83終わりなのか?
龍星に車に乗せられる
ワタシは、伊織さんから連絡が無い事と流産した事で滅入っていた…
龍星はワタシの顔色を伺いながら
運転をする
龍星「…さくら。子供の事なんだけど…。クスリやっていると流れる確率高いんだって…。
だから、さくらは悪くないから」
龍星はワタシを慰めているつもりだろう
ワタシだって正直不安だった
親に言わなくて良かったと心底思っていた
ワタシも悪い
分かってる
ちょっとしてからマンションに着いた
ワタシ「ここは?」
龍星「俺ん家」
ワタシは携帯を何回も見る
龍星はそれを見て
龍星「無駄だよさくら。伊織からは連絡は来ない。」
ワタシ「何で?そう思うの?ワタシ達まだ籍入ったままだよ?」
龍星「…ごめん。今は言えない」
代わりに龍星の携帯はずっと震えている
ワタシ「…出ないの?」
龍星は黙ってワタシをマンションに連れていく
…もう何かどうでもいいや…
部屋に着いた
龍星の匂いがする
龍星「さくら?着替えて?楽にしといて?」
ワタシはちょこんと座る
龍星「お腹空いてない?」
ワタシ「龍星は何でそんなに優しくしてくれるの?」
龍星「好きだから」
ワタシは黙る
ワタシ「龍星…ワタシ伊織さんに嫌われちゃったのかな?赤ちゃんもいないし…」
龍星は苦い顔をしていた
何も答えない
龍星の携帯は鳴りっぱなしだ
ワタシは龍星の電話を取る
龍星は慌てる
*伊織*
*伊織*
*伊織*
*伊織*
ワタシ……
「龍星??何でこんなに伊織さんから着信がきてるの?!」
龍星は黙る
龍星はワタシをそっと抱き寄せて
龍星「もう俺にしとけよ!」
キスをしてくる
ワタシは避けてしまった
龍星は無理矢理でもしてくる
ワタシは涙が出てきた
ワタシ「伊織さんと話をしたいよぉ
最低かもだけど伊織さんから話をしてもらいたい…」
龍星は*何でなんだよ*
そう言いながら頭を抱えてる
龍星は言う
「えみなとやってても?」
ワタシ
「ワタシも龍星とやった」
「さくらぁ〜マトモになって考えてくれよ。お願いだから」
ワタシはマトモじゃないのか
どうしたらいいの?
また龍星の携帯は着信が止まない
ワタシ「龍星…何か隠してる?」
「ねぇ。龍星電話取ってよ」
龍星は電話を無視してワタシをベッドに寝かせる
ワタシ「えっ?龍星ヤダよ。」
龍星「襲わないよ」
「ゆっくり身体休めてほしい」
ワタシ「ねぇ龍星?教えてよ…」
龍星は考えていたが
横に寝転がってワタシの頭を撫でる
……もう疲れた
……疲れたよ
ワタシはそのまま寝てしまっていた
ふと気付いたら
龍星は誰かと言い合いしていた
龍星「お前とは離れるってさくらは言ってるって何回言わせんだよ!」
どういう事
相手は伊織さん?
ワタシは無理矢理龍星の携帯を取る
ワタシ「いっ伊織さん」
携帯の向こう側から「さくらちゃん。戻ってきて…」
。!伊織さんに嫌われてなかった!
ワタシ「伊織さん。何でワタシに連絡くれないの?」
遠くてよく聞こえなかったが
*さくらちゃんの番号消されたから
こっちからはかけれない。さくらちゃんからの着信を待ってた……*
そうだったんだ
龍星は携帯をワタシから取り
「ゲームオーバー」
と言った。
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ワタシはベッドに連れてかれる
龍星が怖い
どおしよう
続く
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