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37 ワタシ最低
《一時的に性格がとても悪くなります》
期間は3ヶ月
ワタシは本来もっと時間をかけてやるつもりだった
ミナトさんに対抗してしまった
3ヶ月しかない……
急がないと……
女の子は今20名程。
足りない
だから皆に頑張って貰わないといけない
ワタシはあるサイトを作る
*ココで書くと誰が見ているか分からないし
真似されたり、まさかのバレたりしたらマズイから詳しくは書けません
ごめんなさい
途中経過の女の子達はぐったりしていた
16時間働かせたからだ
*もうイヤだ*
*辞めます*
ワタシ「無理に決まってんだろ?あんたら未収溜まりすぎな?」
誰が立て替えてると思ってんだよ!
甘えんな
ワタシは酷い言葉を浴びせる
担当ホスト達には *ある台詞*を言って全員に
未収させた
ワタシは本当は立て替えてもいない
*怖いよ〜*
泣く子も居た
ワタシは言った
「未収が終わったら逆にお金持ちになれるね」
「今だけだよ。〇〇ちゃんはエラいね」
時に優しく、時に外道に
必死だったんだ
段々と月日がすぎ未収を返していく女の子も居る
だけど、お約束でまた未収ができる
出会い喫茶でワリキリ行くとする
相場は1万5千円
何回繰り返し繰り返しワリキリできる?
それを女の子は皆考える
*やっぱりさくらちゃんとこで*
……となる
16時間働こうが出会い喫茶よりは円滑に
相手は選んでもらい、未収さえなければ
お金持ちだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
酷い事をしたと思っている今でも。
そして3ヶ月
ミナトさん、伊織さん、龍星に会う事になった
伊織「さくらちゃん!本当に知らなくてごめん!」
ワタシ「龍星に聞きましたか?」
龍星はやつれている
そりゃそうだ
ワタシは龍星を使ったのだ
手伝う手伝う言うから
3ヶ月の間、龍星も龍星のスカウトの連れも
女の子の送り迎えをしてもらったのだ
*ごめんね…龍星……*
嫌われても良かった
負けたくなかった
ワタシはおかしかった
ワタシはミナトさんを見る
ミナト「ずいぶんやつれちゃって…笑」
ワタシ「他に言う事は?!」
ミナト「……はい。俺の負けです」
ミナトさんは苦笑いをしていた
ミナト「でもコレまだ続けんの?無理があるやろ」
ワタシ「はっ?終了に決まってるでしょ?笑」
伊織「女の子ら放っておくん?」
ワタシ「私は充分稼がしたつもりです」
ワタシは素で言う
ワタシ「皆、龍星の元でソープなりなんなり行ってもらうようになってます」
伊織さんが悲しそうな顔をした
今のワタシにはそんなの効かない
龍星は終わった事でホッとしていた
龍星「大丈夫。女の子らは皆ちゃんとした店舗連れていくから。さくらのとこであれだけやれれば
何処でも通用するよ……」
ミナト「ふ〜ん。やるねぇ。誰も逃げなかったんだ」
龍星「さくらが先に逃げれないようにしてました」
*飴と鞭を使って……*
ミナト「へー面白い!さくらちゃん一緒に仕事しない?」
ワタシは本当にこんな事したくなかった
もっとゆっくり修行を積んでやりたかった
ワタシ「お互いまた出会う事になるかもしれませんね」
それだけ言って帰った
続く