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33伊織、龍星、さくら

伊織さんは起きてスプレーとクシとコテと持って
シャワー室に行った
ワタシもシャワー浴びたいかも
髪の毛がぐちゃぐちゃだ
…とりあえず帰ってから入ろう。
髪の毛アイロンしてお化粧直しをする

~~~~
伊織さんが戻ってきた
ワタシはびっくりしてしまった
【完璧、ホストって感じ】に、なっていたからだ
伊織さんは「さくらちゃん?何処行きたい?」
ワタシは戸惑った

今は夕方。
歩いている人から見れば明らかなホストさんとお客さんだ…
まだホストに対して良くない意識を持っているのだろうか……
伊織さんは笑った
「周りの目なんて関係なくね?」
ワタシは恥ずかしかった
*ごめんなさい*と、謝った
伊織さんは「どっこ行こっかなぁ♪」
ワタシ「お客様の営業は?」
伊織「さくらちゃん笑 多分分かってないからちゃんと言っておく。俺はオーナーです。
別に店には出なくてもいい。
ただ、俺が出勤するって時は従業員の士気を高める為。 客は俺が出勤したら必ず来るのは分かっている。」
*店盛り上げに行くって感じ?笑*と笑った。

ワタシは分かったような分からないような感じだったがとりあえず従った。
大阪 キタ はサラリーマン関係が多い
新地もあるし上品なお姉さんが時折急いで歩いていく
伊織さん「あっ!さくらちゃん隠れて!」
??
龍星が居た
2人組の女の子と楽しそうに話してる
龍星「マジ、2人とも可愛いよなぁ~」
女の子ら「龍星君に言われたらぁ~どうしよっかなぁ~」
キャッキャはしゃいでいる
龍星「だぁいじょうぶ〰️2人ともイけるよ可愛いし~」

龍星が
違う人に見えた
伊織さんは笑っている
何で伊織さんは笑っているんだろう?
龍星「じゃぁ~ケイタイ交換しよっ」
女の子ら「え〜どうしよっかなぁ~」

伊織さんは急に私の手を引っ張って
龍星の前を歩く
龍星「!? はっ?伊織!!」
伊織「邪魔しちゃ悪いからバイバーい」
龍星はワタシを見る
*何で?って顔してる*
ワタシは目を逸らした
龍星のお仕事風景なんて見たくない
伊織「さくらちゃんどこ行く?」
ワタシ「お任せします」
伊織さんは何だかとっても嬉しそうだ
ワタシ「カラオケ行きたい」
伊織「あっマジで?俺の声に惚れちゃうよ?笑」

そしたら龍星が走ってこちらに来た
伊織「龍星~もう終わったんかよ」
龍星「どうでもいいから!何で2人で居るの?」
伊織「カラオケに行く約束をしてたから」
龍星「はぁっ?さくら??ホンマに?」
ワタシは黙っていた
嫉妬しているのだろう。
龍星の顔が見れない
自分でも分かる

龍星「あっちょっと待って 電話しな。」
「お疲れっす。龍星です。今日22時に2人、
そうですね。C  B  ですかね。よろしくです」
伊織「あっ捕まえれたんだ。流石龍星君」
龍星「さくらっ!!」
龍星はワタシを呼ぶ
ワタシは無視をした
伊織さんは笑っている
伊織「…という事で2人でカラオケ行ってきまぁす」
ワタシが怒るのは筋違いだ
分かっている
でも感情がついていかない
ワタシは伊織さんとカラオケに行く事にした
その前に伊織さんが龍星に耳打ちしていた
??
伊織さんは笑っている

龍星はマジかよみたいな顔して

龍星「さくら。伊織も長年ホストやってた。
甘い言葉に騙されないでほしい」
伊織「お前が言うかぁ?笑」
何か分からなかったけどワタシは伊織さんに着いていった
続く

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