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微妙な誕生日デートで学んだこと。

今年の誕生日は誰かと過ごしたい!
お祝いして欲しい!

そう思って婚活のラストスパートをかけていた私。

3連休は東京から来てくれる人と大阪観光してお寿司ディナーに行くことになり、気分はアゲアゲ(古い)。

しかし誕生日当日の予定がないんだよなーと思っていたら、3日前にマッチした人からこんなメッセージが来た。

「今度、よかったら、お茶かランチでも行きませんか?」

そんなの、いつ行くの?
いまでしょ!!(古い)

ということで、日付がまわった誕生日当日、

「今日お誕生日でケーキ食べに行きたいので付き合ってくれたら嬉しいです。」

とメッセージした。

すると、いいですよと、当日の急な誘いにも関わらず快諾してくれた。

お相手は製薬会社の研究開発をしている同い年の方。業界同じだから話が弾まないということはなかろう。

場所も前から気になってたカフェを指定した。

初めて会う人と誕生日過ごすと言うのも、一か八か過ぎるが、よっぽどのことがない限りガッカリする要素は無いだろう。

むしろ当日で付き合ってくれるんだから優しい人に違いない。そう思って雨の中待ち合わせ場所に向かった。

*****

待ち合わせ場所に現れたのは、写真通りの人。

見た目がタイプというわけではないけど、背が高くてシュッとしてて、許容範囲ではある。

雨の中来てくれたお礼を言って、カフェに向かった。

聞けばスイーツ男子で、今回行くカフェもTVで見て気になっていたとのこと。

それなら良かった〜と話しながら店内に入る。

白とグレーで統一されたおしゃれな店内に、クリスマスツリーやオーナメントが飾られている。

ショーケースには今日から始まったらしい、クリスマスツリーやスノードームの形のケーキ等、クリスマスメニューが。

ショーケースを見ているとお店のお姉さんが話しかけて来た。

「お決まりですか?」

彼の方をチラッと見る。
まだ悩んでいるようだ。

どれにするか悩むね〜と話しつつ、私の心の中では既に決まっていた。

お姉さんはニコニコ待っている。

まだショーケースを覗き込んでいる彼とお姉さんを交互に見て、先に注文することにした。するとお姉さんが

「お会計は別々ですか?ご一緒ですか?」

とニコニコ聞いてきた。

あっ先払いね!
と思いつつ、彼が「一緒で」と言うのを待った。

2秒くらい待ったけど、彼が何も言わないので「別々で」と言って先にお会計した。彼は何も言わない。

私は衝撃を受けた。

この人、誕生日の私を目の前にして奢る気ない……!!

さすがにこれはナイと思って、私はやさぐれモードに突入した。

仕事はこの先も独身の可能性も考えて頑張ってるけど、本音は結婚したいしできれば子供欲しい。働かずに旦那さんの収入で生活できるなら専業主婦でも全然いい。

でも結婚できなくて働き続けるなら今の部署は飽きたから異動したい。課長くらいには昇進したい。

結婚するかしないかで自分のキャリアの方向性が定まらないのが面倒くさいんだよねー

みたいな。

すると、彼の攻勢が始まった。

自分は奥さんが専業主婦でも子供2人育てられるくらいの収入はある。仕事は続けても辞めても自由にしていいと思っている。

嫁姑問題も無いし、実家帰省問題も無い。家事もも料理もできるし、仕事もほぼ定時

と。 

でもどんな条件を並べられたところで私の心には響かない。

なぜなら

誕生日の私にケーキご馳走してくれなかったからね😇自分で払わせたからね!!

→かなり根に持っている。

もうそろそろ帰ろうと席を立ち、駅に向かう途中、好みのタイプや3連休は何をしているのかと聞かれた。

ちょっと用事があるんだよね〜と濁そうとしてるのに空気を読まず、じゃあこの日は?この時間は?と細かく聞いてくる。

のらりくらりと交わしつつ、お前はもうナシなんだよ!!と心の中で呟く。

でも天使の私が小さく囁く。

「でも当日に誘ったのに来てくれたじゃん!
専業主婦でもいいって言ってるじゃん! 
優しいところあるじゃん!
悪気はないかもしれないよ?」

しかしドス黒い私が言い返す

「悪気が無ければいいってもんじゃなくない?
気持ちの問題じゃない?」

モヤモヤが収まらない。
そんな私の中の天使と悪魔の葛藤を何も知らずに誘い続けてくる彼。

もうどうにでもなれのつもりで、本音を伝えた。

「ちょっと傲慢かもしれないけど、私は男らしい人が好きだし、お付き合いする相手にごはん代とか出して欲しいタイプなんだよね。」

「うん。全然問題ないよ。俺出すよ。」

お前、今日出さなかっただろーーーーー!!!

というのを抑えつつ

「今日、私誕生日なのにご馳走して貰えなくて悲しかった🥺🥺🥺」

と爆弾を落とした。

内心、あっそう言う女ならいいですって冷たい反応されるかなと思ったけど、彼は怯まなかった。

「あっ…2回目3回目とかだったら出してたんだけど。次埋め合わせする!!」

ほーう?
怒らないんだ。

本音を言っても彼が怒らなかったのが意外で、私の怒りも落ち着いて来た。

「じゃあ次楽しみにしてるね!
まぁ今日は当日誘ったのに来てくれただけでも嬉しかったから。」

「どういたしまして」

………

ドヤるなーーーーー!!!
そこはごめんねって言え!!!

と、心の中で盛大にツッコミも入れた。

その後、取り合えず付き合ってみるのはありか、過去にそういう付き合いをしたか、その結果はどうだったか等のヒアリングをされ

早く分岐点に着かないかなーと思いながら適当に答えていたらやっと到着し、じゃあね!となった時に彼は言った。

「良かったら、ちゃんと付き合ってくださいね」

………

えっどゆこと?
ナニがよかったら?ちゃんとってナニ?

「えっ早い早い!!びっくりしたー!」

そこで電車が来たので電車に乗った。

ここまで振り返ってみて改めて、彼とはコミュニケーションを取る度にストレスを感じた。

だけど、大きな学びはあった。

*****

私は昔から自分に自信がなくて、本当の望み、本音を言うのが苦手だった。

今の時代、割り勘が普通だよね。
男性に出して欲しいとか傲慢だよね。
男性に奢って欲しいなんて言ったら嫌われるよね。

ずっとそう思ってた。

だけどやっぱり割り勘にされるとドン引きするし、4:3くらいにされても飲んでる量からしたら割り勘と同じだし、1000円でいいよとかも「でいいよって何?」と思ってしまうタイプで。

でも長い独身時代のアレコレの中で、中には女性にお財布を出させないタイプの人にも出会い

あっ私こういう人の方が尊敬できるしカッコいいと思うんだなー。

という自分の本音に気がついて。

ただそれを自ら口に出す勇気はなくて、好きなタイプを聞かれてもそういうことは言わなかった。例え払う派の男性でも、そういうこと言われたら良い気はしないだろうなと思ってたから。

でも今回のことで気がついた。
やっぱり本音は口に出した方がいい。

私のことを良いと思ってる人なら本音を言ったくらいで嫌いにならない。

中には離れて行く人もいるだろうけど、そんな人とはどうせ結婚できないし。

本音を言えば言うほど理想の人がちゃんと来てくれる気がする。

さくら🌸

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