シャニマスアイドルのスタイルの考察、および『ケツデカミツミネ』の証明
導入
皆さんはシャニマスをプレーする中で疑問に思ったことはないでしょうか?
「このアイドルはどのくらいスタイルがいいのだろうか」
アイドルを称するだけあって、シャニマスのアイドルたちは全員スタイルが良いです。
しかし、どの程度スタイルが良いか、については中々語られることは少ないのではないでしょうか。
というわけで、シャニマスに登場するアイドルの体型について分析していきたいと思います。
また、今回の検証をするきっかけとなった「ケツデカミツミネ」についても考えてみたいと思います。
『ケツデカミツミネ』とは
シャニマスをプレーしている皆さんの中にはこんな言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ケツデカミツミネ」
そう、三峰結華のケツはデカいのではないかという説。
この一見冗談のようにも聞こえる説に信憑性を与える一つの要因に、彼女のウエストの細さがあります。
なんと、三峰結華のウエストサイズは驚異の52㎝!もちろんシャニマスアイドルの中でも最も細い値です。
これはどのくらいの大きさかというと文庫本と同じくらいです。
参考として現実の人物と比較しようと試みました。しかし、ネットで「ウエスト 52㎝」で検索しても有意な情報は見つけることができませんでした。
それほどまでに細いウエストが「ケツデカミツミネ」説を支えています。
もともと本記事はこの「ケツデカミツミネ」を検証するだけの目的でした。
しかし、この説を検証するにあたって、副産物として得られた三峰結華以外のアイドルたちのデータ。これを語らないのも勿体ないと感じ、今回はアイドル全体のスタイルの考察と「ケツデカミツミネ」の考察を合わせて語っていきたいと思います。
公式プロフィールによる比較
まず公式プロフィールからデータを引っ張ってきて、データシートにします。
以下が検証に用いるデータです。
まず、公式プロフィールの数値で身長BWHを比較します。
今回は「ケツデカミツミネ」の検証を兼ねていますので、ヒップを強調する要因=「くびれ」に対してのデータを取っていきたいと思います。
そこで、「くびれ」を形成するにあたって最も重要となるウエストに主軸をとって検証します。
以下、図は全てx軸がウエスト、y軸が比較対象、単位㎝です。
身長とウエスト
特筆すべき点は図に示した3つのライン。
赤のラインは身長に対してウエストが細いグループ。
緑のラインはほどほど。
黄色のラインは太いグループ。
スタイルが良いアイドルの代名詞ともいえる白瀬咲耶を基準とすると、同じラインにいる美琴、夏葉、結華はかなりスタイルが良いと言える。
特筆すべき点は恋鐘、雛菜だろうか。
二人はウエストの太さだけで言えば一番値が大きいが、同時に身長も高いため、比較的普通グループに近い位置にいる。
身長対ウエスト比
上の図は身長対ウエストの比率である。
『ケツデカミツミネ』の主体たる結華は最も身長に対してウエストが細いことが分かる。
バストとウエスト
バストとウエストは個人差がかなり小さい項目です。
ほぼパターン化されているとも言えます。
特筆すべきは、智代子、真乃、めぐるです。
前回の身長とウエストの比較では芳しくない結果に見られた三人だが、この比較では高水準です。
バスト対ウエスト比
上の図はバスト対ウエストの比率である。
この比が大きいほど「くびれ」の上部分が大きくなる。
上位陣は咲耶、愛依、恋鐘、千雪、めぐる、智代子と圧巻です。
ホーム画面に彼女たち5人を並べようものなら「おっぱい星人」の称号授与間違いなしでしょう。
意外と健闘しているのがにちか。隣の美琴とも合わせてシーズの潜在能力の高さが伺えます。
ヒップとウエスト
今回の検証でもっとも重視したい結果。身長とウエストの比較図同様赤緑黄のラインを投入。
赤のラインに近いほどウエストが細いのにヒップが大きい、グラマーな体型。千雪、恋鐘、めぐる、真乃、愛依が並んでいるのが分かりやすい。
特筆すべきは赤ライン上にいるにちか、結華。
ウエストとヒップの差はスタイルを決定付ける「くびれ」の有無に繋がると考えると、二人は単体の数値以上に実際の見た目が良く見えると言える。
ヒップ対ウエスト比
上の図はヒップ対ウエストの比率である。
「くびれ」の下部分の構成の基。
本記事として注目すべきは、結華が2位についていることです。
前述の検証によりかなりの腰の細さであることは分かってはいたが、まさか2位になるとは驚きました。『ケツデカミツミネ』説を裏付ける大きな要素です。
また、ここでもにちかが健闘しています。あの七草はづきの妹ですから、これからの成長も期待できます。
体重とウエスト
ここからわかるのは内臓、骨の密度の差でしょうか?
見た目上の違いに繋がらないのでそっとしておきます。
体重対ウエスト比
年齢とウエスト
ここからわかるのは成長の度合いでしょうか?
見た目上の違いに繋がらないのでそっとしておきます。
年齢対ウエスト比
各項目の相関
ピアソンの積率相関を用いて出した各項目の相関。-1~1の間で数値が0から離れるほど相関が強いとされます。
全て正の相関で、負の相関はありません。
相関が強いのはバストとウエスト。弱いのは年齢と体重。
偏差値による比較
偏差値は50を基準として、検証対象項目の平均値から各データがどの程度離れているかの指標です。
今回は身長、体重、BWHの各項目ごとに偏差値を計算しています。
偏差値が飛びぬけているのは
・身長&体重 咲耶⇔小糸(45.2差&37.9差)
・バスト 恋鐘⇔凛世(37.3差)
・ウエスト 恋鐘&雛菜⇔結華(41.0差)
・ヒップ 千雪⇔小糸(41.1差)
高ければ70、低ければ30を大台とするとこれを超える値を持つアイドルはかなり特殊といえそうです。
クラスター分析
今回は統計ソフトRを使ってクラスター分析を行います。
クラスター分析はデータ同士の距離を数値化し、その類似性でデータを仕分ける分析です。
今回はクラスタリングの方法としてウォード法、距離の測度はユークリッド距離とします。
結果は以下の図になります。
分析結果がこちら。
大体4つのグループに分かれていると思われるので、クラスター数は4で要約していきます。
というわけで要約はこちら。
クラスター1
クラスター1は真乃、めぐる、智代子。
低めの身長に過激なBとHがくっついてくる。トランジスタグラマー型と考えられる。
クラスター2
クラスター2は灯織、結華、樹里、凛世、あさひ、小糸。
全体的に低い数値。細身な体型。
クラスター3
クラスター3は恋鐘、咲耶、夏葉、千雪、愛依、雛菜、美琴。
全ての値が大きい。グラマー型。
クラスター4
クラスター4は摩美々、霧子、果穂、甘奈、甜花、冬優子、透、円香、にちか。
平均型。シャニマスアイドルの標準形。
『ケツデカミツミネ』は多分本当
ここまでの分析をもって『ケツデカミツミネ』を考えてみる。
三峰結華は以下の特徴がみられた。
・身長に対してウエストは最も細い(1位)
・バストに対してウエストは少し太い(17位)
・ヒップに対してウエストが非常に細い(2位)
・細身のクラスターに分類される(クラスター2に所属)
以上のことから、三峰結華は細い線にケツの肉だけ盛った体型と考えられます。
そう考えると「ケツがデカい」と称されるのも、あながち間違っていないのではないかと思われます。
ということで『ケツデカミツミネ』は正しいと言えそうです。
もしもアイドルたちが同じ身長だったら
では、もしアイドルたちを同じ身長にしたらどうでしょう?
その場合でも『ケツデカミツミネ』は正しいのでしょうか。
身長が高ければBWHの大きさが大きくなるだろうという傾向は前述したデータで分かっています。
であるとすれば、身長という条件を同じにしたときのBWHを比較すればより実際の見た目にあった比較ができるのではないでしょうか?
というわけで、アイドルたちの身長を平均身長にした時のBWHを比較していきたいと思います。
計算式
身長補正後の身長、体重、BWHを出すにあたっては以下の計算式を用います。
回帰直線とは、例えば人の体重を知りたいとき、データのバラつきを分析し、その相関から導き出した、体重を推定する直線です。
このとき、体重を表す回帰直線は
「体重 = 身長 × 回帰係数 + 切片」
となります。
よって、アイドルたちの身長を増減させた際に、それに伴って増減する体重、BWHの値を知りたければ、この「回帰係数」を利用すれば推定できそうだと考えました。
体重、BWHそれぞれの回帰係数
手計算はしんどいのでRの線形回帰分析を利用します。
interceptのEstimateは回帰直線の切片
各目標のEstimateは回帰直線の回帰係数を表します。
よって得られた回帰係数は以下の通りです。
これを利用した平均身長になったアイドルたちの目標値とその偏差値は以下の通りです。
平均身長になったアイドルたちのスタイル表
平均身長になったアイドルたちのスタイルの偏差値表
特筆すべきは咲耶でしょう。体重は平均をしっかりと超えているのにウエストとヒップはかなり小さく、バストもそこまで大きくないです。
あの高身長が平均サイズに詰め込まれたせいでギチギチであると思われます。
そしてなによりウエストサイズ最小となったことです。推定サイズは驚異の49.1㎝。内臓がないぞう。
他にも高身長だった夏葉や美琴も、咲耶と同様な変化をしている。
悲惨なのは身長を増やされてしまった組です。
イルミネ、智代子、あさひ、小糸が顕著でしょうか。
結華はというと元々平均身長に近かったこともあり、目立った変化はなし。
それゆえに周りの変化によって相対的な位置関係が変わったといったところです。
平均身長になったアイドルのユニットごとの平均表
ちなみにユニットごとの変化を見てみると、イルミネはバフが、シーズはデバフ、それ以外のユニットはどのユニットも近しい値が出ている。
また、かの有名なうさちよかめのバストサイズは90の大台を超えました。
調整後の身長とウエスト
身長は一定なので散布図は省略。単純にウエストのみで比較します。
調整前は1位だった結華が3位になり、高身長組がその上に来ています。
ただ、基本的にはほぼ変わらずといったところ。
調整後のバストとウエスト
なんとなく3層くらいに分かれているように見える。
咲耶、美琴、夏葉、結華の成人組が全体的に細い部類に入っているのが特徴か。
調整後のバスト対ウエスト比
調整前の比率よりもイラストから受ける印象そのままの並びに近づいたと思います。
割と納得感のある比率が出ているのではないでしょうか。
調整後のヒップとウエスト
上層のグループと下層のグループに大きく分かれている印象です。
外れ値ぎみな咲耶方面には身長との比較と同じく美琴、夏葉、結華などの成人組が少し飛び出ている。
調整後のヒップ対ウエスト比
比率だけで言えば結華が健闘してくれていて、本記事としては助かります。やはり比較的にケツデカであることは間違いないでしょう。
調整後の体重とW
調整前とは違い、全体的にばらけているようにも見えます。
調整後の体重対ウエスト比
ぎっちり詰まってる率とも言える体重対ウエスト比。
咲耶がまさかの1を超える値を出したのは驚きです。
調整後の年齢とウエスト
ウエストが細いのに年齢が高い層が出たのが特徴。
というかウエストが細い連中は大体成人組である。
調整後の年齢対ウエスト比
基本的に年齢順に並んでおり、唯一の例外が咲耶がやや比率が高め。
調整後の各項目の相関
調整前とは異なり、負の相関がみられる。
年齢が高いほどウエストが細くなるという恐ろしい相関関係である。
そのほかは調整前と似た形である。
調整前と調整後の対ウエスト比の順位変化
調整前の各項目対ウエスト比と調整後の各項目対ウエスト比を順位で比較します。
大きな変化は少なく、変動があっても最大で7。
身長の高低が激しいアイドルは比較的変化が大きいですが、それでも基本的には大きな順位の変動は少な目。
そんな中でも、最も変化したのはH/W比か。
調整後のクラスター分析
調整後ではクラスターはどのように変化するかも検証しました。
クラスター数は変わらないと判断しましたが、クラスターの性質は少し変化していました。
クラスター1
クラスター1は千雪、智代子、真乃、めぐる、恋鐘、愛依。
とにかくデカければいいというグループ。
驚異のバスト89.7㎝&ヒップ89.2㎝。圧巻です。
年齢も相応に高め。
調整前クラスター3に近い。
クラスター2
クラスター2は、冬優子、透、霧子、摩美々、円香、雛菜、にちか、あさひ、灯織、小糸。
体重、ウエストがやや大きく、バストやヒップは普通くらい。
調整前クラスター4に近いです。
ただ、ウエストがより太くなったようにも見えます。
クラスター3
年齢は高いが異常に細いウエストとそこそこ引き締まったヒップ、それなのにそれなりにはあるバストが特徴。
調整前クラスターにはなかったグループ。
調整前クラスター1のトランジスタグラマー型の縮尺を変えたような感じでしょうか。
体重の軽さとバスト薄目な体型のグループ。バストは他にもっていかれたが、他の値は普通目。
なので相対的に見た目は「くびれ」があるように見える。
結華もこのグループに入っています。
調整後クラスター2がウエスト太めになった関係で、「ケツデカ」を証明したいのであれば、どちらかというとこちらのグループに入ってもらっていた方が良いだろうと思います。
まとめ
ここまで、長い長い分析……というよりもデータの羅列を読んでいただき、本当にありがとうございました。
本記事の情報が少しでも読んでいただいた方の役に立てば幸いです。
では、最後に
結論:『ケツデカミツミネ』は本当である。
と結論付けて締めようと思います。