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蛇のような眼 - ①
私が彼のことを好きだと思ったのは、
彼が満足そうに笑った時だった。
☑︎5本に分けて投稿します。
☑︎身バレ防ぐため一部フィクションです。
彼と出会ったのは、もう5年も前になる。
就活で一番最初に内定を出してくれた会社に就職を決めたのは、大学4年の5月のことだった。
そこから数回、内定者の集まりに呼ばれ、回を重ねるごとに人数は増えていた。
どの時点で私が彼を認識したのか、定かではないが、入社時の研修が同じ班だったことは覚えている。
60人ほどいた総合職の大卒・新卒内での研修で、5人ほどのグループワークが一緒だった。
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