフォーマットする(本来のUSBと異なる形式に変更するため、あまりお勧めはしません)
③インストール方法
【準備編】
①『「Linux Mint」インストールセット』と『「ChromeOS」インストールセット』をダウンロードする。
・「Linux Mint」インストールセット
・「Linux Mint」インストールセット.zip <2.69 GB>
・「ChromeOS」インストールセット
・「ChromeOS」インストールセット(rammus).zip <2.34 GB>
・「ChromeOS」インストールセット(nissa).zip <4.60 GB>
※「rammus」→第4世代以降の「Intel i シリーズ」
※「nissa」→「Intel N100」
②ダウンロードした2つのファイルを、それぞれ「エクスプローラー」や「7-zip」で解凍する。
【ライブUSBの作成】
①USBをPCに接続する。
②『「Linux Mint」インストールセット』の中にある「Rufus」を使用して、「Linux Mint」のライブUSBを作成する。
<「Rufus」の使い方>
1)インストールメディアにするUSBを選択する。
※USBがフォーマットされるため、USBのデータは削除されます。
2)イメージファイルを選択する。
3)スタートをクリックする。
4)「ISOモード」を選択する。
【「ChromeOS」のデータの準備】
①『「ChromeOS」インストールセット』内の「ChromeOS」フォルダを外付けSSDにコピーする。
【「Linux Mint」の起動とインストールの準備】
①「インストールするPC」にUSBを接続する。
②電源ボタンを押したのち、ブートオプションを起動する。
※PCメーカーや機種によって、ブートオプションの起動方法が異ことなります。
※「F12」キーや「Esc」キーなどに割り当てられていることが多いです。
③「USB HDD」や「USB」を選択する。
④「Linux Mint」が起動します。
⑤「GParted」を起動する。
⑥ストレージのコードを確認する。
※ドライブのコードが「sda」以外の場合は、「install.sh」のソースコードを修正する必要があります
【「ChromeOS」のインストールと初期設定】
①インターネットに接続する。
②外付けSSDを接続する。
③ファイルマネージャーを起動する。
④外付けSSDにアクセスする。
⑤「ChromeOS」フォルダにアクセスする。
※ドライブコードが異なる場合は、このタイミングで、ソースコードの修正を行います。
install.sh (rammus)
sudo apt update
sudo apt install pv -y
sudo apt install cgpt -y
sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery.bin -dst /dev/sda
install.sh (nissa)
sudo apt update
sudo apt install pv -y
sudo apt install cgpt -y
sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery.bin -dst /dev/sda
※最後の「sda」を「mmcblk0」などのドライブコードに変更する。
⑥右クリックして、「Open in Terminal」(ターミナルを開く)を選択する。
⑦ターミナルに以下のコマンドを入力する。
sudo sh install.sh
⑧途中で、「PCのデータをすべて消去する」という内容の警告文が表示されるので、「PCのデータをすべて消去する」ことを了承する場合は、「yes」と入力する。
※ここでキャンセルすれば、インストールが中止され、PCのデータは消えません。
⑨「 ChromeOS installed. 」と表示がでたら、インストール完了です。PCを再起動してください。
※途中で、「cgpt needs to be installed first」というエラーが出る場合は、以下のコマンドを実行してください。
sudo apt update
sudo apt install cgpt -y
sudo apt install pv -y
sudo sh install.sh
⑩再起動すると、PC構成のチェックが行われます。しばらくお待ちください。
⑪「ChromeOS」の初期設定をする。ここからは、「Chromebook」を買ったときと同じです。
④関連動画・関連記事(PC-FREEDOM)
「自分で各サイトからファイルをダウンロードする方」向け情報
もしも、自分で、ファイルを集める場合は、以下のサイトからダウンロードしてください。
①Linux Mint
・Linux Mint 22
②Rufus
・Rufus 4.6(ポータル版)
③Brunch
・Ver. 130
※「Windows10」の場合、当ファイルの解凍に「7-Zip」が必要です。
※「Windows11」の場合、「エクスプローラー」で解凍可能です。
④インストール用シェルスクリプト
・install.sh
⑤ChromeOS Recovery Image
・第4世代以降の「Intel Core i」シリーズ(rammus / leona)
・Intel N100(nissa / Pujjo)
執筆:桜咲ヒロ
©2022 Sakurasaki Hiro