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4代目バチェラー黄皓さん🌹の1個だけすごいところ※ネタバレ有り

初めに言っておくと、アンチではない。
むしろ、バチェロレッテの中では黄皓さんが推しだった。

でもバチェラー4のキス事件から、何だかなぁという気持ちになっていた。

短時間で女性との仲を深めるため、自分の気持ちを確かめるため、複数の女性とキスをした黄皓さん。

その合理性は理解できる。
でももし私が参加女性だったら、やっぱり嫌だけど(笑)。

ただ、私が引っかかったのはそこではない。
その後の、女性陣へのフォローだ。

自分以外の女性とキスしてたことがわかった女性陣は、バチェラーへの不信感を募らせる。

そこで、黄皓さんは女性を1人ずつ呼び出して、話し合いの機会を設けたんだけど……

それが、"何だかなぁ"なんだよね。

女性陣の不満や不安を引き出し、そこに対する自分の意見を伝え、最後は女性陣に選ばせる。

そこに、一切の焦りはない。
(少なくとも、表面上はそう見える)

「結婚相手を見つける」という目的のために行動し、その過程で起きたトラブルは冷静に処理する。

ザ・経営者という感じがするし、サイコパス感もある。

その話し合いをきっかけに、お別れを決めたシンディこと、まほちゃんとの会話がとても印象に残った。

シンディちゃんは黄皓さんと2ショットデートでキスをした。

その後、綾香さんが2ショットデートでお泊まりしたので不安になり、黄皓さんにキスしたのかを聞いた。

実際に黄皓さんはキスしてないとは言ってなくて、はぐらかしたんだけど「キスしてない」と言われたと勘違いをした彼女は、「コウさんは私に嘘ついた」と他の女性陣に広めてしまった。

なぜ嘘をついたんですか?と、真っ直ぐに質問する彼女に、黄皓さんはとても冷静に答える。

「俺は、嘘はついてない」
「キスしてないとはひと言も言ってない」

くぅーーーーー!!!
この隙のない返しがまた、なんだかなぁ。

シンディちゃんは素直に受け入れて「勘違いをしたことはごめんなさい」と謝った。

でも、続く言葉がすごく切なかった。

「私は、コウさんと2ショット(デート)した時に、2人で色々喋った時間がすごく楽しかったし、本当に幸せだった〜中略〜コウさんと私は両想い、私だけ特別って思ってたけど、(他の女性とのデートで打ち上げられた)花火を見たときに、あっまだ12人中の1人でしかないんだなって気付かされた」

「劣等感を抱えたまま旅は続けたくない」

そう言って、シンディちゃんは帰国した。

黄皓さんもさすがにショックだったみたいだけど、仕方がないよねって受け入れて気持ちを切り替えていた。

この「目的からブレない」力がすごいなって思う。

この力は最終エピソードで、休ちゃんと秋倉さんのどちらかを選ぶときも発揮される。

側から見た限りでは、黄皓さんが恋してそうだったのは休ちゃんだった。

でも、黄皓さんが最後に選んだ女性は秋倉さんだった。

この決断について後に黄皓さんはこう語る。

「すごく迷ったけど、結婚するっていう目的を考えたときにこの決断になった」

ここが今までのバチェラーと違う……。

スタジオMCの指原さんも言っていた。
「今まではみんな顔で選んでたじゃないですか(笑)」

今までのバチェラーが本当にそうだったかはわからないけど、恋愛感情で選んでいたように感じる。

恋愛感情という本能よりも、冷静に将来のパートナーを選び、選んだ相手を大切にすると決めた黄皓さんはやっぱり凄い。

そしてちょっと怖い(笑)。

さくら

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