52伊織さんとエースのシャンパンタワー
ワタシは初めて見た。
シャンパンタワーにお酒が注がれるのを…
確かドンペリのシャンパンタワーだった
音楽が変わる
伊織さんは戻ってきてえみなの横に居る
キラキラしたシャンパンタワー
それに上からホスト達が注いでいく
凄い…綺麗
龍星「100位かな?」
ワタシ「えっ?そんなにするの?」
ワタシ達はVIPから覗いて見ていた
えみなもお酒を注ぐ
その後に伊織さんが最後のお酒を注いで…
皆に祝われた
お客様達は皆黙っている
つまらなさそうだ
えみなはシャンパングラスにお酒を注いでワタシ達に持ってきた
ワタシ「えっ?いいの?」
龍星「ありがとう」
こういう気の効く所がいいんだよね
伊織さんが来て4人で乾杯をした
ワタシ「伊織さん、お誕生日おめでとうございます!」
龍星「後でちょこっと来いよ」
伊織「マジ嬉しい…ありがとうな」
えみなも嬉しそうだ
えみな「本当に嬉しい…伊織の友達に会わせてもらえて私、伊織の本カノって思えた気がして…」
ワタシはズキズキする
伊織さんはいつの間にかホスト達皆でシャンパンを飲んでいた
〜〜〜〜〜〜
VIPROOMに戻った
龍星「やべぇ。俺酔いすぎたらヤバいねん」
ワタシ「どうなるの?ワタシも変わるけど笑」
龍星「ホストっていう職業分かった?」
ワタシ「…うん」
龍星はワタシに抱きついてくる
ワタシ「もぉー龍星!」
龍星は誰も見てないからと言ってキスをしてくる
ワタシは酔っ払ってる
ちょっと今日は衝撃的すぎてもう何でも良かった
その時、伊織さんが現れた
伊織「おい!」
ワタシはビクッとした
伊織さんも色んな卓で飲んで酔っ払ってる
伊織「龍星!離れて!今日俺の誕生日!」
龍星はしょうがないという感じで
離れる
伊織さんはワタシの横に座った
伊織「さくらちゃん、可愛い…似合ってる」
ドレスをヒラヒラさせる
龍星「俺が買った」
伊織さんがハァッてなった時
龍星が大きな箱を伊織さんに渡した
龍星「俺とさくらからプレゼント」
伊織さんは開けてめちゃくちゃ喜んでいた
龍星はフラつきながら
「今日は伊織が主役だから俺も多少は目を瞑るよ」
伊織「龍星、ありがとうな?」
*ワタシ何もしてないのに…*
伊織「さくらちゃん!今日は帰ったら離さないからね?」
ワタシ「えっ…」
その時……
「伊織〜!!超好き!!」
えみなだ
えみなが伊織さんに抱きついている
伊織「えみな?後からな?」
後から…?
何だろう
今日はズキズキが止まらない
えみな「次、4人で遊ばない?」
伊織さんはイイよと言って座る
龍星はなんだろう。何かおかしい
龍星「さくらぁ膝枕して?」
ワタシ…龍星は酔いすぎたらヤバいって言ってた
寝かしてあげよう
膝枕をしてあげた
龍星は目をつぶって顔が真っ赤だ
えみな「ラブラブ〜」
伊織さんは珍しくタバコを吸って上を向いてる
伊織「えみな?俺がプレイヤー上がったらどうする?」
えみなは無言だ
えみな「私だけになるんだよね?」
伊織さんは何も言葉を発しなかった
…………
龍星も寝ちゃったしそろそろ帰ろう
…と帰り支度をしていたら
伊織「無理だから。」
と言われて…
最後まで居る事になった
続く
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